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2022.06.21 12:00

『PLAN 75』各地で満席続出の大ヒットスタート!倍賞千恵子よりコメント映像が到着!

  • Fan's Voice Staff

第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)スペシャルメンションを受賞した映画『PLAN 75』が6月17日(金)に全国90館で封切られ、各地で満席が続出する大ヒットスタート!主演・倍賞千恵子からのコメント映像が到着しました。

公開2日目の18日(土)に新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座で実施されたキャストによる舞台挨拶はいずれも完売。メイン館の新宿ピカデリーの週末動員数では、『トップガン マーヴェリック』を抑えて1位を記録。シネスイッチ銀座では、初日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続きました。

SNS上には、「震えるほど感動」、「頭から離れない」、「“生きる”という命題を観る者に突きつける大傑作」など絶賛の声が相次いでおり、物語の設定である、“75歳以上に生死の選択権を与える〈プラン75〉の制度”に対して、「PLAN50や60が有れば早めに選びたい 迷惑かけて生きるのは嫌」、「制度として施行されたなら、使うかもしれない。使うことに対して肯定的で、抵抗はない」という肯定的な意見もあれば、「本当にあったら選択肢ではなく “暗黙の圧力”」「自分は申し込みたいなと思う側だったけど、映画を観てそんな制度は絶対に否定しなきゃいけないと思った」など否定的な意見も見られ、様々な議論が巻き起こっています。

そのほかに、「ミチの姿を観るたびに母を思い出して涙があふれた」と倍賞演じる主人公ミチへの感想や、「ヒロムが職務と良心の間で揺れる姿にグッとくる」、「心が揺れる瑶子の最後の顔が強烈に印象に残った」など、制度を推進する側のヒロム(磯村勇斗)や瑶子(河合優実)ら若者たちが葛藤する姿も共感を呼んでいます。

なお、明日21日(火)にはアップリンク吉祥寺で早川千絵監督と河合優実の舞台挨拶が予定されています。

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『PLAN 75』

世界でも速いスピードで高齢化が進んできた日本では、超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援する制度〈プラン75〉が施行されることになった。制度の運用開始から3年──〈プラン75〉を推進する様々な民間サービスも生まれ、高齢者の間では自分たちが早く死ぬことで国に貢献するべきという風潮がにわかに広がりつつあった。
夫と死別後、ホテルの客室清掃の仕事をしながら、角谷ミチ(78歳)は⻑年⼀⼈で暮らしてきた。市役所の〈プラン75〉申請窓⼝で働いている岡部ヒロムや申請者のサポート業務を担当する成宮瑶子は、国が作った制度に対して何の疑問も抱かずに、業務に邁進する日々を送っていた。また、フィリピンから出稼ぎに来ていたマリアは高待遇の職を求め、〈プラン75〉関連施設での仕事を斡旋される。ある日、ミチは職場で高齢であることを理由に退職を余儀なくされる。職を失い、住む場所さえも失いそうになったミチは〈プラン75〉の申請手続きを行うか考え始め──。

出演/倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美
脚本・監督/早川千絵
脚本協力/Jason Gray
企画・制作/ローデッド・フィルムズ
製作/ハピネットファントム・スタジオ、ローデッド・フィルムズ、鈍牛俱楽部、Urban Factory、Fusee

日本公開/2022年6月17日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
製作幹事・配給/ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee