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2022.07.03 20:00

『トップガン マーヴェリック』トム・クルーズ誕生日記念イベントに戸田奈津子&森川智之が登壇!クルーズ本人よりメッセージ映像も到着!

  • Fan's Voice Staff

大ヒット公開中の映画『トップガン マーヴェリック』主演を務めたトム・クルーズの記念すべき60歳の誕生日を祝うバースデイイベントが7月3日(日)に都内で開催され、クルーズの通訳を長年務めた戸田奈津子と、日本語吹替え版マーヴェリック役の森川智之が登壇!さらに、クルーズからのサプライズメッセージ映像が到着しました。

公開から早くも1か月を迎えた本作は、日本では累計興行収入が70億円を突破し、2020年以降(コロナ禍以降)に日本で公開された実写映画No.1を記録。全世界でも世界興収10億ドルを突破し、公開からたった1か月で全米歴代映画興行収入ランキング15位まで上り詰める快進撃を見せています。

満員御礼となった会場では、まず始めに、クルーズと同様に本日誕生日を迎えた戸田が「今日は本当に、こんなことになるとは思いもしませんでした。たまたまトムとお誕生日が一緒なものですから、このようなイベントを催していただいて、トムに感謝でございます」、森川が「短い時間ですが、今日は皆さんと一緒に戸田さんとトムのバースデー、思いっきりお祝いしながら楽しんでいきたいと思います!」と挨拶。

クルーズと長年親交がある戸田は、誕生日には毎年必ず花が届くといいますが、今朝はなんとクルーズからプレゼントとして花とエルメスのスカーフが届いたそうで、黒の衣装に映える鮮やかなスカーフを早速身に着けての登場となりました。さらに戸田は、プレゼントに添えられたクルーズからのメッセージカードに記載された署名「TC」についても説明。「親しい間柄では、皆彼のことを【TC】と呼ぶんですね。なので、暗号めいたTCという署名が書かれています」と語り、森川は「なるほど、イーサン・ハントもやっている(暗号的な)ことですね!?」と相槌を入れ、会場は笑いに包まれました。

そして話題は、先日のクルーズ来日時に通訳として戸田が不在だった件に。戸田がその経緯について「もうトムの通訳を30年近くやってきましたけど、トムはいつもやること全てに熱心でしょう?彼はいつも200%の力を出す人で、そんな彼を通訳しているのね。でもこの年になって、パッとうまく通訳できなくなったら、もし私が100%の力でしか応えられなかったら、常に200%の力をだしているトムに申し訳ないなと思ったんです。それで来日の1ヶ月前くらいには『来る』という連絡はきていたんですが、その時に今回は通訳を降ろしていただきたい、と連絡したんですね。そしたら、かなりびっくりしてましたけど、状況を説明したら理解してもらえて、そして今回は辞退しまして…(笑)。でも来日時は(プレミアに参加して)、楽しい時間は過ごすことができました」と明かし、「記者会見の時、いつも手を取って壇上から降ろしてくれたり本当に光栄だと思いましたし、通訳の時も訳しやすいように言葉を切ってくれたり、なんであんなに優しくしてくださるのかわからないけれど、トムは本当に優しい方です」と感慨深く語りました。

さらに同じく本作の記者会見およびレッドカーペットに顔を見せていた森川も「僕はトムとは数える程しかお会いしていないですが、思い出といったら…トムのファンサービスの凄さですかね。本当に世界一だと思います。あとは、以前新宿の歌舞伎町をジャックして8月の炎天下の中、2~3時間のレッドカーペットを歩いたときなどは汗一つかいていなくて。しかもですよ、そんな鍛え抜かれたスーパースターの隣に戸田さんがずっと付いていらっしゃって、逆に戸田さんの方が凄いんじゃないかなと思いました!」と、クルーズの人柄にまつわる思い出をそれぞれ語りました。

エピソードトークに盛り上がる中、本日はクルーズのバースデーということで、日本全国からTwitterに寄せられたお祝いのコメントを劇場の大スクリーンで一挙紹介。【世界一好きな映画をつくってくれてありがとう】などと、鑑賞した方々の感極まったコメントが映し出された壮観なスクリーンに、森川は「胸熱ですね!長文ですね、すごい!」、戸田は「これ、写真に撮って、全部のコメントを訳してトムに送りますね!喜ぶわよ~」と反応。

多くの方の胸に刻まれているであろう本作について戸田は「実はこの映画の字幕を作ったのはもう2年も前で、でもコロナが流行ってしまって、2年間棚の上で埃をかぶっていたんですね。こうして解禁になるまで、トムには『ネットで(『トップガン マーヴェリック』を)配信しろ』という凄い圧力があったわけです。でもトムは『絶対にこれは映画館じゃないとダメだ!』って頑として戦ったんです。そうして待ちに待って、この大ヒットでしょう?本当に、トムは映画館を救ったといっても良いと思いますよ。これだけヒットしたわけだから。その想いが届いたのね。あの情熱は凄いと思う」と熱弁。森川も「延期がずっと続いていましたが、この時期での公開はグッドタイミングでしたよね。それに、これから夏休みじゃないですか!またまた大変なことになりますよ!」と留まるところを知らない“トップガン現象”はまだまだ終わらないことをアピールしました。

そんな中、本日がめでたく誕生日のクルーズと戸田を盛大にお祝いすることとなり、サプライズゲストとしてモデルのUTAがバースデーケーキを伴って登場。「長年、第一線で活躍されているトムと戸田さんのバースデーをお祝いする事ができて光栄です」と祝いつつ、観客へ向けた挨拶を行いました。この予想外のサプライズ演出に思わず戸田は「こんなイケメンの素敵な男性にバースデーを頂けるなんて、ありえないことですね!バースデーケーキ、食べるのもったいないですね」と感激の様子。

字幕版・吹替版両方を鑑賞したというUTAは、「とにかく熱意の深さにやられました!本当に全ての感情が揺さぶられたというか。前作を観ていない状態で本作を観たのですが、ぐんぐん引き込まれました!」とアツく感想を述べました。

続けてUTAは戸田と森川に質問を投げかけ、まず「字幕は字数の制限がある中で、どこにポイントを置いて翻訳しているのですか?」と戸田に尋ねると、「字幕の字数は限られていますから、セリフの全部は訳せない訳です。たまに直訳していると思っている方がいるのよ。でもそうじゃないんですね。一番重きを置いているのは、その人の気持ちが一番出るセリフを訳すこと。訳が合ってる・合ってないとかそういうところを批判する人がいますが、一番重要なのは、感情的にちゃんと訴えられる日本語(になっていること)を心掛けていますね」と回答。

吹替版で映画を観ることが初めてだったというUTAは、森川にも「トムを演じるにあたり、意識しているところはありますか?」と質問。森川は「戸田さんとも話したのですが、字幕と吹替、共通しているのは、お手伝いしているということ。映画の面白さをしっかり後押しできるような仕事がベストだなと思っていて。トムの吹替に関しても、やっぱり、トムの作品に対する想い、マーヴェリックの心情をしっかりと、トムと同じように役作りしながら声を発していくという部分を大事にしていますね。それに、『森川智之』という声優が前面に出ないように、映画を観た方が「これ吹替だったんだ」と思われるくらいの気持ちで臨みました」と、プロ意識が垣間見える回答を述べました。

逆に森川からUTAにも「この世界に飛び込むにあたって、ご家族からのアドバイスはありましたか?」と質問する場面が。父に本木雅弘、母に内田也哉子を持つUTAは、「正直、役者の経験はまだないので、同じ舞台に立っている意識はないのですが、表現をしていくという意味では、同じ世界にいるとして、父からはよく『自分の納得する道を選んでほしい』とよく言われますね。まだまだ失敗や不安が多いのですが、自分の納得というのは迷いながらも自分で答えを出していく強さのことなのかなと思いますね。」と語りました。

そんなUTAを戸田は、「彼は、凄いポテンシャルがあると思うんですよね。このお顔に、それに英語を喋れるでしょう?私から見たら、彼は映画界の大谷君ですよ!」とインターナショナルに活躍するUTAにエールを送りました。

イベントも終わりに差し掛かってきたところで、さらなるサプライズが!クルーズより、サプライズで日本のファンに向けたビデオメッセージが到着しており、その映像が流されることに。この映像のメッセージを、これまでクルーズの初来日からずっと傍で通訳を務めてきた戸田が“最後の通訳”としてその場で翻訳。「ハイ、皆さん。『トップガン マーヴェリック』を大画面の映画館に観に来てくださっている日本の方々、本当にありがとう。これはその体験をしていただくための映画です。皆さんが映画に求める興奮と期待、それに応えるのが僕の仕事です。皆さんに楽しんでいただければ、それ以上の喜びはありません。僕はあなた方のためにこの映画をつくったんです。日本を訪れるたびに皆さんが僕に示してくださる限りないご厚意にも感謝します。僕にとって、それは特別な、大切なものです。皆さんと東京でプレミアを楽しんだことも忘れられません。来年の夏『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で訪れるときもまた同じことをしたいと思います。どうかこれからの夏を楽しんでください。そして来年、お会いしましょう。ありがとう」と、ファンサービスをとても大切にするクルーズらしい喜びに満ちたメッセージに、会場は歓喜と熱気に包まれました。

最後の挨拶では、まずUTAが「自分と同世代の人たちに、この最高な映画体験をしてほしいと思っています!この“トップガンスピリット”が未来に受け継がれていくと良いなと思います!」、続けて森川が「本当に最高の映画で、僕も時間があれば、足しげく通いたいですけども…この夏、皆さんには本作を何度も観て、涼しい映画館で“熱い夏”をすごしていただいて、胸熱な体験をしていただければと思います!【考えるな!映画館へ行け!】」と決めセリフ。最後に戸田が「今日は本当に思いがけないプレゼントをありがとうございました。この映画、まだ公開して1ヶ月しか経っていないのに、リピーターがすごいんですよね。海外では、もう『トップガン何回観た?』っていうのが挨拶になっているんですって。それくらいの映画ってないし、大画面で観るべき映画という念願を実現したトムは本当に素晴らしい。私は彼と比べようもありませんが、一つ共通しているのは、映画が好きだということです。彼は本当に映画が好きだし、つくることが好き、その点で私は末席ながら同じ情熱を共有しているわけで、本当にこのトムの成功をおめでとう、と言いたいです」と締めくくり、イベントは幕を閉じました。

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『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverick)

アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!

監督/ジョセフ・コシンスキー
脚本/クリストファー・マッカリー ほか
製作/ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
キャスト/トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマー ほか
全米公開/2022年5月27日(金)

日本公開/2022年5月27日(金)全国ロードショー
配給/東和ピクチャーズ
公式サイト
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