【レポート】ティモシー・シャラメ来日『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』マジカル・チョコレート・ナイト
- ichigoma
若きウィリー・ウォンカはいかにしてあのチョコレート工場をつくったのか──『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長の“夢のはじまり”を描くファンタジー大作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のマジカル・チョコレート・ナイトが東京・六本木ヒルズで11月20日(月)に開催され、来日を果たした主演ティモシー・シャラメ、ウンパルンパ役ヒュー・グラント、ポール・キング監督、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンとアレクサンドラ・ダビーシャーが登壇しました。
ウォンカのチョコレート店を象徴する桜の木をイメージしたステージが用意された、チョコレートが香る六本木ヒルズアリーナではチョコレート・カーペット・イベントが開催され、総勢1,200人のファンが集結。
パープルの衣装に身を包みチョコレート・カーペットに颯爽と登場したシャラメは、ファンとの写真撮影やサインに応じ、時にはハグもするなど声援に応えつつ、駆けつけたメディアの取材にも対応。「19歳の時にプライベートで日本に来たことがありますが、その時は何をしたらいいのか分からなかったので(笑)今回は本当に夢が叶いました!日本は素晴らしい!大好きです」と来日の喜びを語り、“夢見ることから全てが始まる”という本作のメッセージについては、「とにかく夢が実現するまで諦めないでと伝えたいです」とコメント。物凄い熱気でシャラメを迎えた日本のファンに対しては「『DUNE2』 ですぐに戻ってきたいです!ありがとう」と日本語を交えて感謝を伝えました。
グラントはウンパルンパを演じるにあたり、「体を作らなければいけなかったので、ジムに通いよく走りました」とコメントし、日本のファンへ「自分の作品に対していつも温かく迎えてくださるので、僕自身も皆様のことを大好きです。本作も楽しんでください!」とメッセージを送りました。
キング監督は、「ティモシー・シャラメは素晴らしい俳優で、別世界からやってきたような不思議な雰囲気を纏っていて。うっとりするような演技を見せてくれるので、ぜひご堪能いただきたいと思います」と注目ポイントを明かし、日本のファンに向けて「神経を注いで作った作品なのでぜひ早く観ていただきたいです!」と述べました。
プロデューサーのヘイマンは「歌声が本当に素晴らしいのですが、彼の寛大な心と夢を信じる心が演じる上で光って見えていました」とシャラメ演じるウォンカの魅力を語り、「日本の方に気に入っていただける映画だと思います。とても感動的で笑えるだけでなく、心も温める作品になりました」とアピール。
同じくプロデューサーのダビーシャーは、「素晴らしいマジックに溢れている作品です!チョコレートもたくさん登場し、ダンスも歌もあります。物凄く大きなスペクタクルがあり、劇場で楽しむべき映画で色んなディテールと喜びに溢れる作品です。作り手の私たちが楽しんで作ったのと同じくらい観て楽しんでいただければと思います」とコメントし、「映画を作るまで非常に長い道のりでした。素晴らしい演技やメッセージが詰まっており、感情も動かされます。“諦めないでほしい”、“ポジティブでいよう”、“お互いに親切でいよう”というメッセージを日本の皆様にもお届けします!」と見どころを語りました。
来日ゲストはフォトコールに続き、ステージイベントに登壇。シャラメは、「東京に来られて本当に嬉しいです!」と喜んだ様子を見せ、グラントが「日本の方々は自分の作品をずっと温かく迎えてくださっています。この作品は本当にティモシーが素晴らしいので楽しんでもらえたら嬉しいです」と述べると、シャラメが「ヒューも素晴らしい!」とお互いに褒め合う場面も。
キング監督は「世界で一番初めに本作を観てくれる皆さんが、楽しんでくれることを願っています」と挨拶。ヘイマンが「寒い日になってしまいましたが、作品を観ていただいた皆さんの心はきっと温まると思います」と続け、ダビーシャーは「日本も東京も初めてですが、最高ですね!」と来日して作品を分かち合える喜びを語りました。
日本での滞在について尋ねられたシャラメは、「最高、大好きです!映画の宣伝ではなく、プライベートでもぜひ訪れたいと思います」と、ご満悦の様子。グラントも「とても楽しんでいます!日本に来るといつも楽しみすぎてしまうことが課題です」と振り返りながら、久々に来日が叶った喜びを語りました。
さらにグラントは、“小さな紳士”のウンパルンパを演じるにあたり、「実はどんな風に演じたか技術的に分かっていないんです…すごく綿密なシステムで、イラっとしてしまうこともありましたが(笑)。一番覚えているのは、ヘルメットを被りながら撮影したことです」と振り返りました。
“夢見ることから全てが始まる”という母からのメッセージを心に歩み続けるウォンカを演じたシャラメは、「ポール・キング監督が素晴らしい脚本を書いてくれて。僕が多分10歳くらいだった頃、ジョニー・デップが演じた『チャーリーとチョコレート工場』を観て、すごく感動したんです。(その頃の自分に)今、あのウィリー・ウォンカを演じて、東京にいると言ったら絶対に嘘だと思うと思います」と振り返りつつ、「皆さんも夢を追いかけてください」とエールを送りました。
キング監督は「すべての方に観てもらいたい作品を作りました。私の5歳の娘も、105歳の方にも楽しんでいただきたいです。夢をかなえることだけでなく、本作を通じて世界を変えたい、共にいろんなことを分かち合いたいと思っています。家族や傍にいらっしゃる方と映画館で楽しんでいただきたいです」と本作に込めた想いを明かし、ヘイマンは「みなさんと作品を分かち合うことが大事だと思っています。この映画をみなさんで一緒に楽しんでいただきたい」、ダビーシャーは「喜び、温かさ、ユーモア、チョコレート、歌、ダンスで満ち溢れている作品です!泣いて笑える作品になっているので、公開を迎えたらお楽しみください!」と見どころを語りました。
ステージには、日本語“完全吹替版”でウォンカとヌードルの吹替を担当した花村想太とセントチヒロ・チッチも登場。チョコレートの香りがするチョコレートコスモスという花束を来日ゲストに贈呈しました。
花村は「スクリーンで観ていた方々なので、オーラがすごくて固まってしまいました(笑)」、チッチは「夢のはじまりのような日で嬉しいです。お会いできると思っていなかったので、みなさんから大きな心をプレゼントとしていただいたようで嬉しいです」と、来日ゲストを前に感動と驚きの様子。
シャラメは「すごく嬉しいです!感謝でいっぱいです。声優さんの仕事はとても大事だと思っているので、とにかく素晴らしい仕事をしてくれてありがとうございます!」と吹替を担当した二人へ感謝を伝えながら、それぞれとハグを交わしました。
最後に、シャラメが日本のファンに向けて「今日は来てくれてありがとう!お会いできて嬉しいです。12月8日からいよいよ公開となりますので、ぜひ映画を楽しんでください!」と挨拶し、イベントは幕を閉じました。
来日ゲスト5名はその後、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された世界最速試写会の舞台挨拶に登壇。シャラメは「日本に来れてとても嬉しく思います!12月8日公開です」、グラントは「日本に毎回来るのを楽しみにしております。日本の聡明な皆さんにこの作品も愛していただけたらと思います」と挨拶。
続いて、シャラメは「私たちも一生懸命作った作品です。とても楽しい映画なのでチョコレートを楽しむ気分で楽しんでほしいです」、グラントは「気に入ってくださったらなと思います。ご友人や周りの方全員に傑作だと宣伝してください!もしお好みじゃなかったとしても傑作だと伝えてくれたら大変嬉しいです」、キング監督は「初めてお客さんにこの映画が届くことにすごく緊張していますが、みなさんに楽しんでいただきたいです」、ヘイマンは「この映画で心が温まることを祈っております」、ダビーシャーは「映画を楽しんでください!」とそれぞれ作品をアピール。
さらに、「素敵な歌とダンスが観られます!予告編に写っていない画も楽しみにしてください。ダンスナンバーとヒューもお楽しみに!」(シャラメ)、「いろんな要素が溢れている作品で、笑って泣いてほしいです。ウンパルンパにも注目してください!」(ヘイマン)と見どころも伝え、最後にシャラメが日本のファンに向けて感謝を込めた挨拶を行い、舞台挨拶は終了しました。
以下、他イベント写真です。
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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
監督・脚本:ポール・キング
製作:デイビッド・ヘイマン
原案:ロアルド・ダール
出演:ティモシー・シャラメ、ヒュー・グラント、オリヴィア・コールマン、サリー・ホーキンス、ローワン・アトキンソン
日本公開:2023年12月8日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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