奇才ロイ・アンダーソン監督『ホモ・サピエンスの涙』日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
世界中の映画監督が敬愛する奇才ロイ・アンダーソン監督5年ぶりの最新作『ホモ・サピエンスの涙』の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。
時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇を描く『ホモ・サピエンスの涙』。映像の魔術師と呼ばれるロイ・アンダーソン監督が、構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーンすべてをワンシーンワンカットで撮影しました。この世に絶望し、信じるものを失った牧師、戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル、これから愛に出会う青年、陽気な音楽にあわせて踊るティーンエイジャー──悲しみと喜びを繰り返す人類の姿を、愛と希望を込めた優しい視点で映し出します。
予告編では、スタジオ撮影とは思えないような、奥行きと広がりのある監督こだわりの精巧な映像美が垣間見えます。ポスタービジュアルでは、世界的に有名な画家マルク・シャガールの絵画からインスピレーションを受けて生まれた“上空を漂うカップル“が印象的に配され、更に十字架を背負った男や、傘をさす親子など、それぞれのエピソードに期待が膨らむような登場人物たちの姿が散りばめられています。
アンダーソンは前作『さよなら、人類』(14年)で、第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞に輝き、5年ぶりとなる本作でも同映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞しました。
なお、国立映画アーカイブで9月12日~26日に開催される第42回ぴあフィルムフェスティバルでは、「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」を実施。『ホモ・サピエンスの涙』ほか、過去作『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』、『ギリアップ』、『散歩する惑星』、『愛おしき隣人』、『さよなら、人類』、さらには学生時代の作品を含む初期短編の上映が予定されています。
==
『ホモ・サピエンスの涙』(英題:About Endlessness)
出演/マッティン・サーネル、タティアーナ・デローナイ、アンデシュ・ヘルストルム
監督・脚本/ロイ・アンダーソン
撮影/ゲルゲイ・パロス
2019年/スウェーデン=ドイツ=ノルウェー/カラー/76分/ビスタ/原題:Om det oändliga
日本公開/2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
配給/ビターズ・エンド
後援/スウェーデン大使館
©Studio 24