ヴィゴ・モーテンセン&マハーシャラ・アリ『グリーンブック』日本版特報映像が完成
- Fan's Voice Staff
今年9月に開催されたトロント国際映画祭で『ROMA/ローマ』や『アリー/ スター誕生』を抑えて観客賞を受賞した、ピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』の日本版特報が到着しました。
1962年、人種差別が色濃い時代。粗野で無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、運転手兼用心棒としてインテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、偏見と差別が根強い南部にツアーへと旅立つ。二人の旅の道標となるのは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせない旅行ガイドブック〈グリーンブック〉。
「フライドチキンは食べたことがない」と言うシャーリーに「黒人なのに?」と、今の時代ならばありえない発言をストレートにするトニー。そんな彼に「大した偏見をありがとう」と皮肉で返すシャーリーという、正反対の二人の旅がなかなか前途多難であることを示唆する会話で始まる今回の特報映像。カーネギーホールに住み、富も名声も手にしたシャーリーと、ナイトクラブで用心棒として働くトニーを映し出します。最初は黒人に雇われることに不服そうなトニーも、シャーリーの演奏を聴き、次第に彼への理解を深めていきます。演奏会ではスタンディングオベーションを受けても、レストランでは「黒人である」という理由で食事を拒否されるシャーリー。そんな理不尽な現実に苛立ちを隠せないトニー。「家族を養うお金のため」「腕の立つ用心棒が欲しい」という利害関係で出会ったふたりが、お互いにとってかけがえのない存在となっていく──。
ガサツなイタリア系運転手と黒人天才ピアニストの“まさかの友情”を描いた本作は、父トニー・リップからドクター・シャーリーとの旅の話を聞いた息子ニック・バレロンガがプロデューサーとして映画化した“まさかの実話”。
『ロード・オブ・ザ・リング』でスターとなり、『イースタン・プロミス』や『はじまりへの旅』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンと、『ムーンライト』でアカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリという二人の名優のコラボレーションも見どころです。
先日発表された第76回ゴールデン・グローブ賞ノミネーションでは、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞と5部門にノミネートされ、アカデミー賞での健闘も期待されます。
異なる世界に住むふたりの壮大なズレに笑い、胸を熱くするツアーの本当の目的が爽快な感動を呼ぶヒューマンドラマ『グリーンブック 』は、2019年3月1日(金)より全国ロードショー。
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『グリーンブック』(原題:Green Book)
1962年、差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニスト、ドン・シャーリーは、粗野で無教養のイタリア系、トニー・リップを用心棒兼運転手として雇うことに。黒人用旅行ガイド〈グリーンブック〉を頼りに正反対のふたりは旅を始めるのだが…。
監督/ピーター・ファレリー
出演/ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ
2018年/アメリカ/130分/字幕翻訳:戸田奈津子
日本公開/2019年3月1日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
提供:ギャガ、カルチャア・パブリッシャーズ
配給:GAGA
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