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2018.11.07 11:00

シャーロット・ランプリング主演『ともしび』ポスタービジュアル&場面写真が到着

  • Fan's Voice Staff

『さざなみ』『まぼろし』につづき、年輪を重ねるにつれ、未踏の美しきオーラを放つシャーロット・ランプリング主演の感動作『ともしび』の日本版ポスタービジュアルおよび場面写真4点が公開されました。

ベルギーのある小さな都市。アンナ(シャーロット・ランプリング)とその夫(アンドレ・ウィルム)は、慎ましやかに過ごしていたが、夫が犯したある罪により、その生活はわずかに歯車が狂い始める。やがてそれは見て見ぬふりが出来ないほどに、大きな狂いを生じていくのだった……。

「わたしはあの時、いったい何を失ったのだろう」──。老年にさしかったアナに一体なにが起きたのか?一度犯してしまった罪は、二度と許されないのか?そもそも彼女は自分の人生を生きていたのか?人生の終盤、さまざまな業を背負ったひとりの女性が、もう一度“生きなおし”を図るまでの、哀しみと決意を追う人生最後のドラマが、ミステリー小説のごとく描かれています。

ポスタービジュアルは、アンナがこれまで生きてきた人生の苦悩をそれだけで物語るような、憂いを感じさせる横顔が切り取られたもの。まるで宙を漂う目と口元に静かに添えられた手からは、人生の終盤、さまざまな業を背負ったひとりの女性のドラマが垣間見ることができ、年齢を重ねるにつれ成熟した美しさを放ち続けるランプリングの唯一無二の存在感も感じることができる1枚です。

また場面写真は。理由もわからないまま突然収監されてしまった、長年連れ添ったアンナと夫が留置所内を2人だけで歩き続けるシーン、日常的に参加していた演劇ワークショップ受講の様子、ひとり地下鉄で物思いにふけりながら移動するシーンなどを捉えたもの。「何より、彼女に目を向け、彼女の悲しみを感じ、独りで新しい自分を見つける彼女のもがく姿を世間に目撃して欲しかった」と監督が語るように、老境に差し掛かった女性の陰影深い人生の心象風景を表現しています。

本作は2017年の第74回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出され、シャーロット・ランプリングが見事主演女優賞を受賞。日本公開は2019 年1月。

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『ともしび』(原題:Hannah)

監督/アンドレア・パラオロ
脚本/アンドレア・パラオロ、オーランド・ティラド
製作/アンドレア・ストゥコビッツ、ジョン・エンゲル、クレマン・デュヴァイン
音楽/ミケリーノ・ビシェリャ
撮影/チェイス・アーヴィン
出演/シャーロット・ランプリング、アンドレ・ウィルム、他
2017年/フランス=イタリア=ベルギー/フランス語・英語/カラー/4Kスコープ/5.1ch/93分

日本公開/2019年1月、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給/彩プロ
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