2020年公開『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』日本で大規模ロケ撮影決定!ヘンリー・ゴールディングら来日、製作発表会に登壇
- Fan's Voice Staff
刀を武器に戦い「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズNo.1人気キャラクター”スネークアイズ”が主人公のシリーズ最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』が、日本で撮影されることが決定!製作陣や主演ヘンリー・ゴールディングらキャストを迎えた製作発表会が1月10日(金)に都内で行われました。
本作初のプレスイベントとなった発表会冒頭では、エグゼクティブプロデューサーのエリク・ハウサムが登場し、あらすじを明かしました。「スネークアイズは世界で最もアイコニックなコミックブックキャラクターの一人で、彼の物語はこれまで映画で語られていません。彼は常にマスクを被っていて、声も聞いたことがありません。でもこの映画では、彼がどのようにヒーローになっていくのか、オリジンストーリーをご覧いただくことができます。ヘンリー・ゴールディングの役は、タフで孤独な若者で、古代の日本の”嵐影”という一団の忍者の道を歩んで行きます。過去の秘密が明かされ、忠誠が試されます。アクションもたっぷりと詰め込まれたスリル満載の話ですので、楽しんでいただけると思います」
姫路、大阪、茨城などで大規模なロケ撮影が行われるという本作の撮影地に日本を選んだ理由として「個人的に、10歳の頃、父から黒澤明の『七人の侍』を観せられ、恋に落ちました。今でも私のお気に入りの映画です。それと同じ地で映画を製作できることは大変に光栄なことです。それからスネークアイズの映画は日本なくして作れませんでした。彼の話は日本の文化や場所、伝統に直結しています。お城や寺といったロケーションで、壮大なアクションやスタントも取り入れながら、これから数ヶ月かけて、映画の大部分を日本で撮影します」と語りました。
イギリス、マレーシア、インドネシア、スペイン、アメリカ、カナダ、日本、オーストラリアなど、多国籍なキャストが終結した本作で、スネークアイズ役に大抜擢されたのは、『クレイジー・リッチ!』のセレブ御曹司役で一躍注目を浴びたヘンリー・ゴールディング!
ゴールディングは、G.I.ジョーフランチャイズの「全く新しいタイムライン、ユニバースを作ることになる」という本作で、「このようにアイコニックなキャラクターを演じられるのは、非常に光栄です。最も広く知られたキャラクターの一つなのではないでしょうか。でもマスクの裏側を見たことはありませんでした。スネークアイズはいつも武器として見られてきましたが、その人の目を見ることで、過去や未来、隠された人物像を知ることができます。本作では原点に戻り、彼がどのようにしてこの素晴らしいキャラクターになっていくのか、知ることができます」とコメントしました。
アキコ役を務める、イギリスで主に活動している安部春香は、「海外で活動している日本人俳優としては、いつか日本で仕事をしたいと夢見てきました。今回の魅力的な役で、また才能溢れるキャストとクルーを共にするこのようなすばらしいプロジェクトで日本に帰ってくることができたのは、本当に夢が叶ったようです」と喜びを露わに。
ストームシャドー役の小路アンドリューは「どんな配役にも理由があると思いますが、日本人ハーフの私はこれまで12年のキャリアの中で日本人の役を演じたことありませんでした。今回は、自身の出生や文化をより深く知る、非常に興味深くて楽しい経験となっています」。
日本から参戦するケンタ役の平岳大は、「45歳になって初めてアクション映画に出るとは思わなかったのですが、1、2ヶ月半ほどみんなで汗を流して稽古しました。撮影が始まり、どのセットに行っても”すごいのを建てたな”というスケールの大きさがやはりすごいですね。準備ももちろんそうですし、美術とか、みんなのエネルギーがこもっている感じがします」
マーシャルアーツの経験もあるインドネシア出身のイコ・ウワイス(ハードマスター役)は、今回は特別なトレーニングはしたのかという質問に対し、「はい。祖父がインドネシアのプンチャック・シラットの達人で、私もマーシャルアーツを10歳からはじめました。このプロジェクトでのマーシャルアーツは、日本のスタイル自分のスタイルと混ぜ合わせたようなものなので、これまでとは違いますね。ですので、ケンジ(谷垣健治)とコラボレートしています」と回答。
実写版『るろうに剣心』シリーズのスピード感溢れる斬新な殺陣で日本映画の常識を覆したアクション監督で、“嵐影一門”で忍びの訓練を受けたスネークアイズのバトルシーンを演出するスタントコーディネーターの谷垣健治は、「アクションはまずストーリーとキャラクターに基づいて作るのですが、その点で監督がものすごく日本映画に詳しくて、僕が逆に日本映画を新たに見直した旅だったといえます」と、監督の日本映画に対する造詣の深さを絶賛。見直した作品については、「やはり三隅研次監督の作品だとか、一昨日は、見たことがなかったのですが、池広一夫監督の『無宿人御子神の丈吉・牙は引き裂いた』がエンディングで絶対に参考になるからと監督から言われ、見直しました。『十三人の刺客』も見直しました。それを発掘して、またアメリカ映画の中で表現できるのは面白いと思います」
そんな日本好きのシュヴェンケ監督は、ドイツ出身。デビュー作『タトゥー』で高い評価を受け、2005年公開の『フライトプラン』でハリウッドデビュー。「私は人生を通じて日本の映画を愛してきました。この場所に来て映画を撮ることができるのは、素晴らしく光栄で嬉しいことです。まさに夢が叶ったようです」と嬉しそうに語り、「アメリカをはじめとした各国の観客に、メインストリームとなっていない映画の側面を観せられることにワクワクしています。日本らしいチャンバラやカーアクション、日本文化や日本映画を基にした要素がたくさん登場します。ヤクザも登場しますし、”任侠”の要素もあります。こうした日本特有のアイディアの数々を、正しく描きたいと思いますし、この映画が非常に特別なものになると思います。さらに日本の素晴らしいロケ地の数々で実際に撮影することで、見た目的にも雰囲気的にも、これまで見たことのないユニークなものになるのではと思います」
内閣府が初めて実施する、外国映像作品のロケ誘致に関する実証調査の対象作品として採択された本作は、一ヶ月を超す異例の長期間わたる、ハリウッド映画史上最大規模となる日本各地でのロケ撮影が予定されています。製作発表会には内閣府の平将明副大臣も登壇し、今回の取り組みの狙いを説明しました。「海外で人気のある作品が世界で公開されると、そのロケ地ではインバウンド観光客が増えたり、地域のエンタメに関わる人材が育ったり、産業が生まれたり、様々な経済効果があります。人気のある作品は世界中で取り合いになっているのが現状で、補助金が出たり、税金のインセンティブがあったりします。日本は製作者からぜひ日本でやりたいという希望がありますが、そうしたインセンティブがなかったり、規制や許認可が煩雑で、他の国で撮られてしまうことが今までありました。そうした反省の中から、今回はロケ誘致の実証調査事業ということで、支援することになりました。制作面で一部を支援すると同時に、撮影をしてみて素晴らしかったところ、改善してほしいところを聞き取り、環境改善をしていきたい。世界で人気作品のロケ誘致に負けないように、様々なインセンティブの制度や許認可を取りやすい仕組みの整備などを、日本全体、政府全体で行っていきたいと考えています。今回のスネークアイズは日本にルーツを持つ主人公の物語ということで、第1弾にふさわしい作品として選定しました」
製作発表会の会場となった日枝神社では、大ヒット祈願のご祈祷も行われました。
『G.I.ジョー』は、世界的な人気を誇るアクションフィギュアをもとに映画化し、ハイテクガジェットや特殊マシンを駆使し世界を守る最強の戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」と、世界支配を目論む悪の組織「コブラ」の戦いを描き、日本をはじめ全世界でメガヒットを記録した大ヒットアクション映画。全世界興収シリーズ累計6億7,700万ドル(約737億円)を突破しています。
漆黒のマスクで正体を隠し、これまで謎に包まれてきた、スネークアイズ誕生の秘密が明かされる!『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は2020年公開予定。
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『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(原題:Snake Eyes)
キャスト/ヘンリー・ゴールディング、安部春香、小路アンドリュー、ウルスラ・コルベロ、平岳大、イコ・ウワイス、石田えり
監督/ロベルト・シュヴェンケ
スタントコーディネーター・アクション監督/谷垣健治
エグゼクティブプロデューサー/エリク・ハウサム、ジェフ・ワックスマン
日本公開/2020年公開
配給/東和ピクチャーズ
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