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2020.08.08 12:00

『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』新場面写真4点が一挙解禁!

  • Fan's Voice Staff

A24とプランBがアカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』以来となるタッグを組んだ最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の新場面写真4点が一挙解禁されました。

急速な発展で地価が高騰し、富裕層が多く住むようになる一方、代々住んでいた者たちの居場所が失われていくサンフランシスコを舞台に、“かつて家族と住んだ家”と“たったひとりの親友”を大切に想う主人公を描く本作。解禁された写真では、主人公ジミー(ジミー・フェイルズ)とその親友モント(ジョナサン・メジャース)がスケートボードで街を駆ける姿や、かつて家族と住んだ家の中で佇むジミーが捉えられています。

「サンフランシスコで今起きているような変化は世界各地でも見られているけど、僕はこういう映画を作る以外に何をすればいいのか分からない。急激に変わっていく街の様子を映像に留めておくしかないんだ」と語るのは、サンフランシスコで生まれ育ったジョー・タルボット監督。実際に映画の撮影中の短い期間の間でも、建築物の取り壊しなどがあり撮影がストップしたこともあったといいます。

生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描いています。

主人公を実名で演じたジミー・フェイルズの体験を、幼なじみのタルボットが自身初の長編映画として作り上げた本作。サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をダブル受賞したほか、世界各国の映画祭で高い評価を獲得。オバマ前米大統領が選ぶベストムービー(2019)にも選出されています。

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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(原題:The Last Black Man in San Francisco)

変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない──。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

監督・脚本/ジョー・タルボット 
共同脚本/ロブ・リチャート
原案/ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽/エミール・モセリ 
出演/ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12/字幕翻訳:稲田嵯裕里 

日本公開/2020年10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー
提供/ファントム・フィルム、TCエンタテインメント 
配給/ファントム・フィルム 
公式サイト
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