News

2024.11.12 9:00

ナナ・ジョルジャゼ監督『蝶の渡り』2025年1月24日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

映画の王国ジョージア(旧グルジア)を代表する女性監督ナナ・ジョルジャゼの新作『Forced Migration of Butterflies』(英題)が、邦題を『蝶の渡り』として2025年1月24日(金)より全国順次公開されることが決定しました。

1991年にようやくソ連から独立を果たし、希望に満ちた“どんちゃん騒ぎ”に明け暮れた若者たちの27年後を描く物語。今もジョージア人の心に残るアブハジア戦争の痛みや、ディアスポラ(民族離散)の悲しみを、ジョージア独特の“陽気な悲劇性”で描ききった、まさにナナ・ジョルジャゼ監督の集大成的な作品です。

ナナ・ジョルジャゼは最近では日本公開されたラナ・ゴゴベリゼ監督の『金の糸』(19年)の主演でお馴染みですが、本来は映画監督。デビュー作『ロビンソナーダ 私の英国人の祖父』(86年)にてカンヌ国際映画祭カメラドール受賞。米アカデミー賞国際長編映画賞のジョージア代表にも数度選ばれ、またカンヌ・ベネチア・ベルリンの世界三大映画祭はじめ、100以上もの国際映画祭で審査員を務めている、“映画の王国”ジョージアの顔と言っても良い存在です。

西と東の交差点で、旧ソ連の構成国という複雑な歴史のなかで独自の文化を培ってきたジョージアは、オタール・イオセリアーニら数々の名匠を輩出、世界的巨匠フェデリコ・フェリーニが「私を不覚にも泣かせる全てがある」と称賛したことでも知られています。

==

『蝶の渡り』(英題:Forced Migration of Butterflies)

監督:ナナ・ジョルジャゼ
出演:ラティ・エラゼ、タマル・タバタゼ、ナティア・ニコライシヴィリ
ジョージア/89分/カラー/ジョージア語/2023年 

日本公開:2025年1月24日(金)新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:ムヴィオラ
公式サイト
©STUDIO-99