C.B.セブルスキー氏、マーベル・コミックス編集長に就任!
- Manatee
日本のマーベルファンにも馴染みの深いC.B.セブルスキー氏が、11月17日付けでマーベル・コミックスの編集長に就任したことがマーベル社より発表されました!
マーベル社歴15年となるセブルスキー氏はこれまで、ヴィランの親をもつティーンたちを主人公としヒットした「ランナウェイズ」シリーズの編集を担当したことで知られるほか、リクルーターとしての手腕も発揮し、最高峰の作家やアーティストを次々と世界から発掘してきました。
直近では「マーベル社 バイスプレジデント、アジアにおけるブランド管理&開発担当」という役職のもと、マーベル・ユニバースを国際的に展開する役割を務め、日本を含むアジア各国では、現地のコミック関連会社とのパートナーシップ締結にも尽力してきたことでも知られています。
今後セブルスキー氏は、マーベル・コミックス編集長として、マーベル社出版部門の編集・クリエイティブを統括し、また作品ラインナップの舵取りや、世界中の優秀な作家やアーティストの呼び込みなども行う予定。また、出版部門の国際展開に向けて、講談社等の現地パートナーを通じて、各国でマーベル・コミックス作品をより身近なものとして紹介していく役割も担うとのことです。
ストーリーやアートなど、さまざまなアーティストの分業によって作り上げられていくマーベルのコミック。それらの作業を統括する多数の編集者たちを、さらにまとめ上げる存在が編集長です。かつてはあのスタン・リーや、アーティストでもあるジョー・カサーダ(現マーベル社チーフ・クリエイティブ・オフィサー)もこの重責を担いました。
セブルスキー氏の前任者で、2011年より編集長を務めていたアクセル・アロンゾ氏は、1990年代後半からDCコミックスの編集者として大人向けの“ヴァーティゴ”レーベルの多数のコミックに関わり、その後2000年代にはマーベルの編集者としてスパイダーマンやハルクなどの作品を手がけます。編集長に就任してからも、さまざまな人気コミックを送り出すかたわらで電子版コミックの普及にも貢献しました。
そんな彼の後を引き継ぐことになるセブルスキー氏は、これまで様々なイベントで日本のファンの前にも精力的に姿を現し、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』来日イベント、六本木で開催された『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』プレビューナイト、『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』先行試写&トークイベント、そして直近ではアベンジャーズ・ファンが集結した”スペシャルハロウィーンパーティ”でトークセッションを行ったりと、とても馴染み深い存在となっています。時には来場者全員と個別で写真撮影に応じたりと、いつも笑顔で優しくファンに接してくれていました。
とある都内の小学校では自ら教壇に立ち子供たちに特別授業を行うなど、日本におけるマーベルの顔としても幅広く活動してきたセブルスキー氏。しかし今回の異動に伴い、これまで拠点としていた上海からニューヨークへ転居するとのこと。
4月にはFan’s Voiceでの独占インタビューにも応じてくださったC.B.さん。この度は本当におめでとうございます。また、日本でお会い出来るのを楽しみにしています!
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C.B. Cebulski(C.B.セブルスキー)
米国タフツ大学卒業後、日本で4年以上を過ごす。帰国後は日本の漫画家を直接担当する米国人編集者の草分けとして活動。2002年、マーベル・コミックス入社後、編集者兼タレント・コーディネーターとして、数百人ものクリエイターを社に紹介し、コミック市場を活性化。2011年には国際開発とブランド管理担当バイスプレジデントに昇進し、人材の発掘を続けながら事業拡大に貢献する。2016年、アジア全域の担当バイスプレジデントに就任。ソーシャルメディア上でも公私ともに活動しながら、活躍の場を求める世界中のアーティストたちの大きな支えとなっている。2017年、マーベル・コミックス編集長に就任。