スティーヴ・マックイーン監督最新作『妻たちの落とし前』19年4月公開決定
- Fan's Voice Staff
『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を受賞したスティーヴ・マックイーン監督が『ゴーン・ガール』の原作者と共同脚本を手掛けた衝撃のクライム・サスペンス『妻たちの落とし前』(原題:Widows)が、2019年4月に全国公開されることが決定しました。
「失うものなど何もない。私たちはなんでもできる」4人の犯罪者の未亡人たちが運命に立ち向かう
先月開催された第48回トロント国際映画祭のGALA部門で初お披露目され、その衝撃的なストーリーと豪華な出演陣による圧倒的な演技が話題となり、早くもアカデミー賞ノミネート有力作だと声が挙がる本作。
メガホンをとるのは、『それでも夜は明ける』で一人の黒人男性の12年間にも及ぶ奴隷生活を描き、アカデミー賞作品賞を獲得したスティーヴ・マックイーン。脚本は、1983年にイギリスで放送された人気ミニTVシリーズ「Widows(原題)」を、『ゴーン・ガール』も手掛けた女性推理作家のギリアン・フリンと共同で手掛けました。
名立たるキャストの中で主演を務めるのは、デンゼル・ワシントン共演の『フェンス』でアカデミー賞助演女優賞を獲得した実力派女優、ヴォオラ・デイヴィス。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れながらも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカを力強く演じています。
彼女と共に女性犯罪チーム”WIDOWS(ウィドウズ)”のメンバーとして立ち上がる未亡人たちを演じるのは、『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス、『華麗なるギャツビー』のエリザベス・デビッキ、ミュージカル女優として活躍するシンシア・エリヴォ。
男性俳優陣も豪華な面々が勢ぞろいで、ヴェロニカの夫ハリー役には、言わずと知れた名優リーアム・ニーソン、WIDOWSたちに影響を与える政治家のジャック・モリガン役には、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開を控えるコリン・ファレルが挑みます。さらに、『ゲット・アウト』でスターダムに駆け上がったダニエル・カルーヤをはじめ、ジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァルら個性派俳優も名を連ねています。
ロンドン映画祭ではオープニング作品として上映
現地時間10月10日(水)に開幕したロンドン映画祭でのオープニングを飾った本作。ガラ・イベントはシネワールド・レスター・スクエアで行われ、レッドカーペットには、スティーヴ・マックイーンをはじめ、ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、ダニエル・カルーヤ、アン・ミッチェルらが登場。さらに、プロデューサーのイアン・カニング、音楽を担当した作曲家のハンス・ジマー、原作者のリンダ・ラ・プラントも姿を見せ、華やかなオープニングになりました。
スティーヴ・マックイーン監督は、「ヴィオラ・デイヴィスは僕のアイコンなんだ。彼女はグレタ・ガルボやベティ・デイヴィス、キャサリン・ヘップバーンにも例えられる素晴らしい女優だ。偉大な監督は皆、女性を主人公にした映画を作っている。30年代から50年代には、こういうアイコンとなる女優を主演に起用した映画がよく作られていたよね。そういうタイプの映画が最近は作られなくなっていたけれど、今回とても貴重なチャンスをもらって、彼女のようなレベルの高い女優と仕事ができて、本当に光栄に思っている」と、主演のヴィオラを絶賛。
トロント国際映画祭に続き、ロンドン映画祭でも高い評価を受けており、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では95%フレッシュとなっています(10月11日現在)。
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『妻たちの落とし前』(原題:Widows)
監督/スティーヴ・マックイーン
出演/ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォコリン・ファレル、ダニエル・カルーヤ、ジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァル、リーアム・ニーソン
全米公開/2018年11月16日
日本公開/2019年4月 全国公開
配給/20世紀フォックス映画
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