【東京コミコン2017】充実度がアップした『スター・ウォーズ』関連ブースをレポ―ト!
- Takashi Fujii
12月1日(金)~3日(日)に幕張メッセ 国際展示場 ホール9・10・11で開催された「東京コミックコンベンション2017(東京コミコン2017)」。
今年で第2回の開催となる「東京コミコン」ですが、2016年の第1回に比べると全体的にスケールアップ。また、海外からの来場者も多かったことも印象的でした。サンディエゴやニューヨークといった本場のコミコンの雰囲気を感じさせるイベントに成長してきたように思います。
最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開間近で盛り上がる『スター・ウォーズ』に関しては、ウォルト・ディズニー・ジャパンがマーベルとともにブースを展開したことを筆頭に、より存在感が増していました。
ウォルト・ディズニー・ジャパンブースでは、『スター・ウォーズ』やマーベルの商品・サービスを販売するライセンシー企業がそれぞれ紹介ブースを展開。
『スター・ウォーズ』関連のライセンシー企業ブースで特徴的だったのは、VR、AR、ロボットといった最新技術を用いて『スター・ウォーズ』の世界を再現した、先進的な商品の数々です。
レノボは、11月30日(木)に発売されたばかりのVRゲーム「Star Wars™/ジェダイ・チャレンジ」の体験ブースを展開。
ライトセーバーを使ったファン憧れの戦いを体験出来るということもあって、整理券はあっという間に配布終了となる注目度の高さでした!
スマホアプリを駆使したBB−8のラジコントイでおなじみのSphero(スフィロ)からは、今年発売の新商品であるR2-D2、R2−Q5をはじめとしたシリーズ各種を体験することが出来ました。
試遊スペースは、タトゥイーンのラーズ家の水分農場のジオラマとなっており、雰囲気たっぷり!
VRでアプリ内の第2デス・スター内を探索出来るほか(VRアプリと連動して、ドロイドがVR内と同様の動作をする!)、『スター・ウォーズ』の映画を一緒に鑑賞すると、様々なリアクションをしてくれる機能もあります。
コルグも、自分の手でR2-D2 を組み立てられる「littleBits STAR WARS R2-D2」の体験コーナーを展開。クリアボディのアストロメク・ドロイドが集まる様子は、まるでドロイド工場のよう。
これらに加えてUBTECH Roboticsのブースでは、先日発表されたばかりのコミュニケーションロボット「First Order Stormtrooper」が実際に作動する、貴重な姿が見られました!
このファースト・オーダー ストームトルーパーをデザインしたロボットは、顔認識機能により持ち主を識別するほか、ボイスコマンド(音声認識)により指令を与えることも可能。また、指定のエリアを警備させる巡回パトロール機能もあり、まさに主人の命令に忠実なストームトルーパーを配備出来るのです。
価格は3万9800円(税別)で、映画公開日となる12月15日(金)から予約を受け付け、2018年1月に発売となる予定です。
アプリゲーム「スター・ウォーズ/銀河の英雄」のエレクトロニック・アーツのブースでは、ゲームに関するクイズを出題するなどして「銀河の英雄」を紹介。
また、今後のキャンペーンとして「マスター・オタクの挑戦状」と題した企画も会場で発表。
こちらのキャンペーンは、『スター・ウォーズ』についてのクイズに答えて正解された方の中から、カリフォルニアの「銀河の英雄」スタジオツアーなどの賞品が抽選で当たるというもので、「スター・ウォーズ」究極のカルトクイズ Wikia Qwizards〈ウィキア・クイザード〉世界大会で優勝した経験を持つ私が、僭越ながらクイズの問題作成を行いました。
キャンペーンの詳細は今後発表となりますので、スタートしましたらぜひチャレンジしてみてください!
スピンオフ作品では、LINEマンガで連載中のコミカライズ「STAR WARS/ロスト・スターズ」の書籍化が発表。12月15日(金)より、映画館とTSUTAYA限定で発売されます。
『スター・ウォーズ』の未邦訳スピンオフ小説を原作に、日本人作家がコミカライズして電子書籍から展開していくという意欲的な展開がついに実際の書籍にも発展しており、今後の続刊や新展開にも期待です。
ブースでは小宮山優先生による原稿や、来場された際のサインが展示されていました。
バンダイは、様々なカテゴリーの『スター・ウォーズ』グッズを展示。S.H.Figuartsのブースでは、これまでの発売された商品はもちろん、参考展示品も多数あり、今後のラインナップへの期待を感じました。
S.H.Figuarts ジャバ・ザ・ハット!実現する日は来るのでしょうか……
また、カプセルトイでは「ガシャプラQ スター・ウォーズ」が会場先行販売。カプセルがただの容器ではなく、モデルキットの一部となっており、組み立てたあとはディスプレイにも使えるという斬新な発想の商品です。
販売機もR2-D2やBB-8のデザインとなっています!
タカラトミーブースでは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』関連の全商品を一斉展示。
ブースの前では、BB−8が映画さながらに動き回っていました!
また、映画公開前からファンに愛されはじめているポーグの動くぬいぐるみも。
ホットトイズジャパンのブースでは、1/6スケールで製作した全長約6メートルの巨大なミレニアム・ファルコンが日本初展示!ホットトイズのフィギュアと同スケールで作られたミレニアム・ファルコンの迫力は圧巻でした…
また、アメリカのピンボールメーカー「スターン・ピンボール」の『スター・ウォーズ』台もプレイスペースも。
『スター・ウォーズ』ピンボールは、これまでも各社から登場してきましたが、「スターン・ピンボール」はモニター画面がカラーで美しいものになっており、映画の1シーンとともにピンボールを楽しむことが出来ました。
ピンボールを楽しんでいると、周囲がざわつき始め雰囲気が変わってきました。この周囲に人が集まっていることを感じて、ふと左隣を見ると…
なんと、カール・アーバンがピンボールで遊んでいた!
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエオメル、『スター・トレック』シリーズのマッコイを演じたカール・アーバンが、私のすぐ横でピンボールを遊ぶとは…両シリーズも大好きな作品である私は驚きとともに大興奮!
『スター・ウォーズ』ピンボールをプレイするカール・アーバンの表情は真剣そのもの…間近でこんな出来事も起きてしまう、それが東京コミコン!
ライセンシー企業だけではなく、ファンが集う団体もブースを出展していたのも、ファンが盛り上がるコミコンならでは。
今回は、「501st Legion 日本部隊」、「レベル・リージョン ジャパンベース(Rebel Legion Japan Base」)」、「東京セーバーギルド Kaiju Temple」、「ジェダイオーダー」の4つの『スター・ウォーズ』ファンコミュニティ団体がブースを出展!
来場者は、様々な『スター・ウォーズ』キャラクターとの写真撮影を楽しんだり、ブースに集ったファンと交流するなど、ファンの熱量の高いエリアとなっていました。
また、Huluブースでは前述の「501st Legion 日本部隊」、「レベル・リージョン ジャパンベース(Rebel Legion Japan Base」)」それぞれの隊長と副隊長からお話を聞くことが出来るトークショーも開催されました。
『スター・ウォーズ』キャラクターのライトサイド、ダークサイドそれぞれのコスチューム団体が肩を並べ、一般には知られざる活動の裏側が語られました。普段は各地へ東奔西走している両部隊の隊長・副隊長が勢ぞろいするのも、東京コミコンならではの貴重な機会と言えるでしょう。
今回、関連企業からの発表の場、そしてファンの熱意発露の場として両輪が回ってきたように感じられた「東京コミコン」。来年2018年も、11月30日(金)~12月2日(日)に開催されることが発表され、年末の新たな恒例イベントとして定着することになりそうです。
次回は『スター・ウォーズ』新作映画直前の時期ではありませんが、さらなるファンの盛り上がりが見られる場になればと思います。