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2021.08.12 21:00

『サウンド・オブ・メタル』公開劇場が続々追加!

  • Fan's Voice Staff

第93回アカデミー賞において作品賞など6部門ノミネート、音響賞と編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』の劇場公開決定ニュースが大きな反響を呼んだことから、上映劇場が追加されることが決定しました。

突如難聴に陥るドラマーの葛藤を、リズ・アーメッド主演で描いた感動作が、特に音にこだわった映画館で公開されることが報じられると、「あれは音響的に映画館で見るべき」「これは名作。もう一度映画館で観たい」「劇場公開!嬉しい」「今年一嬉しいニュース」など、歓迎の声が多数寄せられました。

それに呼応するかのように、音自慢の劇場が「ぜひこの作品の上映に参加したい」と名乗りを上げ、まるで映画業界をあげた音響祭の様相を呈する展開に。また「普通の映画館でも十分だから、普通の映画館でも上映してほしい」という声にも応え、横浜・神戸・徳島・福岡の映画館での上映も決定しました。

公開情報(8/12更新)

☆=追加劇場

東京
ヒューマントラストシネマ渋谷〈odessa上映〉10/1(金)公開
シネマート新宿〈ブーストサウンド上映〉10/1(金)公開
アップリンク吉祥寺〈鳥肌が立つ音響体験を──世界一の平面スピーカー上映〉10/1(金)公開
立川シネマシティ〈極上音響上映〉近日公開

神奈川
☆川崎チネチッタ〈LIVE ZOUND〉〈LIVEサウンド〉10/1(金)公開
☆横浜シネマリン 11/6(土)公開

大阪
シネ・リーブル梅田〈odessa上映〉10/1(金)公開
☆シネマート心斎橋〈boidsound上映〉10/1(金)公開

京都
アップリンク京都〈鳥肌が立つ音響体験を──世界一の平面スピーカー上映〉10/1(金)公開

兵庫
☆シネ・リーブル神戸 10/22(金)公開

徳島
☆ufotable CINEMA 公開予定

福岡
☆KBCシネマ 公開予定

各劇場の音システムについて

ヒューマントラストシネマ渋谷/シネ・リーブル梅田〈odessa: アートハウスの最先端として妥協のない音作りを〉
optimal design sound system(+α)の略。「劇場ごとに最適化されたサウンドシステム」に「劇場独自の映画体験が付加される」という意味で、メインシステムは、コアキシャル(同軸)型3ウェイ・シネマシステムを導入。高域・中域を1箇所から出力する事により、位相干渉を無くし、距離による偏差を少なくしている。また地を這うような低域が、特徴的な2つのウーハーから出力される。サラウンドスピーカーは、メインシステムと音色を揃えるためにコアキシャル(同軸)型に設計され、サブウーハーも劇場の環境に合わせ最高のポテンシャルを発揮できるよう設計。従来の劇場クオリティから一段グレードアップしたスタジオクオリティ音響を体験できる環境を実現。

アップリンク吉祥寺/京都〈【音】鳥肌が立つ音響体験を──世界一の平面スピーカー〉
国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所がアップリンク吉祥寺のために開発した究極の平面スピーカーを全スクリーンに導入。イタリアのパワーソフト社製パワーアンプとの組み合わせで、くもりのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出す。

シネマート新宿〈ブーストサウンド上映〉
通常のシネマのスピーカー、サブウーハーに加えスクリーン前方に4台配置したサブウーハー【JBL-ASB6118】からも重低音出力。VGC技術を採用した18インチ低域ドライバーを搭載し、迫力あるサウンドを出力することが可能。「シネマ専用ではないコンサートホールやスタジアムなどでも使用されるモノで迫力と臨場感を再現。映画館にコンサートホール用のサブウーハーを導入することで、体の奥まで重低音サウンドを体験することができ、より深い臨場感の中で映画鑑賞を楽しむことができる。

立川シネマシティ〈極上音響上映〉
aスタジオに擁されたラインアレイスピーカーLEOPARDをはじめメイヤーサウンドのシステムを中心にした大きい出力を行っても十分に性能的に余裕のある音響設備を導入。その音響設備を生かして、各スタジオの特徴をも理解する音響家によりミキシングスタジオで録音されたものをできるだけ細部まで忠実に再現できるよう各スタジオに最適な音響に調整を行う。

川崎チネチッタ〈LIVE ZOUND〉
映画館チネチッタがライヴプロデュース集団CLUB CITTA’と手掛ける最新鋭のハイエンド音響装置。クラブチッタのサウンドエンジニアが映画一作一作を、最適な音で調整し、その映画の魅力を最大限に引き出す。全身を包む弩級の重低音から、雪の舞音も逃さない広音域の表現が可能。

川崎チネチッタ〈LIVEサウンド〉
CLUB CITTA’監修のもと、サブウーファーの増設を行い、通常の音量を遥に超えたボリュームで、ライブハウスさながらの大迫力の重低音による演出が可能。

シネマート心斎橋〈boidsound上映〉
boid主宰・樋口が作品と劇場の個性を念頭に音響調整を担当。ライブ用アンプやスピーカーを用いる「爆音上映」とは異なり、劇場の既存システムのみで映画鑑賞体験を拡げる試み。

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『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』(原題:Sound of Metal)

突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていなコミュニティの人々と過ごしながらも、その現実を受け入れることの難しさに直面するルーベンは、自分の人生を前に進めるために、ある決断をする…。人生の挫折・再生を描きながら、その主人公の人生を疑似体験できる秀逸な感動作。

監督・脚本/ダリウス・マーダー
原案/デレク・シアンフランス
音楽/ニコラス・ベッカー、エイブラハム・マーダー
撮影/ダニエル・ブーケ
編集/ミッケル・E・G・ニルソン
出演/リズ・アーメッド、オリヴィア・クック、ポール・レイシー、マチュー・アマルリック、ローレン・リドロフ
アメリカ/2019年/130分

2021年10月1日(金)より究極の音響体感公開
配給/カルチャヴィル × Filmarks × GEM Partners  
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