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2018.12.12 12:00

スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』公開日が19年3月22日に決定!場面写真6点到着

  • Fan's Voice Staff

1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという大胆不敵な作戦を実行した黒人警官ロン・ストールワールの体験を綴ったノンフィクション小説を、鬼才スパイク・リー監督が映画化した『ブラック・クランズマン』の日本公開日が2019年3月22日(金)に決定、追加場面写真が一挙6点到着しました。

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスで唯一採用された黒人刑事ロン・ストールワースは、ひょんなことから新聞に載っているKKKのメンバー募集広告に勢いで電話をかける。自ら人種差別主義者であることをアピールし、入団を希望。面接にまで進むが、対面では流石に黒人だとバレてしまうため、急きょ同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンが代役に決定。電話で話を進めるのはロン、対面はフリップと、二人で1人の人物になりすまし、過激派団体に潜入。人種差別問題が過熱するアメリカを背景に、前代未聞の捜査が始まる──!

この度到着した場面写真では、ロン&フリップコンビの潜入捜査の様子が描かれています。

電話担当のロンと対面担当のフリップ。二人はそれぞれ言葉巧みにKKKの信者に接し、みるみるうちにその深部へ潜入していきます。

話し方で人物の違いを気付かれないよう、ロンの言葉遣いやイントネーションを真似して練習するフリップは、KKK最高幹部のデビッド・デューク(トファー・グレイス)に全く疑われることもなく、KKKの集会へ参加することに成功。

KKKメンバーに混ざり「ホワイト・パワー!」と力強く繰り返すフリップは、まさに熱心な白人至上主義者の一人のよう。

また、地元コロラド大学の黒人学生団体の代表を務めるパトリス・デュマス(ローラ・ハリアー)と仲睦まじく話すロンの恋模様も。

さらに、人差し指を立て「アメリカ・ファースト!」と唱えるデビッド・デュークの姿は、この時代に生きるアメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプにも重なります。

ロンとフリップのコンビネーションが実現させた史上最も大胆な潜入捜査、その結末とは──?

主演のロン・ストールワースを演じるのは、名優デンゼル・ワシントンを実父にもつジョン・デヴィッド・ワシントン。デンゼル・ワシントンは傑作『マルコムX』で映画デビューしその名を知らしめましたが、奇しくも同じスパイク・リー監督作品となる本作で、息子ジョンも主演として脚光を浴びる形となりました。

ロンの相棒フリップ・ジマーマンは、『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作でカイロ・レン役を演じ、『沈黙 -サイレンス-』、『パターソン』などで演技に定評のあるアダム・ドライバーが演じます。

製作には、監督・脚本のスパイク・リーに加え、『セッション』のジェイソン・ブラム、そして『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督と、アカデミー賞最強布陣が名を連ねます。

カンヌ映画祭でグランプリ受賞などを筆頭に、各映画祭で高評価された本作。先日発表された第76回ゴールデングローブ賞ノミネーションでは、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と4部門にノミネートされています。

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『ブラック・クランズマン』(原題:BlacKkKlansman)

1979年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンはKKKと対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKKとの直接対面はフリップが担当し、二人で1人の人物を演じることに。任務は過激派団体KKKの内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのかー!?

監督・脚本/スパイク・リー
製作/スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
出演/ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/映倫:G指定

日本公開/2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給/パルコ
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