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2019.12.01 17:00

『映画 すみっコぐらし』大ひっと御礼舞台挨拶にすみっコたちが登場!

  • Fan's Voice Staff

11月8日(金)に、114館と中規模で公開されたにも関わらず、大作と肩を並べヒット街道を爆進中の『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。12月1日(日)に丸の内ピカデリーで大ひっと御礼舞台挨拶付き上映会が開催されました。

約800席が発売から2時間で完売したというこのイベント。お気に入りの“すみっコ”のぬいぐるみを手にした子ども連れやカップルなど幅広い層のファンが、詰めかけました。

おそろいの赤い蝶ネクタイをつけて正装したとんかつ、とかげ、ぺんぎん?、しろくま、ねこの“すみっコ”たちがステージに登場すると、「かわいい!」という歓声が会場のあちらこちらから飛び交いました。

まずは、キャラクター紹介から。映画で初登場となる新キャラクターの“ひよこ?”といる時間が長い”ぺんぎん?”。予告編でそっと寄り添い合っている姿が印象的でした。”とかげ”は、”にせつむり”と仲良しで泳ぐのが得意のキャラクター。絵本に吸い込まれた後は、人魚姫の世界を旅します。北から”ふろしき”を手に逃げてきた寒がりで人見知りな”しろくま”は、絵本に吸い込まれた後は、雪の降るマッチ売りの少女の世界へ。本来は寒い国にいるはずのしろくまですが、12月に入った東京の寒さにも震えていました。”とんかつ”は、脂分が99%のため残されてしまうとんかつの端っこで、食べてもらうことが夢。やはり残されてしまう、”えびふらいのしっぽ”と仲良しです。絵本の中に入り、赤ずきんの世界に飛ばされます。最後は”ねこ”。恥ずかしがりやで気が弱いねこは、大好きなすみっこを他に譲ってしまいます。こんなすみっコたちが、絵本の中で出会うのが”ひよこ?”です。

左より:しろくま、ぺんぎん?、とかげ

続いて、映画オリジナルの新キャラクター、ひよこ?のぬいぐるみを抱いたまんきゅう監督もステージ上に。

「こんなにたくさんの方に観ていただいて、本当に嬉しいです。すみっコぐらしのキャラクターができてから今年で7周年ということで、映画を作る前に、ファンのみなさんのために作ろうと、アニメーションチームで決意を固めて挑みました。ファンの方だけでなく、すみっコ愛がさらに多くの人に伝わったのかなと個人的には思っていて、たいへん嬉しいです」と予想を上回る大ヒットに驚きを隠せない様子。

中央:まんきゅう監督とひよこ?

さらにTwitter上で「#映画すみっコぐらしおひろめ隊」で投稿されたおすすめシーンが、「くすっと編」、「ほっこり編」、「キュン編」などとしていくつか披露されました。

「くすっと編」では、とんかつがえびふらいののしっぽを探しに行くシーンが紹介され、「揚げ物のコンビの足音が可愛い」という感想に、まんきゅう監督は「足音にはそうとうこだわりました。サクサク、カラッと揚がった感じにしてください、とオーダーしました。よく聞くと、とんかつとえびちゃん(えびふらいのしっぽ)の足音は少し違うんですよ。えびちゃんのほうが少し軽めで、とんかつのほうは重量感を表現していただきました。そんな風に音も作り込んでいます」

また、「ほっこり編」でおすすめされたとかげとひよこ?が海辺で語り合うシーンに関しては、「とかげは実際にいたらモテそうだなと。落ち込んでいる人の隣にそっと寄り添って、多くを語らず、なんて素敵なんだろうと思います」

右:とんかつ

最後には、まんきゅう監督自らが一番のおすすめシーンを紹介。「冒頭の喫茶すみっコのシーンなのですが、個人的には、こうした日常の何気ないシーンがいちばん幸せそうで好きです。すみっコたちの、いつもの何気ない暮らしぶりを覗き見しているような。なんでもないけど、ほっこりして僕は本当に好きですね。いちばん最初に作ったシーンでもあるので、いちばんたくさん見ているシーンで、個人的にも思い入れもありますね」

すみっコたちとの撮影タイムも盛り上がり、上映前の会場は、ほっこりした雰囲気に包まれました。

左より:とかげ、ぺんぎん?、しろくま、ねこ

終映後は、感動のあまり号泣する人も続出。この感動の輪はまだまだ広がりそうです。

「すみっコぐらし」は2012年に、たれぱんだ、リラックマなどで知られるサンエックス株式会社が発売した大人気キャラクターで、すみっこを好む個性的なキャラクターが多数登場。ほっこり感のある丸みのあるフォルム、たまにポジティブ、ちょっとネガティブなキャラクターが年齢、性別を超えた多くの人の共感を呼び、7周年を迎える今年「日本キャラクター大賞 2019」でもグランプリを受賞。いまもっとも勢いのあるキャラクターとして話題になっています。

今回の劇場アニメではすみっコぐらしチーム完全監修のオリジナル・ストーリーで、”絵本の中に連れて行かれたすみっコたちの大冒険”が描かれます。さらに劇場版ならではの魅力的な新キャラクターも登場。王道をいくサクセストーリーとは対局を行く、“すみっコが好き”な、キャラクターたちの心の交流と絆を描いたほっこりした物語展開が多くの人の心を捉えています。

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『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ…?「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。

ナレーション/井ノ原快彦、本上まなみ
主題歌/原田知世「冬のこもりうた」(Universal Music)
原作/サンエックス
監督/まんきゅう
脚本/角田貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督/日野香諸里
アニメーション制作/ファンワークス

日本公開/2019年11月8日(金)
配給/アスミック・エース
©2019 日本すみっコぐらし協会映画部