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2017.04.08 14:25

【マーベル展】マーベルファンが見たいもの全てがここに!

  • Kazu Oshima

4月7日から六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにてスタートした日本初のマーベル大型総合展『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』。6日に開催されたプレビューナイトに参加してきました!スゴすぎる内容でした!

凄すぎる展示内容。こんなの今まで見たことない。

これまでもマーベルは、映画の公開に合わせて、マーベルカフェやグッズの販売などさまざまなイベントを開催してきました。その度に我々ファンは、ワクワクと胸を踊らせたものです。しかし、今回のエキジビションはスケールが違う。ワクワクするというだけではありません。度肝を抜く、という言い方がふさわしいとんでもない内容になっているんです。

なんといっても驚いたのは、入り口を入って真っ先い目に飛び込んでくる巨大なアイアンマン像。等身大どころか、なんと5メートルの巨大アイアンマンです!もちろん、日本初公開とのこと。巨大アイアンマンとともに最高の写真を撮らせてくださったコスプレイヤーの中隊長さん、ありがとうございます!

さて、本番はここから。いよいよ夢のマーベルワールドに突入です。今回はマーベル社のトム・ブリーヴォート氏とC.B.セブルスキー氏の豪華すぎる2人が案内するスペシャルツアーです。

トム・ブリーヴォート氏(左)C.B.セブルスキー氏(右)

最初のエリア、「MARVEL × HISTORY」は、マーベルの歴史を紹介していくコーナーです。マーベルは今では世界最大級のコミック企業ですが、そこに至るまでには様々な苦難とドラマがありました。このコーナーではその歴史をパネルと貴重な原画などの資料で知る事ができます。にわかマーベル博士になった気分。

・XMENは出版当初こけた。
・アベンジャーズの連載は偶然の産物。
・スパイダーマンのキャラクター設定は、当初、猛反対にあった。
・なぜアイアンマンがMCUの第1号なのか。
・マーベルのアーティストは現在3500人。
などなど。

ここで多くを語っては面白くないので、そこは展示とともに自分の目で見て下さい。特にマーベル史上初「MARVEL COMICS」の原本が見られるチャンスは滅多にないので是非見て欲しいですね。

次は、「MARVEL × HERO」。スーパーヒーローたちを彼らが活躍する3つのフィールドごとに紹介しています。ファン必見の衣装や小道具。そしてリアルサイズのヒーロー達が我々を迎えてくれます。これはただただ、興奮する時間ですね!

このコーナーは、マーベルに詳しければ詳しいほどのめり込んでしまう展示かもしれません。例えば、壊れたキャプテン・アメリカのシールド。これは印象的で、今後のヒーロー達の危機が頭に浮かぶようです。そして、アイアンマンも複数のアーマーが並び、私も見ながら「これマーク○だ!カッコイイ!」と心の中で叫びました。実際声に出てたかもしれません。

3番目のコーナーは、「MARVEL × CINEMATIC UNIVERSE」。マーベルのヒーローたちの姿を、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)という映画の世界を通じて紹介します。

4番目は、「MARVEL × ART」。マーベルは世界中から才能のあるアーティスト達を起用し、様々な個性のあるイラストを生み出しています。そして日本の有名漫画家にもマーベルのカバーイラストを手掛けるアーティストが多数存在し、ここではその作品を一気に見ることができます。漫画好きの方にとっては、自分の大好きな漫画家の絵で大好きなマーベルヒーローが描かれるのは夢のようですよね。

ちなみに、この日限定のトークイベントにて、なんと実際に漫画家さんが目の前で描いてくれました。感無量です。特に私は大好きな漫画家さんがお一人来られていて頭が爆発しそうでした。ブリーヴォート氏も特別にスパイダーマンを描いてくれました。

さて、最後となる5番目のコーナーは、「MARVEL × CULTURE」。こちらは、マーベルが影響を及ぼしたトイやゲーム、ドラマなどについて紹介します。日本と関係から生まれた作品もありました!

これだけ展示が充実しますと、見るのに時間がかかります。折角六本木ヒルズの展望台にいるのですから、日が沈む前にきて東京の街を眺め、展示をじっくり観た後に日が沈んで夜景も楽しめちゃうなんてこともできます。ヒルズは日中も夜も景色最高なのでオススメです。

展示を見た後はグッズ販売コーナーにも足を踏み入れて下さい。もう宝の山ですよ。「ホットトイズ」のコーナーにはフィギュアも大量に売っています。これはかなりキケン!すごい世界を見せられ、マーベル愛がいつもよりもさらに膨れ上がっているのですから。

じゃんじゃん買って欲しいのですが、一つだけ注意して欲しいこと。グッズの買いすぎで映画を観るお金がなくならないようにしてください。この先、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『スパイダーマン・ホームカミング』、『ソー:ラグナロク』という大作が沢山控えていますから。

展望台だけではない。ヒルズ全体がマーベル

ここまで来るともうお腹一杯と思いきや、このイベントは展望台だけでは終わらないのです。もうこの六本木ヒルズ自体がアベンジャーズタワーと化しています。施設内のいたるところにパネルや等身大フィギュアなどのフォトスポット。11店舗のレストランがマーベル限定メニューを用意していたりとマーベル尽くし。そして極め付けはホットトイズ製の実物大「ハルク vs. ハルクバスター」という、無料展示まで気合い入りまくりです。

これからもマーベルの世界は広がっていきますから、1年後、2年後には展示も、ファンも増えて、これを越えるマーベル展も開催されることと思います。これだけの展示物を見られたことは勿論ですが、何より嬉しいのはこれだけのイベントが出来る程、日本でマーベルが受け入れられていることを再確認できたことです。10年前までは、恐らく私の記憶では周囲に認知されていたのはスパイダーマンと他社の蝙蝠くらい。しかし、今ではマーベルで通じるんです。その嬉しさを噛み締めて、この先もどんどんマーベルを楽しんでいきます。まずは早く観たいよ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス』。

番外編・あいつはマーベルの歴史に欠かせない今回のイベントはMCUだけに限定されたものではありませんが、まさか彼がいるとは思いませんでした。言いたいのは「きみ〜はな〜ぜ〜…ここにいるの?」です。あの「地獄からの使者。スパイダーマン!」でお馴染みの日本版スパイダーマンの巨大ロボット、「レオパルドン」の当時の超合金まで展示されてました。本当にこの展覧会スキがない。

ブリーヴォート氏曰く、「レオパルドンはマーベルの歴史に欠かせない」とのこと。実際その通りだと思います。1978年の作品なのに、現在でそれを言わせるのは凄い。確かにこのレオパルドンと日本版スパイダーマンは日米のヒーローの歴史に大きな影響を与えたことは事実です。どうしても「地獄からの使者!」や「鉄十字キラー!」や「キノコ狩りの男!」などの台詞ばかりが有名ですが、今こそ、再評価されるべき作品なのかもしれません。この作品こそ、マーベルと日本の繋がりの象徴ですから。そして、未来にはMCUクオリティのCGで戦うレオパルドンが観られるかもしれません。

【イベント概要】

「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」

●会期:2017年4月7日(金)〜6月25日(日)10時〜22時(最終入場21時)

●会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

●公式サイトはこちら

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