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2020.10.15 15:00

ケニアの小学校に通うおばあちゃんのドキュメンタリー『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』公開決定!日本版ポスターが解禁

  • Fan's Voice Staff

ケニアの小学校に通う94歳の”ゴゴ”(おばあちゃん)を壮大な風景とともに追いかけたドキュメンタリー『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』が12月に日本公開されることが決定!日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

3人の子ども、22人の孫、52人のひ孫に恵まれ、ケニアの小さな村で助産師として暮らしてきたプリシラ・ステナイ。皆から“ゴゴ”と親しまれる人気者です(“ゴゴ”は、カレンジン語で“おばあちゃん”の意)。ある時ゴゴは、学齢期のひ孫娘たちが学校に通っていないことに気づきます。自らが幼少期に勉強を許されなかったこともあり、教育の大切さを痛感していたゴゴは一念発起。周囲を説得し、6人のひ孫娘たちと共に小学校に入学します。年下のクラスメイトたちと同じように寄宿舎で寝起きし、制服を着て授業を受けます。友人とお茶を飲んで一息ついたり、皆におとぎ話を聞かせてあげることも。すっかり耳は遠くなり、目の具合も悪いため勉強するのは一苦労……。それでも、助産師として自分が取り上げた教師やクラスメイトたちに応援されながら勉強を続け、ついに念願の卒業試験に挑みます──。

監督は、危険な道のりを何時間もかけ通学する子どもたちをとらえた『世界の果ての通学路』(13年)で、世界中を感動で包んだパスカル・プリッソン。出演者と時間をかけて信頼関係を築きあげ、そのリアルな姿をカメラに収めていく撮影スタイルは健在。数学や英語の授業、修学旅行、誕生日会、新寄宿舎の竣工式……ケニアの美しい自然を背景に、数々の歌と仲間たちの笑顔に彩られたゴゴの学校生活が、ありのままに切り取られています。そこから浮かび上がってくるのは、貧困や慣習などの理由から未だアフリカに残る教育問題。ゴゴは映画というものを知りませんでしたが、プリッソンの熱心な説得を受け、「世界中に教育の大切さを伝えられるなら」と撮影を許可しました。

『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』は、12月10日(木)~13日(日)に開催されるフランス映画祭2020 横浜で上映されることが決定しています。

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『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』(原題:Gogo)

監督/パスカル・プリッソン
2019年/フランス/英語・スワヒリ語/カラー/スコープサイズ/DCP/ 5.1ch/84分/字幕翻訳:長澤達也/レーティング:G

日本公開/2020年12月 シネスイッチ銀座 他全国順次公開 
配給/キノフィルムズ
提供/木下グループ 
公式サイト
©Ladybirds Cinema