トムホ&アンソニー・ルッソ監督登壇!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』スペシャル・ファンミーティング開催
- T&Bear
4月16日(月)夜、都内で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』フッテージ上映付きスペシャル・ファンミーティングが開催。4月27日(金)に公開を控える同作の特別映像が上映された後には、すっかりアベンジャーズも板に付いたスパイダーマン役トム・ホランドと、兄弟で本作の監督を務めるルッソ兄弟の兄、アンソニー・ルッソが大歓声の中登壇しました!
アベンジャーズ4には日本が登場!?
今回が初来日となるアンソニー・ルッソ監督。
「素晴らしい日本に、もっと早く来たかった」と話すルッソ監督ですが、なんと『インフィニティ・ウォー』の続編となるアベンジャーズ第4作目では、日本がフィーチャーされるとのこと!いきなりの重大発表に会場がどよめきました。
序盤から口を滑らせる監督に、トムホが「(口を滑らせるのは)彼は許されるけど、僕は許されないね(笑)」とポロリ。会場の笑いを誘いました。
ダウニー・Jr は歳の離れたお兄さん?
MCUの中でスパイダーマンと深い関係にあるアイアンマン。アイアンマン役を演じるロバート・ダウニー・Jrとの関係について質問されたホランドは、「本当に仕事熱心な方で、礼儀正しくて真のプロ。緊張感もあるんですけど、彼と仕事をするのは本当に夢のような体験です」と回答。
ダウニー・Jrは即興の演技力もすごいそうで、オートパイロットモードの撮影シーンなどでは、ボーッと立っているといろんなことを投げて来るので、集中して撮影に挑んだそう。年齢差はあるけれど、ダウニー・Jrは、お父さんと言うより”歳上の兄”のような存在なのだとか。
ヒーロー達のチームワーク
「これほど才能の溢れるキャストが、これほどの人数集まる映画は他にないと思います」と語るルッソ監督。『インフィニティ・ウォー』では、一人ひとりが現場に持ってくる情熱のレベルがとても高く、プロ意識も高くて全員が集中してベストを尽くしていたといいます。
長年に渡ってそれぞれの単独のシリーズで自分のキャラクターを演じて来たキャストが一同に顔を合わせて共演する本作では、全員がいかに貴重かと言うことを自覚していて、共演を楽しんでいたのでしょう。誰か一人だけが主人公と言う訳ではなく、全員が主人公。そう言った意味でエゴとか自己主張がなく、お互いを支え合って創造性と協調性に溢れる素晴らしい現場だったそうです。
トムホが尊敬するヒーローとは?
尊敬するヒーローについては「スパイダーマンだね」と即答するホランド。「スパイダーマンは自分がスパイダーマンである事を秘密にしているけど、もしそんな能力を持っていたらすぐにインスタグラムで発表しちゃうね(笑)。凄いスーパーパワーを持っていながら、自分の周りの人を守るためにそれを秘密にしている。そしてその力をよいことに利用しているんだ」
一方でアンソニー・ルッソ監督が最も尊敬するヒーローは、キャプテン・アメリカ。ルッソ兄弟がマーベルの世界に初めて関わったのは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14年)。そしてその次にメガホンを取ったのが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16年)キャプテン・アメリカの目線を通して2つの作品を描いてきたルッソ監督にとって、キャプテン・アメリカはとても思い入れの強いキャラクターだそうです。
「キャプテン・アメリカはスパイダーマンと同じように彼は高潔な正義感溢れ、ヒーローになる過程も他のキャラクターとは違っている点が興味深い」とルッソ監督。
新生スパイダーマンのキャスティング秘話
スパイダーマン役は、原作コミックの通り若さ溢れるキャラクターにしたかったため、キャスティングは難航したそう。そんな中ホランドに出会ったルッソ監督は、彼をスパイダーマンにピッタリだと思いながらも何度もオーディションをしたそう。
「なんでそんなに何度もオーディションを受けさせたの!?」とツッコミを入れるホランドに、「他のキャストとの相性も重要になって来るため」と答えるルッソ監督。キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスやトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrなども交えてオーディションが行われ、最終的にホランドがスパイダーマン役を射止めたそう。
「身体的能力が非常に高いと言う点は俳優としての魅力のひとつ」というルッソ監督が未だに忘れられないのが、スパイダーマンがバック宙で家に入ると言う脚本でオーディションしたときのエピソード。「僕は(バック宙)出来るけど、やってもいい」」と聞くホランドに「合法的に私からどうぞとは言えないけど、やりたいのなら、どうぞ」とルッソ監督は答えたとか。
トムホが語るルッソ監督の手腕
公開が待たれる『インフィニティ・ウォー』ですが、ホランド自身まだ本編を観ていないそう。が、「どのキャラクターも皆どこか輝く場面があり、それぞれのキャラクターが発展して行くところもちゃんと見せている所、出演者が道を逸脱しないようにちゃんと導いてくれる所がルッソ兄弟の凄い所だ」とホランドは語りました。「現場で僕達俳優陣は、言ってみれば子供達のように非常に扱い辛くまとめ辛いので大変な仕事だとは思うんですけど、本当に素晴らしく僕達を指揮してくださって見事な仕事をしてくださいました」
ホランドにとってのスパイダーマン
イベント後半、ファルコンの吹替を務める溝端純平と、アベンジャーズファンの代表として佐野岳が登場し、ホランドに「スパイダーマンは自分にとってどのような存在ですか?これからのスパイダーマンにどのようなことを期待すればいいですか?」と質問。
「スパイダーマンを演じると言うのは本当に夢が叶ったもの」とホランド。4歳の時初めてスパイダーマンのアニメーションを見たホランドは、5歳の時からずっと色んなスパイダーマンのコスチュームを着ていたそうで、今自分自身がスパイダーマンであると言うことが本当にシュールで、夢が叶った経験だと言います。
また、スパイダーマンを演じる上で1番心がけたのは、「若々しさを残す」こと。他のヒーロー達は成熟した大人達であって重大性を把握しています。ですがサノスとの戦いにおいてもピーターはまだ全てを理解しておらず、状況を楽しんでいて、どれだけの危険があるのかと言うことをちゃんと理解していない。そういったカオスの中で彼の若々しさを見せたいと思ったそうです。
会場には、マーベルヒーローに扮したコスプレイヤーが集まり、フッテージ上映では多くの笑いが起き、マーベル愛溢れるファン達が集った今回のスペシャル・ファンミーティング。
出演したキャストさえもまだ全編を観ていないという、スター・ウォーズ並の徹底した情報管理がされている『インフィニティ・ウォー』。絶望感溢れる予告編は様々な憶測を呼んでいますが、”最強の終わり”を目撃する瞬間もすぐそこまで迫っています!
==
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(原題:Avengers: Infinity War)
6つすべてを手に入れると全宇宙を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。その究極の力を秘めた石を狙う”最凶”にして最悪の敵<ラスボス>サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら最強ヒーローチーム”アベンジャーズ”が集結。人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける。果たして、彼らは人類を救えるのか?今、アベンジャーズ全滅へのカウントダウンが始まる!
監督/アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
製作/ケヴィン・ファイギ
出演/ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド
全米公開/2018年4月27日
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
日本公開/2018年4月27日(金) 全国公開
©2018 MARVEL