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2022.06.30 15:00

松井玲奈 × 中島歩『よだかの片想い』本予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

島本理生の傑作恋愛小説を映画化した『よだかの片想い』の本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

主人公は、理系の大学生・前田アイコ(松井玲奈)。顔の左側にはアザがあり、幼い頃にそのアザをからかわれたことから、恋や遊びには消極的になっていました。ところが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本の映画化の話が進み、友人の編集者・まりえの紹介で、監督の飛坂逢太と出会います。初めは映画化を断っていたアイコでしたが、話をするうちに彼の人柄に惹かれ、片想いを自覚。不器用に距離を縮めていくアイコでしたが、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという疑心暗鬼が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことに──。

予告映像は、飛坂への切ない距離感を感じるアイコが、自分の人生を生きていくことそのものと向き合い、悩み、考え、前に進んでいく様が繊細に描かれています。

主演を務めるのは、初主演映画『笑う招き猫』やNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』への出演を経て、その唯一無二の輝きに磨きがかかる松井玲奈。本作は、松井本人が原作に惚れ込み、長年熱望していた映像化がついに実現した意欲作。

飛坂を演じた中島歩は、『いとみち』、『偶然と想像』、『愛なのに』といった話題作に出演を重ね、本作では、一見身勝手に見えてしまいそうなキャラクターを、自然体で愛嬌があり、何故か好感を持ってしまう好青年として演じています。他にも、出版社に勤務するアイコの友人役に織田梨沙、研究室の仲間役に藤井美菜、青木柚など、注目の若手俳優が集結しました。

監督を務めるのは、映画『Dressing Up』などを手掛け、長編劇映画としては本作が2本目となる安川有果。脚本は、100本を超える劇場公開映画、映像作品を監督してきた城定秀夫。二人のタッグが、原作本来の魅力を、映画作品としてさらに引き立てます。

主題歌を担当したのは、音楽家の角銅真実。以下、主題歌決定に関してコメントが到着しています。

角銅真実
自分や他者に向き合うことであったり、一つの決断や答えに辿り着いた後に見えはじめる景色というのがあると思います。
ラストシーンのアイコの眼差しがとても印象的でした。
はっきりと輪郭を持ち光を湛えるその瞳の内側と視線の先に向けて、手を振るように言葉と音とを連ねました。

安川有果(監督)
角銅さんに主題歌をご担当いただけたらどんなに素敵だろうと思っていたので、ご快諾いただけて本当に嬉しかったです。
角銅さんは、歌詞やメロディが思い浮かぶたびにその断片を送ってくださり、大好きなアーティストさんの曲が形になってゆく過程を垣間見れて夢のような時間でした。
完成した曲は、多彩な感情が喚起される素晴らしい曲で、主人公の未来にまで思いを馳せたくなるような、広がりと余韻を感じました。
儚さと強さを併せ持つ角銅さんの歌声と同じく、「誰にも消せない花」という儚い花のイメージを覆す力強いフレーズに、何度も勇気づけられています。
多くの方に届きますように。

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『よだかの片想い』

原作/島本理生「よだかの片想い」(集英社文庫刊)
監督/安川有果
脚本/城定秀夫
主題歌/角銅真実「夜だか」(ユニバーサル ミュージック)
音楽/AMIKO
出演/松井玲奈、中島歩、藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐、三宅弘城
企画協力/グリック、SPOTTED PRODUCTIONS
制作プロダクション/ダブ

日本公開/2022年9月16日(金)より、新宿武蔵野館 ほか全国公開
配給/ラビットハウス
公式サイト
©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会