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2020.09.19 9:42

ルース・ベイダー・ギンズバーグ米最高裁判事が87歳で逝去

  • Fan's Voice Staff

米最高裁ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が転移性膵臓がんのため、現地時間9月18日(金)に87歳で逝去しました。

Photo by Shannon Finney

1933年、ニューヨーク・ブルックリン生まれのギンズバーグは、ハーバード大学ロースクールを経てコロンビア大ロースクールを卒業。若かりし頃から法律家として活躍し、男女差別や人種差別など多くの社会問題と戦い、米国の法曹界に大きな影響を与えてきました。クリントン政権時代の1993年に、史上2人目となる女性最高裁判事に就任。近年では、そのラディカルな姿勢が若者たちの絶大な支持を得て、“ノトーリアス(悪名高き)R.B.G.”(※ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.に由来)と呼ばれたり、イラストがついたマグカップなどのグッズが売り出されるほど、社会現象となる人気を博しました。

映画では、ギンズバーグの軌跡を映し出したドキュメンタリー『RBG 最強の85才』(18年)が第91回アカデミー賞にノミネート。さらに、1970年代に、弁護士時代のギンズバーグが男女平等を求めて起こした世紀の裁判を描いた伝記映画『ビリーブ 未来への大逆転』(18年)がフェリシティ・ジョーンズ主演で製作されました。

先日公開された『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)でも、最年少での最高裁判事就任を目標とする主人公モリー(ビーニー・フェルドスタイン)の憧れとして、モリーの部屋にはギンズバーグの写真が飾られていました。

ご冥福をお祈りいたします。