News

2020.07.24 18:00

ロバート・パティンソンやチャニング・テイタムが即NG!『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』ディック役キャスティング秘話

  • Fan's Voice Staff

A24新作『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』で大物俳優たちが即出演NGを出したディック・ロング役のキャスティング秘話が到着しました。

アメリカの片田舎を舞台とした“とある事件”の顛末を描いた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』。驚きの“ディックの死の真相”が徐々に明らかになる、ミステリー仕立てのダーク・コメディです。

タイトルにもなっているディック・ロング役を演じたのは、監督・プロデューサーであるダニエル・シャイナート本人。当初はこの役に、チャニング・テイタムやジャスティン・ティンバーレイク、次期バットマン役で大注目のロバート・パティンソンら大物スターにオファーを出したところ、脚本を読んだ各エージェントは「無理です。断じて断ります。こんな役、本人にやらせられません」と即オファーを蹴ったそう。まず映画の冒頭約10分で死んでから最後まで死体として出続ける上、死に隠された秘密が口に出すのもはばかられる内容で、そんな役を演じさせるのはあり得ないと判断されたのでした。

「”Hey, you motherfuckers wanna get weird(ゲス野郎ども、ハメを外そうぜ)”というこの映画で一番オイシイ台詞を言える役にも関わらず、誰もディック・ロング役をやりたがらなかった」と嘆くシャイナート監督。脚本家の推薦もあり、最終的に自らがディック役を務めましたが、「良く考えると他の人にやらせるにはヤバい役だったよ。自分で演じてみて改めて感じる。ひどいことになっていたはずだ。引きずり回され、血まみれの状態でコンクリートの上で長い間、放置されるんだ。それは嫌がっただろうね。このとんでもない役を、人にやらせるのは酷だったね!」と屈託のない笑顔で語っています。

人気俳優たちが即答でオファーを断るディック・ロング役。人にやらせるにはヤバい役と監督自身が振り返る、彼の死に隠された謎とは一体──?

==

『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(原題:The Death of Dick Long)

ヤバい、大変なことになった!ディックが死んでしまった。
舞台はアメリカ南部の片田舎。この事件の真相、深堀り厳禁──。
ジーク、アール、ディックの3人は売れないバンド仲間。ある晩、練習と称しガレージに集まりバカ騒ぎをしていたが、あることが原因でディックが突然死んでしまう。やがて殺人事件として警察の捜査が進む中、唯一真相を知っているジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。誰もが知り合いの小さな田舎町で、徐々に明らかになる驚きの“ディックの死の真相”とは…?

監督/ダニエル・シャイナート
脚本/ビリー・チュー
出演者/マイケル・アボット・ジュニア、ヴァージニア・ニューコム、アンドレ・ハイランド、サラ・ベイカー、ジェス・ワイクスラー、ロイ・ウッド・ジュニア、スニータ・マニ
2019年/アメリカ/ビスタサイズ/上映時間:100分/映倫区分:PG12/字幕翻訳:佐藤恵子

日本公開/2020年8月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
提供:ファントム・フィルム、TCエンタテインメント
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
©2018 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.