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2019.10.01 17:25

10月4日都内初オープン!丸ピカ「ドルビーシネマ」内覧会レポート

  • Fan's Voice Staff

10月4日(金)に東京・有楽町「丸の内ピカデリー」にオープンする都内初の「ドルビーシネマ」の内覧会が、10月1日(火)に開催され、館内がプレス陣にお披露目されました。

ドルビーシネマでは、最先端の映像技術「Dolby Vision®(ドルビービジョン)」と立体音響技術の「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」が採用され、さらにシネマ体験に最適化されたシアターデザイン(インテリアカラー、 空間デザイン、座席アレンジメント)が一体となって、アクションやストーリーをより豊かに体感でき、まるでスクリーン上の世界にいるような感覚を味わえます。

建物外のサイン類もドルビーシネマの表示になっています

エレベーターのボタン脇にもドルビーシネマのロゴが!

ドルビーシネマの特徴

ドルビーシネマは現在、北米からヨーロッパ、中国に至るまでの世界中の400を超すスクリーンで採用済みもしくは採用予定で、各国の映画ファンから圧倒的な支持を得ています。

内覧会では、ドルビージャパン株式会社代表取締役社長の大沢幸弘氏が登壇し、究極のシネマ体験を実現するドルビーシネマの3要素などを解説しました。

映像面では、最新鋭のHDR映像技術「Dolby Vision®(ドルビービジョン)」により、従来のシネマプロジェクターの約500倍に相当する1,000,000:1のコントラスト比が実現。色域も従来のDCI P3からRec. 2020に拡張され、今まで描ききれなかった深いディテールまで余すことなく、制作者が意図する通りの表現が可能になりました。

レーザー光源には「ドルビービジョン プロジェクションシステム」2台が使用され、従来のシネマフォーマットの約2倍に相当する31 feet/lamberts(108 nits)の輝度を実現しました。

また3D上映においても、2台のプロジェクターによって、レンズの前に置かれたカラーホイールを使用せずに、左目用と右目用、それぞれの映像が表示可能になり、従来の3Dフィルムで発生したフラッシュやジッターが解消。輝度も従来の3Dが3〜7 feet/lambertsに留まるのに対して、「ドルビーシネマ 3D」では約2倍の14 feet/lamberts(48 nits)。従来の2Dフォーマットと同等の輝度での3D上映が可能になりました。

音響面では、世界初のオブジェクトベース立体音響技術「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」を採用。高さを含む3次元的な表現が可能で、制作者はディスクリート音源(オブジェクト)を劇場内のどこにでも自在に配置したり動かすことができます。リアルでナチュラルなシネマ音響により、映画のシーンに入り込んでしまったような没入感を与えてくれます。ドルビーアトモスは全世界で4,000スクリーン以上、公開タイトル1,000本(2019年2月時点)で採用されています。

内覧会ではデモ映像も上映され、輝度と色域の広い映像に、2Dなのに3D上映のような奥行きを感じさせる、まさに”これを見たら通常上映には戻れない”体験でした。

ドルビーシネマの世界観を表現した空間演出

日本初のドルビーシネマ専用劇場となる丸の内ピカデリーのシアターは、エレベーターを降りると、ドルビーシネマの世界観を表現した黒を基調としたシンプルでスタイリッシュな空間が広がります。

シアター入口に設置されたAVP(オーディオ・ビジュアル・パスウェイ)には、映画作品の特別映像が映し出されます。日常を離れ、これから作品の世界へ入り込もうとする観客を迎えるのにふさわしいエントランスです。

シアター内は映画に集中できるよう、可能な限り無駄が排され、究極の快適さを実現する空間として設計されています。最高の視聴環境を実現するため、防音を含めた音響デザインの最適化、上映中のスクリーンへの影響を最小限にするための照明デザインなど、まさに映画を観るために考え抜かれた「究極のシアターデザイン」が施されています。

全シート革張りの座席

シアター内の255席(うち車椅子席2席)はすべて革張り。最前列には、10席限定でリクライニングシートが設置され、オットマン付きで足を延ばして、よりくつろいだ姿勢で映画を鑑賞することができます。

オットマン付きの最前列リクライニングシート

各座席からの見え方

M-12/13付近(最後列)

G-13付近

K-24付近

G-24付近

A-17(最前列リクライニングシート)

スペシャルなドリンク&フード

売店では、季節に応じたフレーバーの「シネマグルメポップコーン」を販売。オイルは全く使わず熱風だけでポッピングした日本初グルメポップコーン専門店「ヒルバレー」とのコラボ商品です。

オープン記念限定メニューとして、ドルビーブルーをイメージした「ブルークレミアソーダ」が登場。爽やかなブルーキュラソーのソーダとプレミアム生クリームソフト「クレミア」との絶妙なハーモニーが楽しめます。

アルコールでは東京第1号地ビール「隅田川ブルーイング」を映画館で初導入。個性がありながら飲みやすい革新的なクラフトビールを味わえます。

今後の上映ラインナップ

丸の内ピカデリー「ドルビーシネマ」での今後のラインナップは以下の通り。

10月4日(金)〜
ジョーカー

11月1日(金)〜
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。

11月22日(金)〜
アナと雪の女王2

11月29日(金)〜
ドクター・スリープ

12月20日(金)〜
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

2020年新春
劇場版 機動戦士ガンダム I〜III

2020年3月
Fukushima 50

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丸の内ピカデリー「ドルビーシネマ」

所在地/東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5階(旧・丸の内ピカデリー3)
座席数/255席(うち車椅子席2席)
鑑賞料金(税込)/ドルビーシネマ作品:鑑賞料金+一律600円/ドルビーシネマ3D作品:鑑賞料金+一律1,000円