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2020.08.28 12:00

『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』親友同士の監督&主演が語る特別映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したA24とプランBによる最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』のジョー・タルボット監督と主演ジミー・フェイルズらが語る特別映像が解禁されました。

実名で主人公を演じるフェイルズの実体験に基づいて紡がれた本作。急激に変わっていく街・サンフランシスコで、たったひとりの親友とともに、かつて家族と住んだ家を取り戻そうとする青年・ジミーの物語は、“親友同士”のタルボット監督とフェイルズの何気ない会話から始まったといいます。

監督は、フェイルズの実体験を聞きながら、急速に変化していく街の姿をスクリーンに留めておきたかったといい、映像に差込まれる本編カットの数々からも、そうした街への愛情が垣間見えます。サンフランシスコの美しい風景や、(劇中での)親友・モントとのスケートボードのシーンを、スローモーションを多用して撮影するなど印象的なカットが多く、モントを演じたジョナサン・メジャースも「愛と喜びにあふれ、詩的で色彩豊か」と称えています。

お世辞にも裕福とは言えないながらも、本当に“大切なもの”を知っている主人公のジミー。「わが家に勝る場所はない」と言う台詞に象徴されるように、彼は家族と住んだ記憶が宿る家、そして、親友であるモントを心の拠り所にしています。生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いています。

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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(原題:The Last Black Man in San Francisco)

変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない──。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

監督・脚本/ジョー・タルボット 
共同脚本/ロブ・リチャート
原案/ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽/エミール・モセリ 
出演/ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12/字幕翻訳:稲田嵯裕里 

日本公開/2020年10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー
提供/ファントム・フィルム、TCエンタテインメント 
配給/ファントム・フィルム 
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