【東京コミコン 2016】2日目完全レポ
SWのレジェンドのトークイベントで湧く!
- ichigoma
金曜のプレビューナイトかに一夜明けていよいよ本格始動の東京コミコン2日目。プレビューナイトは17:00~20:00の3時間と駆け足でしたが2日目は10:00~19:00とたっぷり9時間。昨日よりも三倍の時間となれば、あれこれと会場内をぐるりと出来るでしょう。頑張るぞー!
今日の目的
今回の東京コミコンは「これだけは絶対」という目標が大なり少なりあるのですが、絶対外したくないと思っていた一つがアーティスト・アレイでブースを出されていたグリヒル先生のスケッチブック二冊とプリント。一般的にスケッチブックと言うと真っ白なノート的なものを想像しがちですが、公式から出されているイラストのラフ画や線画、没になったラフ画などがまとめられた本。ブースを出されるのはこの日1日だけで、なにがなんでも、と気合を入れてきたワケです。
が、コスプレ衣装への着替えが終わったら、もうすでに開場時間で、スタスタスタと何倍速かで早歩き(会場内では走っちゃいけない、絶対)でブースにたどり着いたらすでに列が!
あわてて物販列・サイン列にそれぞれ並んで早めに任務完了しましたが、列を離脱して後ろをみるとさらに列が伸びててビビりました。サインと物販で列を分けてたこともあって、かなりカオス。ちなみに、あとでもう1度ブースをのぞいたら、完売してました。がくぶる。
今日の装い
今日は昨日に引き続き、映画『キングスマン』で敵役だったガゼル(ソフィア・ブテラ演、最近だとスタートレックBEYONDで異星人ジェイラを好演していた女優さんです)のコスプレで会場内をウロきました。原作はマーベル・コミックだからギリセーフかと思いきや、そもそも認知度が低く、キングスマンを多くの人が知らないという事態にやっちまった感。コレは、少し飛び道具だったよう。
現地でキングスマンのコスプレと見破った方は片手で足りる数だったものでかなり切ない。この格好でプレスパスを首から提げてるもんだから、間違いなく不審人物補としてマークされていたと思われます。Oh。
杉山すぴ豊氏スペシャルトーク
開場してすぐのメインステージでは、アメコミライターとして有名な杉山すぴ豊さんのトークライブが開催されてました。来年公開の『ワンダー・ウーマン』と『ローガン』を取り上げ、原作ではどんな歴史のあるキャラクターなのか、やこんな展開になるのでは?といった予想を分かりやすく説明されてました。 ディズニー主催の『ドクター・ストレンジ』のファンイベントでもそうでしたが、氏の話術はすっと頭に入ってくるので凄いなぁ、と思います。普段のプレゼン系の仕事の参考にしたい(笑)
アラン・ロデリック=ジョーンズ トークショー
スターウォーズEP4に出てくる酒場「カンティーナ」のデザインに携われたデザイナーさんです。そしてこちらのトークショーでは登壇したスターウォーズマニアのファンから質問を受け付ける形でのトークライブが展開されました。
「カンティーナを作るに当たってはどこから手がけたのか」「ここは失敗したなと思う心残りはあるか」といったファンならではの質問や、「『フォースの覚醒』で出てきたミレニアムファルコン号のデザインについてどう思ったか」という一歩踏み込んだ質問まで。やっておけばよかった……と心残りがあることは?との質問には「作品の最後に出てくるスタッフリストに自分の名前があるかの確認を怠り、公開時のエンドクレジットに名前が載らなかったこと」と挙げておられました。あれだけ膨大な数のスタッフが関わってるとなると抜けが起きても仕方ない側面もありますが、実際抜けてたのを知ったらショックだったろうなぁ。
C.B.セブルスキー 日米対談
続いてはファンの間でもよく知られているマーベルの副社長であるC.B.セブルスキーさんとアニメ『薄桜鬼』「タイムトラベル少女」の監督をされている山崎理さんとの対談セッション。日本のクリエイターと北米のプロデューサーが語る、互いのポップカルチャーについての関係性は興味深かったです。
片やアメコミ原作のアニメを見て育ち、この業界に進まれた山崎さん。片や北米では「ガッチャマン」に影響を受けたと言うセブルスキーさん。商売でも勝負事でも、天才は一人だけでは作られることはなく研鑽しあう相手がいるからこそ。どちから一方だけが先行していたら今のポップカルチャーは全然違った形になってたかもしれません。「日本のアニメや映画の長所と短所はどこだと思うか」と聞かれ、「ストーリーやキャラクターがしっかりしているのが日本。でも日本にだけ目を向けて作ってしまっているので、これをもっとグローバルに発信する動きがあれば」と分析するセブルスキーさんの意見は納得。萌えは供給過多なので燃え作品が欲しいです。グレンラガンみたく、登場人物の顔が全部違う感じの!(笑)
壮観!コスプレファッションショー
コミコンの華と言えばやっぱりコスプレ。ここではそんなレイヤーさんを集めたステージパフォーマンスが行われてました。客席は溢れんばかりの人・人・人!出遅れてしまったせいで第一部は客席の一番後ろで鑑賞。
そしてショーのあとは東京セーバーギルドによるライトセーバー演武。これが本当にかっこいい。ちゃんとカツン!カツン!と殺陣してるのが堪らないです。すみません、自分チャンバラ大好き。
最後に今回のコミコン協賛企業から出場したコスプレイヤーさん宛へのプレゼント大会と、本ステージ提供のエア・アジアが選ぶグッドコスプレイヤー賞の発表。TSUTAYAのポイント5000円分がロード・オブ・ザ・リングの白のサルマン、クアラルンプールへの旅行券をスタン・リーを演じたひとりの方、デットプール、そしてマシュマロマン(笑)が獲得されてました。
またグッドコスプレイヤー賞はバイオハザードチーム!Gの第二形態のコスプレの迫力に納得の受賞でした。
参加されてたコスプレイヤーの皆様、お疲れ様でした!自分もああいう舞台に上がれるレイヤーになりたい。(元演劇部)
そんなこんなで2日目終了。明日の最終日も楽しみたいと思います!
おまけ
会場内でファンとの自撮りに応える東京コミコンの親善大使の一人、ダニエル・ローガン。二人揃って前髪直してるのがかわゆいんですがどうしよう。