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2019.09.17 8:00

是枝裕和監督『真実』本予告が解禁

  • Fan's Voice Staff

是枝裕和監督最新作『真実』の予告映像が解禁されました。

国民的大女優ファビエンヌが【真実】というタイトルの自伝本を発表したことから、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」が炙り出されていく本作。

予告映像は、本作がワールドプレミアされた第76回ヴェネチア国際映画祭オープニングでの華やかなレッドカーペットと、公式上映後のスタンディングオベーションの光景で始まります。

映画界の至宝カトリーヌ・ドヌーヴが演じる、大女優ファビエンヌが暮らすお城のような大きな家。彼女の自伝本の出版祝いに駆け付けたのは、ジュリエット・ビノシュ演じるファビエンヌの娘リュミール、イーサン・ホーク演じる彼女の夫ハンク、そして是枝監督がフランスでのオーディションで発掘した子役クレモンティーヌ・グルニエ演じる7歳の孫娘シャルロット。久々の家族の再会に幸せそうな表情を見せる面々ですが、訪ねてきた家族の気がかりはただひとつ……「彼女は何を書き、何を書かなかったのか」

その晩、早速自伝本【真実】を読み終えたリュミールは「ママ、これのどこが“真実”よ」と激しい口調でファビエンヌに詰め寄ります。家に居なかった母親に代わり、いつもリュミールが辛い時に支えてくれた「サラ」。その「サラ」が本に全く登場しないのは後ろめたいから? と問い詰めるリュミールに、ファビエンヌは「良い母になるより女優を選んだの」と言い放ちます。かつて一度は女優を志しながらも女優になれなかった娘リュミールと、家族をかえりみずに女優として生きてきた母ファビエンヌ。そんな彼女たちの「残酷な真実」と「やさしい嘘」が絡み合い、やがて見えくる新たな「真実」に、母娘の閉ざされた心が動き始めます。

『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞“パルムドール”を受賞し、今回は初めて国際共同製作に挑戦した是枝監督。本年度のヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門で日本人監督初となるオープニング作品として上映され、その後もトロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門、サン・セバスティアン国際映画祭パールズ部門、釜山国際映画祭Gala Presentation部門への出品と「今年のアジア映画人賞」(Asian Filmmaker of the Year)の受賞など、世界中から絶賛の声が届いています。

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『真実』(原題:La Vérité)

全ての始まりは、国民的大女優が出した【真実】という名の自伝本。
出版祝いに集まった家族たちは、綴られなかった母と娘の<真実>をやがて知ることになる──。
国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書……お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」
そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき──。

監督・脚本・編集/是枝裕和 
出演/カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ
撮影/エリック・ゴーティエ

日本公開/2019年10月11日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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