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2020.08.15 6:00

『ミッドウェイ』”最後に残った2人”が記憶と記録で振り返る特別映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督が、日本の運命を決した歴史的海戦を20年に及ぶリサーチを経て鮮明に描いた映画『ミッドウェイ』より、1942年のミッドウェイ海戦を追憶する特別映像が解禁されました。

映像には、ミッドウェイ海戦を体験した二人の退役軍人へのインタビューや、当時の貴重な記録映像とニュース映像が収められているだけでなく、劇中より戦況を案ずる山本五十六(豊川悦司)や、急降下して戦艦を攻撃するシーンなども収められています。

ミッドウェイ海戦を体験し、第8電撃機隊に所属していたチャールズ・モンロー氏は「我々の任務は日本軍の爆撃」と、1万フィート以上の上空から水面へ一気に急降下し、敵艦隊に魚雷を落とすという任務を回顧。数多の銃弾が飛び交い、爆煙で視界もさえぎられる状態で急降下する壮絶さは、本編映像からも垣間見えます。第8電撃機隊はこの戦法で、最上型の戦艦や、空母龍驤(りゅうじょう)などの軍艦を爆撃したとされています。「ミッドウェイ海戦では15機のTBDデヴァステイターが海に沈み」、その内の乗組員は1名しか生き残らなかったといいます。

「6月4日の海戦でみんな命を落としました」と語るのは、同じく第8電撃機隊に所属していたアーヴィン・ウェント氏。ミッドウェイ海戦で共に戦った仲間を偲びながら、ウェント氏は「今年で103歳ですが、彼らはまだ若かった」と悲痛な面持ちで語ります。

アメリカでミッドウェイ海戦を体験した最後の2人とされるモンロー氏とウェント氏。こうした戦争体験者が少なくなり、戦争の記憶の風化が懸念される現代に、エメリッヒ監督が20年ものリサーチを経て伝えたかった物語とは──。映画『ミッドウェイ』は9月11日(金)全国公開。

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『ミッドウェイ』(原題:Midway)

1941年12月7日の日本軍による奇襲とも言える真珠湾攻撃。戦争の早期終結を狙う山本五十六連合艦隊司令官(豊川悦司)の命により、山口多聞(浅野忠信)や南雲忠一(國村隼)がアメリカ艦隊に攻撃を仕掛けたのだ。大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな太平洋艦隊司令長官に、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツ(ウディ・ハレルソン)を立てた。両国の一歩も引かない攻防が始まる中、日本本土の爆撃に成功したアメリカ軍の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。 一方、真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍は、情報部のレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)がその目的地をミッドウェイと分析、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。そして遂に、アメリカ軍のカリスマパイロット、ディック(エド・スクライン)率いる上空から攻撃をする戦闘機の空中戦と、山口艦長や南雲艦長率いる海上からの戦艦の砲撃の壮絶な激突へのカウントダウンが始まる──。

監督/ローランド・エメリッヒ
脚本/ウェス・トゥック
製作/ハラルド・クローサー
キャスト/エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ウディ・ハレルソン、マンディ・ムーア、ルーク・エヴァンス、豊川悦司、浅野忠信、國村隼、デニス・クエイド
2019年/アメリカ/カラー/上映時間:2時間18分

日本公開/2020年9月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
配給/キノフィルムズ|木下グループ 
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