News

2023.03.22 8:00

荻上直子監督『波紋』5月26日公開決定!本予告&本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

荻上直子監督のオリジナル最新作にして、監督自身が歴代最高の脚本と自負する絶望エンタテインメント『波紋』の公開日が5月26日(金)に決定し、本予告と本ポスタービジュアルが解禁されました。

日々の家事や介護をこなす依子(筒井真理子)の元から、夫の修(光石研)が突如失踪するシーンから始まる本予告。十数年後、依子は新興宗教を崇め、「緑命水」という水の力と、庭の枯山水に波紋を描くという日課を心の拠り所として穏やかな日々を過ごしていたところ、修が帰ってきます。

映像では、「実はガンなんだよ」と言い、義父の遺産をあてにする修や、「あなたがしたこと、なかったことにはならないから」と修に詰め寄る依子の姿などが切り取られる一方で、依子の怒りに震える表情から一変、甲高い笑い声とともに、パート仲間の水木(木野花)の「やっちまおう」という台詞や踊り狂う依子、さらに登場人物たちの奇妙な笑顔のシーンが次々と畳み掛けられ、不穏で禍々しい展開が気になる仕上がりとなっています。

荻上直子監督は、長編デビュー作『バーバー吉野』(04年)でベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受賞。『かもめ食堂』(06年)の大ヒットにより日本映画の新しいジャンルを築き、『めがね』(07年)は、ベルリン国際映画祭でザルツゲーバー賞を受賞。2017年に『彼らが本気で編むときは、』で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞を受賞し、2022年には『川っぺりムコリッタ』が公開。ずっと温めてきた本作では、放射能、介護、新興宗教、障害者差別といった現代社会の問題に次々と翻弄される須藤家を通して、現代社会の闇や不安と女性の苦悩を淡々と、ソリッドに描き出しています。

==

『波紋』

須藤依子(筒井真理子)は、今朝も1ミリ違わず砂に波紋を描いている。庭に作った枯山水の手入れは、依子の毎朝の習慣であった。“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修(光石研)が突然帰ってくるまでは──。

出演/筒井真理子、光石研、磯村勇斗、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙、津田絵理奈、花王おさむ、柄本明、木野花、キムラ緑子
監督・脚本/荻上直子
エグゼクティブプロデューサー/富田朋子、堤天心、小山洋平、高津英泰、久田晴喜、寺井禎浩 
プロデューサー/杉田浩光、渡辺誠
企画・プロデューサー/米満一正 
映画「波紋」フィルムパートナーズ(テレビマンユニオン U-NEXT 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 讀賣テレビ放送 イオンエンターテイメント ジャストプロ)
製作幹事・制作プロダクション/テレビマンユニオン
制作協力/キリシマ1945

日本公開/2023年5月26日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給/ショウゲート
公式サイト
©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ