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2024.09.18 8:00

『キノ・ライカ 小さな町の映画館』12月14日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

映画監督のアキ・カウリスマキが仲間たちと作った映画館「キノ・ライカ」をめぐるドキュメンタリー映画『Cinéma Laika』が、邦題を『キノ・ライカ 小さな町の映画館』として12月14日(土)より全国公開されることが決定しました。

北欧フィンランドの鉄鋼の町・カルッキラ。深い森と湖と、今は使われなくなった鋳物工場しかなかった小さなその町にまもなく誕生する、はじめての映画館「キノ・ライカ」。自らの手で椅子を取りつけ、スクリーンを張るのは、映画監督のアキ・カウリスマキと仲間たち。キャデラックにバイク、ビールと音楽。まるでカウリスマキの映画から抜け出たような町で、住人たちは映画館への期待に胸をふくらませ、口々に映画について話し出し──。

Photo: Tomi Wahlroos

『ル・アーヴルの靴みがき』『希望のかなた』『枯れ葉』のアキ・カウリスマキをフィーチャーした初めてのドキュメンタリー映画でもある『キノ・ライカ 小さな町の映画館』は、豊かな自然の中で芸術を愛して暮らす人々の、映画とカルッキラという町への想いをめぐる物語。そこには、カウリスマキの理想の映画館「キノ・ライカ」が町にもたらした変化の兆しと、これからの映画館の可能性が捉えられています。

劇中では、カウリスマキと共同経営者の作家のミカ・ラッティが、2021年に映画館「キノ・ライカ」をオープンするまでの様子やインタビューに応える姿、カウリスマキ自身が朝7時から夕方5時まで館内の内装や看板設置など、ありとあらゆる作業を行い映画館づくりに勤しむ映像が数多く収められています。

さらに、カウリスマキにまつわる様々な人物たちも登場。『枯れ葉』に出演した女性デュオのマウステテュトットや、『希望のかなた』のヌップ・コイヴ、サイモン・フセイン・アル・バズーン、『ラヴィ・ド・ボエーム』のエンディング曲「雪の降る町を」や『枯れ葉』の劇中歌「竹田の子守唄」を歌っているフィンランド在住の日本人・篠原敏武、『オリ・マキの人生で最も幸せな日』、『コンパートメントNo.6』のユホ・クオスマネン監督、そして、盟友ジム・ジャームッシュ監督が、カウリスマキとの思い出話や映画への想いを語っています。

監督を務めたヴェリコ・ヴィダクは、妻と生後8ヶ月の娘を連れて、カルッキラに1年間滞在し、本作の撮影に挑みました。

カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』の日本公開時には、北欧旅行フィンツアーとのコラボによる“キノ・ライカとアキ・カウリスマキの世界スペシャルツアー6日間”が発売。今年6月に催行され、日本からのツアーがキノ・ライカを訪れた様子はフィンランドの有力紙でも取り上げられるなど、注目を集めました。

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『キノ・ライカ 小さな町の映画館』(原題:Cinéma Laika)

監督・脚本・撮影・編集:ヴェリコ・ヴィダク
脚本:エマニュエル・フェルチェ
出演:アキ・カウリスマキ、ミカ・ラッティ、カルッキラの住人たち、ジム・ジャームッシュ
2023年/フランス・フィンランド/81分/2.00:1/DCP/フンランド語、英語、フランス語/原題:CINEMA LAIKA

日本公開:2024年12月14日(土)より ユーロスペースほか全国公開
配給:ユーロスペース
提供:ユーロスペース、キングレコード
公式サイト
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