東京コミコン2022:PUNPEEスペシャルライブ開催!ライブレポート
- Akira Shijo
3年ぶりのリアル開催として幕張メッセにて本日開幕した「東京コミコン 2022」のメインステージにて、人気HIPHOPアーティストであるPUNPEEのライブが11月25日(金)夜に開催されました。
TVアニメ『オッドタクシー』や映画『おそ松さん〜ヒピポ族と輝く果実〜』への楽曲提供ほか、TikTok発のアーティストであるimase、伝説的なインディーゲームクリエイターのToby Foxと共作したCMタイアップ曲「Pale Rain」など、ますます活躍の場を広げ続けるPUNPEE。洋画やアメリカン・コミックスなど海外カルチャーへの造詣の深さでも知られ、東京コミコン2019でもライブステージを披露。その後、2020年にライブ配信された「TOKYO COMIC CON Special LIVE Stage」にも出演しました。
今回のステージでは、まず『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でおなじみの「The Chain」に合わせ、コミコン関連のワードを散りばめたフリースタイルでファンを沸かせながら登場。
この日のステージに共に立ったのは、「東京コミコン 2019」でのライブから引き続き、原島“ど真ん中”宙芳とDJ ZAI。
続いて「タイムマシーンにのって」から「ジョニー・B.グッド」で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンに目配せ。直前にドク役のクリストファー・ロイドのトークイベントが同ステージで開催されていたことに触れ、「裏で出待ちしてたら写真が撮れたのですげーありがたい!」と喜びを露わに。
そこから『水曜日のダウンタウン』オープニングテーマに乗せたフリースタイル、さらにトニー・スタークが愛したAC/DC「バック・イン・ブラック」を被せながら、青春を共にしたアメコミへの愛を込めたラップを披露。
再び『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より「Come and Get Your Love」、「『スパイダーバース2』、吹替の曲のオファー待ってる!」とラブコールを飛ばしつつ、夭折したチャドウィック・ボーズマンへのリスペクトを込めた「All The Stars」。
高揚したオーディエンスに応えて、PUNPEEの新境地を切り拓いたアニメ『オッドタクシー』より、オープニングテーマの「ODDTAXI」。歌いながら上着を脱ぐと、今回の東京コミコンにも出展されているBAPE®︎ことA BATHING APE®︎から2006年に発売されたドクター・ドゥームのTシャツ姿に。
ライブ Blu-ray『SEASONS GREETINGS’18』のジャケットを手がけたエド・ピスコーや、94年に発売され、学生時代に衝撃を与えられたという「ハードボイルド」のペンシラーであるジェフ・ダロウの滞在するアーティストアレイを紹介するPUNPEEは、両氏からプレゼントされたというフィギュアや直筆原画を紹介します。
アメコミ・ヒーローや、彼らが放ってきたメッセージへの多大なリスペクトを込めた「Hero」、そして「エンドロールが終わっても席立たないみたいな感じで」と笑いながら「Oldies」でフィニッシュ。
前回より会場が拡大され、広々としたステージエリアを独自の世界観に染め上げながら、万雷の拍手の中で会場を後に。そのバックに流れていたのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』ラストで、スティーブ・ロジャースとペギー・カーターの“約束のダンス”のシーンで用いられた「It’s Been a Long, Long Time」でした。
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東京コミックコンベンション2022(東京コミコン2022)
会場:幕張メッセ 4ホール〜8ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)
会期:2022年11月25日(金)、26日(土)、27日(日)
主催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会