News

2024.10.22 21:00

カンヌ・パルムドール受賞『ANORA アノーラ』2025年2月28日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第77回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したショーン・ベイカー監督最新作『Anora』が、邦題を『ANORA アノーラ』として2025年2月28日(金)に日本公開されることが決定しました。

NYでストリップダンサーとして働くアノーラ(マイキー・マディソン)。ある日、ロシアの新興財閥の息子イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会い、“契約彼女”から始まった二人は瞬く間に結婚、幸せの絶頂へ。ところが、息子の結婚に反対するイヴァンの両親がNYへ乗り込んできて、大騒動へと発展し──。

監督は、『タンジェリン』(15年)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17年)、『レッド・ロケット』(21年)と、アメリカの性産業従事者やマイノリティをユーモアを交えて描き、世界中で称賛を浴びてきたショーン・ベイカー。

主演はクエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)で短い出演時間ながら強烈な印象を残したマイキー・マディソン。本作では主人公のアノーラを演じるだけでなく、脚本の段階からすべてコミットしていたといい、監督との絶対的な信頼の上で撮影された本作は、これまでのベイカー監督作の中でも飛びぬけたエンターテインメント性と人間愛にあふれた作品になっています。

今年のカンヌ国際映画祭の審査員長を務めたグレタ・ガーウィグは本作を「真実味がありつつも予想だにしない作品。(エルンスト・)ルビッチやハワード・ホークスのようなクラシックな映画の構造を思い起こさせた」と評価。「監督史上最高傑作!この感動を味わってほしい!」(IGN)、「笑いすぎて高血圧の人はご注意を!」(BBC.com)、「スクリーンを独り占めするマディソンの演技が素晴らしい」(The Guardian)と称賛が相次ぎ、Variety誌は「『プリティ・ウーマン』がディズニー映画のように見えてくる」と、一見シンデレラストーリーのように見えつつも、ビターな現実もあわせて描かれる本作へ賛辞を送っています。

アメリカでは10月18日(金)より6館で先行公開され、週末(10月18~20日)の3日間で550,503ドル(約8,257万円)を記録。1館あたりの平均興収は91,750ドル(約1,376万円)に達し、2024年第1位の館アベレージを叩き出しました。

==

『ANORA アノーラ』(原題:Anora)

監督・脚本・編集:ショーン・ベイカー
製作:ショーン・ベイカー、アレックス・ココ、サマンサ・クァン
出演:マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーラ・ボリゾフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン
2024年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/138分/英語・ロシア語

日本公開:2025年2月28日(金)新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
公式サイト
©2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
©Universal Pictures