News

2019.09.01 19:00

『僕のワンダフル・ジャーニー』すべては即興物語から始まった!物語の誕生秘話を作者が明かす!

  • Fan's Voice Staff

『僕のワンダフル・ライフ』(17年)の待望の続編として、転生を繰り返す犬と最愛の飼い主が紡ぐ、心温まる人間と犬のラブストーリー『僕のワンダフル・ジャーニー』が9月13日(金)に日本公開されます。

前作では50年で3回も生まれ変わり、最愛の飼い主イーサン(デニス・クエイド)との再会を果たした犬のベイリー。今作でもその “犬生”が終わりを迎えますが、再び別れを告げようとしたイーサンから、「孫娘のCJを守ってほしい」という新たな使命が与えられます。そんな中、イーサンや妻ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)とうまくいかなくなったCJの母親グロリア(ベティ・ギルピン)が、突然CJを連れて出て行ってしまいます。少女から大人へと成長するまでの揺れる人生に寄り添うため、再び何度も生まれ変わり、CJの幸せのために奮闘するベイリー。今、ベイリーの新たな、そして素晴らしい旅が始まります──!

この物語の基となったのは、作家のW・ブルース・キャメロンが、愛犬を亡くし悲しみに暮れていた恋人のキャスリン・ミションを勇気づけるため、ドライブ中に即興で語ったストーリーです。キャメロンが「落ち込んでいる彼女を見ているのは辛かったんだけど、まるでインターネットからダウンロードしたかのように、私の頭の中にある物語が浮かんだ。寿命が尽きても魂は死なず、何度も生まれ変わりを繰り返すうちに、転生の目的に気付いていく犬の物語だった」と明かします。

恋人を想う優しさから生まれたこの献身的な愛犬の物語の虜となったミション。「彼は車を運転しながら、90分ぶっ通しでこのストーリーを語ってくれたの。私は大泣きしながらも、『この物語は私のような人にとって癒しになる。本として執筆すべきよ』と彼に伝えた」といいます。

その後押しにより2010年に出版された書籍は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストに63週にわたってランクイン、世界36ヵ国で翻訳・出版されるなど世界中の愛犬家の心を鷲掴みにしました。

ミションとキャメロンはこの大切な物語を、長年にわたって動物福祉の向上を支持し愛犬家として知られるベテラン・プロデューサーのギャヴィン・ポローンにゲラ刷りの段階から届け、根気強い説得が実り、出版から7年かけて映画化を実現。

ポローンも「一度は断ったもののキャスリンは諦めなかった。彼女から、私こそキャメロンの小説を映画化するのに最適なプロデューサーだと何度も説得され、最終的に説き伏せられたよ」と振り返ります。再び製作として陣頭指揮をとり完成させた続編にも自信をのぞかせ「動物福祉と動物たちへの敬意を推進することが私の人生における目的だ。彼らにも人間と同じ知覚がある、と見る人が感じられる動物映画を作れば、もっと多くの人が動物に思いやりを持って接するようになり、より良い世界を作ることができると信じている」と、長い歳月をかけてでもこの物語の映画化する価値を力説しています。

==

『僕のワンダフル・ジャーニー』(原題:A Dog’s Journey)

出演/デニス・クエイド、キャスリン・プレスコット、ヘンリー・ラウ、マージ・ヘルゲンバーガー、ベティ・ギルピン、ジョシュ・ギャッド(声)
監督/ゲイル・マンキューソ
脚本/W・ブルース・キャメロン&キャスリン・ミション、マヤ・フォーブス&ウォレス・ウォロダースキー
原作/W・ブルース・キャメロン
製作/ギャヴィン・ポローン
製作総指揮/セス・ウィリアム・マイヤー、ラッセ・ハルストレム、ルーエン・ファン、ウェイ・チャン
全米公開/5月17日(金)

日本公開/2019年9月13日(金)全国ロードショー
配給/東宝東和
公式サイト
© Universal Pictures and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.