堂本剛主演『まる』新キャストに綾野剛ら4名!
- Fan's Voice Staff
堂本剛が27年ぶりに主演を務める荻上直子監督による映画『まる』の新キャストとして綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が発表されました。
美大卒ながらもアートで身を立てられない男・沢田(堂本剛)が描いた◯(まる)を発端に、日常が◯に浸食され始める奇想天外な物語。
沢田のアパートの隣人の売れない漫画家・横山役には、綾野剛。今回堂本とは初共演となり、綾野自身も「ご一緒したかった」と語っています。沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島役には吉岡里帆。沢田の事故がきっかけで二人の道も別れることになりますが…。ミャンマー出身のコンビニ店員・モー役を演じるのは森崎ウィン。日本だけではなく海外でも活躍の場を広げる森崎が自身のルーツに紐づく役柄で、沢田に影響を与えていきます。
野心的なギャラリーオーナーの若草萌子役には小林聡美。『かもめ食堂』(06年)、『めがね』(07年)、『2クール』(08年)以来16年ぶりとなる荻上監督との再タッグが実現しました。。上品さの中に、どこか散臭い雰囲気を漂わせる若草が沢田とどのように関わっていくのか、注目です。
以下、コメントが到着しています。
綾野剛(横山 役:沢田の隣人の売れない漫画家)
ひとつひとつ祈りを大切に紡ぐ堂本剛さん。
ひとつひとつ心の襞を大事に編む荻上直子監督。
その無限のキャンバスに全部署の丹精が織り込まれていく。とっても変梃で健やかで、鮮やかで眩しくて。たまらなく愛おしい”まる”が誕生しました。
吉岡里帆(矢島 役:現代美術家のアシスタント)
荻上組、念願の初参加です。昔から監督の作品のファンで、以前荻上さん脚本の作品に参加させて頂いたこともあり、大変嬉しいお誘いでした。監督の作品から感じる丸くて優しい抱擁して貰えるような世界はある種憧れの場所でした。
しかし、ここに来て今作の”まる”は新しい荻上作品の風がビュンビュンと吹いているように思います!タイトルとは裏腹にまるく収まろう、まるく関わり合おう、まるく落ち着こう、そういった事とは正反対の”まる”からの脱却、逸脱、と良い意味の裏切りを秘めた作品です。荻上監督のパンキッシュな一面に触れることが出来たのが貴重な体験で楽しかったですし、堂本剛さんとの共演も静かにワクワクとする時間でした。
何か収まり良い所から抜け出したいと思っている方にこの作品をぜひ見て頂きたいです。
森崎ウィン(モー 役:ミャンマー出身のコンビニ店員)
荻上監督と堂本剛さんの紡ぐ物語の中で、自分のルーツでもあるミャンマー人青年として生きる事ができ、嬉しい限りです。
国を超え遠い地で営む生活。夢や希望だけでは生きていけない現実を目の当たりにしながらも、生きる喜びを味わう。人生に丸をつけるその日まで、どうやって過ごすか、問われているような撮影の日々でした。僕自身も、演じたミャンマー人青年と共に、福徳円満で円満具足な日々に憧れたのかもしれません。
是非、劇場でご体験くださいませ。
小林聡美(若草萌子 役:野心的なギャラリーオーナー)
16年ぶりに荻上監督作品に参加させていただきました。演じたのは、物事に意味や価値を求め、狂騒的になっていく私たちの姿を象徴するような、ギャラリーオーナーです。苦み走っています。周りに惑わされず、自分を信じること、表現することは、とても難しいこと。でも、ときには惑わされたり、痛手を負ってもいい。
そんな、「まる」という言葉の哲学的な世界観を突き抜けたあたりを、楽しんでいただければと思います。
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『まる』
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた◯(まる)を発端に、日常が◯に浸食され始める──。
出演:堂本剛、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美
監督・脚本:荻上直子
制作プロダクション:アスミック・エース、ジョーカーフィルムズ
日本公開:2024年10月 ロードショー
製作・配給:アスミック・エース
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