Report

2019.11.22 19:52

東京コミコン2019:PUNPEEがメインステージに登場!ライブレポート

  • Akira Shijo

幕張メッセにて開催中のポップカルチャーの祭典「東京コミコン 2019」。初日となる11月22日(金)午後、はるか板橋から天才ラッパー・PUNPEEがライブステージに登場しました。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17年)最速試写会への登壇や、DCコミックス「LOBO」翻訳監修など、洋画・アメコミファンにはおなじみのPUNPEE。自身初となるアルバム「MODERN TIMES」(17年)のリリースを皮切りに、ラジオでのレギュラー番組「SOFA KING FRIDAY」、ロトスコープを駆使した映像表現も話題となった『タイムマシーンにのって』MV公開、そして盟友・星野源によるEP「Same Thing」(19年)への参加やNHK『おげんさんといっしょ』への出演など、今や日本を代表するエンターテイナーのひとりとして活躍中です。

そんなPUNPEEが、念願だったというコミコンへの初出演を果たしたのが今回のイベント。まずはアップテンポな「Happy Meal」が流れ出すと、ヒートアップしたファンたちは一気に総立ちに。

この日ステージを共にしたのは、原島”ど真ん中”宙芳とDJ ZAI。続いては、隠れた名曲「お隣さんより凡人」でファンを唸らせました。

そこから続いて、『アイアンマン』(08年)や『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19年)でもおなじみ、トニー・スタークが愛したAC/DC「バック・イン・ブラック」を被せます。

続けざまの「Renaissance」から、代表曲「夜を使いはたして」。

20年以上前、「マーヴルクロス」との出会いからアメコミの思い出を語り始めたPUNPEE。「アメコミの思い出も遡ること23年前くらい。小学館プロダクションさんという出版社から出てたX-メンだったりマーヴルクロスを読んで、中学時代を育った私にとっては、今のこのマーベルの映画だったりとか、こんな東京コミコンっていうのをでっかい幕張メッセでやっているのが信じられなくて。でもこれ以上話すとボロが出そうだから、この後フリースタイルで話そうと思います」。

シームレスに『スパイダーマン:スパイダーバース』(19年)の主題歌「Sunflower」に乗せたフリースタイルに繋げ、「アイアンマン、マーク1、マーク2、一番はマーク・ラファロ。いろいろなスターに会えるけど、オレの一番はスタン・リー」と歌うと、会場からは歓声が。東京コミコンと昨年11月12日に95歳で逝去した“マーベルの父”こと故スタン・リーへの愛を歌い上げました。

戻せない時間を想いながらの「タイムマシーンにのって」、そしてラストはアメコミ・ヒーローにまつわる世界観やワードに満ち溢れた「Hero」でフィニッシュ。

ここでライブステージは終了……と思いきや、サプライズゲストとしてマーベル・コミックス現編集長であるC.B.セブルスキー氏が登場!日本のファンへの感謝と共に、今回のコミコンにおけるマーベル・コミックス関連コンテンツの魅力を語りました。

C.B.が第一線で活躍する現役アーティストたちと直接交流できる”アーティスト・アレイ”コーナーを紹介すると、PUNPEEも(ビールを飲みながら)会場内を周りサインやファンサービスに応じる”一人アーティスト・アレイ”を行うと宣言。会場を大いに沸かせながら、ステージは幕を閉じました。

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東京コミックコンベンション 2019(略称:東京コミコン 2019)

会期:2019年11月22日(金)〜11月24日(日)
会場:幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホール
主催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
内容:最新技術を使った様々なゲームや体験、コミックや映画の最新情報、アメリカや世界の製品やレア物グッズ展示、ハリウッドスターとの撮影会・サイン会、ポップカルチャーやテクノロジー分野のリーダー・インフルエンサーによるパネルディスカッション、コスプレコンテスト、ライブパフォーマンス、企業出展(今後発売予定の製品や試作品の出展等)、個人で活動している漫画家やアニメーターの作品展示「アーティスト・アレイ」など。