ショーン・ペン監督・主演『フラッグ・デイ 父を想う日』日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話をショーン・ペン監督・主演で映画化し第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された『フラッグ・デイ 父を想う日』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
タイトルにある「フラッグ・デイ」とは、6月14日のアメリカ国旗制定記念日のこと。全米が祝福するこの日に生まれた父ジョン(ショーン・ペン)は、自分は生まれながらにして祝福されていると感じ、特別な存在として成功する当然の権利があると信じていました。それは彼の人生を大きく左右し、娘ジェニファー(ディラン・ペン)との重要な日になります。
予告編は、アメリカ最大級の贋札事件を引き起こしたジョンが逃走し、今まさに警察の車と壮絶なカーチェイスを繰り広げる様子がTV中継され、それを目にしてしまうジェニファーの姿から始まります。父とのかけがえのない思い出を振り返るジェニファーの言葉や幼い頃の回想シーンから伝わるのは、子どもたちに最高の世界を与えようとしたジョンが持つ奔放で魅力的な父親としての顔。一方で、「フラッグデイに生まれた男はクズって決まってる」というジョンの母親や、「パパはあなたが思ってるような人じゃない」というジョンの妻の言葉、彼が危険な仕事に手を染めていることを伺わせる様子など、娘の知らない父の一面も垣間見えるシーンも。裏切られ父の実像を知ってもなお、その愛情は変わることなく父と真っすぐ向き合おうとした娘の姿を捉えた、深い人間へのまなざしを予感させる映像となっています。
『ミスティック・リバー』『ミルク』で主演俳優としてアカデミー賞を受賞し、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞2部門にノミネートされたショーン・ペンが構想15年をかけて監督・主演。自身の監督作に出演したのは今回が初。ペンが演じるジョンの娘ジェニファー役を務めた実娘のディラン・ペンは、15歳の時に本作の脚本を初めて読み、父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意しました。ヒーローのような父への憧れがその実像を知ることで反抗心へと変わり、もがきながらも自立した結果、弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めてゆく娘を多彩な感情表現で見事に演じきりました。
原作はジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが2005年に発表した回顧録「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」。
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『フラッグ・デイ 父を想う日』(原題:Flag Day)
1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン(ショーン・ペン)が、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファー(ディラン・ペン)という娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく──「私は父が大好き」。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか? 父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは? ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていく──。
監督/ショーン・ペン
出演/ディラン・ペン、ショーン・ペン
原作/Jennifer Vogel「Flim-Flam Man: The True Story of My Father’s Counterfeit Life」
2021年/アメリカ/英語/112分/カラー/ビスタ/5.1ch/日本語字幕:松浦美奈/PG12
日本公開/2022年12月 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給/ショウゲート
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