『アド・アストラ』ジャパンプレミア開催!来日中のブラッド・ピットが登壇
- Fan's Voice Staff
映画『アド・アストラ』のジャパン・プレミアが、日本公開を1週間後に控えた9月13日(金)に東京・六本木で開催され、主演&プロデュースを務めたブラッド・ピットが“ブルーカーペット”と舞台挨拶に登場しました。
劇場へ続くブルーカーペットの周りには、マスコミや応募に当選した200人のファン、さらには大スター、ブラッド・ピットをひと目でも見ようと、イベントエリア外にも多くのギャラリーが集まりました。
ピットは、メディアの取材やサインやセルフィーなどファンサービスに丁寧に応じたほか、メディア向けのフォトコールの際は、ギャラリーに対してもしゃがみ込んで手を振るなど、昨日の記者会見に引き続いて、ご機嫌の様子。
ジェームズ・グレイ監督による『アド・アストラ』は、人類を救うためのミッションを背負って宇宙に向かうも、消息を絶った父親(トミー・リー・ジョーンズ)の謎を追って、宇宙へ向かう宇宙飛行士ロイ・マクブライドの壮大な旅を描くSFアドベンチャーです。
友人グレイの企画に心を動かされたピットは、製作だけでなく主演も務め、自身のキャリア初の宇宙飛行士を演じました。
ちなみに、記者会見が行われた昨日9月12日は、日本では「宇宙の日」。27年前の1992年、世界中が協力し、宇宙や地球の環境について考えようという「国際宇宙年」でしたが、宇宙飛行士の毛利衛氏がスペースシャトルで宇宙へと旅立った日を記念し、9月12日が「宇宙の日」に定められました。
舞台挨拶では、約500人の観客で埋めつくされた劇場に登場したピット。「みなさん、今日はありがとうございます。この作品はとても特別でユニークな作品です。このような大きなスクリーンで観ていただきたい作品でもあるので、今日は楽しんでいただけると嬉しいです。時間を割いて、この作品を観に来てくれるなんて、本当に感謝します」と挨拶。
──何度も来日していますが、今回の日本滞在はいかがですか?
ピット「いつも言っていることですが、時間が足りないんです。来る度に、“次回こそは!”って言っていますが、毎回、時間がありません。日本に滞在するのは大好きだし、日本の皆さんの物事との向き合い方や生活の様式も大好き。次回こそ絶対に仕事抜きでゆっくりしたいと思います」
──初めて宇宙飛行士を演じていますが、どうでしたか?
ピット「SFというジャンルは、長い間ずっとやってみたかったんですけれど、なかなか独創的なものが見つかりませんでした。けれど、今回はこのジャンルに貢献でき、非常に誇りに思っています。これまでのSFとはまた違う作品にもなっていますし」
──主人公のロイは、父親の謎を追って、宇宙を旅します。あなたも父親であり、息子でもあります。あなたから見て、この映画のテーマは?
ピット「(この映画には)いくつものテーマがあります。親子の関係を理解することと、自分自身を理解することなど。この映画はアクション・アドベンチャー映画でもあるのですが、自分探しの旅でもあるのです」
──この舞台挨拶は後日、世界に配信されますが、この映画を楽しみにしている世界中のファンにひと言お願いします。
ピット「人はお互い優しくし合おう!」
最後にピットは「みんな、楽しんでくださいね!」とメッセージを送り、ステージを後にしました。『アド・アストラ』 は9月20日(金)公開。
以下、他の写真です。
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『アド・アストラ』(原題:Ad Astra)
『アド・アストラ』の物語の舞台は、近未来。
人類は地球外知的生命体との出会いや豊かな資源を求めて、宇宙へと旅立っていた。ある時、巨大な“サージ電流”が地球を襲い、各地で火災や飛行機の墜落事故を引き起こす。国際宇宙アンテナの製造チームを率いていた宇宙飛行士のロイ・マクブライド少佐(ブラッド・ピット)も巻き込まれ、命を落としかける。回復したロイは、アメリカ宇宙軍の上官から、信じがたい“極秘情報”を告げられる。初の太陽系外有人探査計画、通称“リマ計画”の司令官で、探索に出発してから16年後に消息を絶った父、クリフォード(トミー・リー・ジョーンズ)が生きているというのだ。しかも軍は、世界中を混乱に陥れたサージは、父が海王星周辺で行っている“実験”のせいで、このままでは太陽系のあらゆる生命体が滅びてしまうと主張する。
英雄だった父に憧れて同じ道に進んだロイは、仕事に人生を捧げる父を崇拝してきた。だが一方で、父は家族には冷たく、ロイはいつも孤独を抱えていた。突然、父が消えたショックで、さらに心を閉ざすようになったロイは、人との関係をうまく築けない大人になり、恋人のイヴ(リヴ・タイラー)も、離れて行ってしまった。
そんなロイに、「父を探し出せ」というミッションが与えられる。父の旧友であるプルイット大佐(ドナルド・サザーランド)と、まずは経由地点の月に到着するロイ。そこでは、地球各国から移住した人々が、資源を巡る争いを繰り広げていた。さらに国境も法律もない無法地帯があり、ロイの一行も略奪者に襲われる。
プルイットからの「軍は君を信用していない」という警告を胸に、火星へと向かうロイ。波乱に満ちた飛行の果てに、ようやくたどり着いたロイは、基地の責任者のヘレン・ラントス(ルース・ネッガ)の案内で、用意されたメッセージを父へと発信する。だが、何の応答もなかった。意を決したロイは、今度は自分の言葉でメッセージを送る。いったい父に何があったのか──?
監督/ジェームズ・グレイ
製作/ブラッド・ピット、ほか
脚本/ジェームズ・グレイ&イーサン・グロス
出演/ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド
日本公開/2019年9月20日(金)全国公開
配給/20世紀フォックス映画
© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation