『本日公休』9月20日公開決定!日本版本予告&本ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
第18回大阪アジアン映画祭で観客賞と薬師真珠賞(俳優賞)をW受賞した『本日公休』が9月20日(金)より順次公開されることが決定し、日本版本予告と本ポスタービジュアルが解禁されました。
台中にある昔ながらの理髪店で40年にわたり店に立ち、常連客を相手にハサミの音を響かせる店主のアールイ(ルー・シャオフェン)。女手ひとつで育て上げた3人の子どもたちは、すでにそれぞれの道を歩み、実家の店にはなかなか顔を見せず、頼りになるのは、近くで自動車修理店を営む、次女の別れた夫チュアン(フー・モンボー)だけ。そんなある日、離れた町から通ってくれていた常連客の“先生”が病の床に伏したことを知ったアールイは、店に「本日公休」の札を掲げ、古びた愛車でその町に向かいますが──。
予告編では、台湾最大の音楽賞「金曲獎」で2023年に新人賞を受賞した注目の女性シンガー、ホン・ペイユーによる映画オリジナル主題歌「同款」が温かい余韻をもたらしています。
作家、MV監督としても活躍するなど多彩な才能をもつ台湾の俊英フー・ティエンユーの劇場長編3作目。監督自身の母親をモデルに書き上げたシナリオをもとに、台中の実家で実際に営んでいる理髪店で撮影を敢行し、3年の月日をかけて完成させました。全編を通じて柔らかなノスタルジーを感じさせながらも、家族間に波立つ感情や、“老い”を受け入れていく心情、新たな希望を見出す道程を、リアルで現代的な視点を交えながら繊細に描き出し、台湾では国内新作映画初登場1位のヒットスタートを切りました。
主人公のアールイ役には、1999年以来映画の出演から遠ざかっていた『客途秋恨』(90年)の名優ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰。「こんな脚本をずっと待っていた」と出演を即決したシャオフェンは、約4カ月間ヘアカットの猛特訓を積み、本物の理髪師さながらのハサミ捌きと、ブランクを感じさせない演技で、台北電影奨主演女優賞、大阪アジアン映画祭薬師真珠賞(俳優賞)を受賞しました。
さらに、アールイに反発的な次女リンを演じたファン・ジーヨウは台湾金馬奨助演女優賞を、次女の元夫で心優しいチュアンを演じたフー・モンボーは台北電影奨助演男優賞を獲得しています。
プロデュースは、エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出』(00年)への主演や、ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』(89年)、『恋恋風塵』(87年)の共同脚本で知られる台湾ニューシネマの重鎮ウー・ニェンチェン。
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『本日公休』(英題:Day Off)
監督・脚本:フー・ティエンユー(傅天余)
製作:ウー・ニェンチェン(吳念真)、ウー・ミンシェン(吳明憲)
主題歌:「同款」ホン・ペイユー(洪佩瑜)
出演:ルー・シャオフェン(陸⼩芬)、フー・モンボー(傅孟柏)、ファン・ジーヨウ(⽅志友)、チェン・ボーリン(陳柏霖)、リン・ボーホン(林柏宏)
2023年/台湾/106分/カラー/1.85/5.1ch/原題:本日公休/字幕翻訳:井村千瑞
日本公開:2024年9月20日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!
提供:オリオフィルムズ、竹書房、ザジフィルムズ
配給:ザジフィルムズ、オリオフィルムズ
協力:大阪アジアン映画祭
後援:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
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