スペシャルゲストも登場!『マーベル インヒューマンズ』放映記念イベント開催
- T&Bear
2月27日(火)夜、都内で『マーベル インヒューマンズ』日本語吹替版 先行試写&声優トークイベントが開催されました!
マーベル・ユニバースの中でも高い人気を誇るコミック「インヒューマンズ」のTVドラマ化『マーベル インヒューマンズ』。国王ブラックボルトを中心とするロイヤルファミリーの壮大な冒険ドラマであり、地球のハワイが主な舞台となるという、マーベル史上初の試みも注目されている話題作です。
2月初旬に第1話、第2話を合わせた第1章がIMAXシアターで限定上映され、大いに盛り上がりましたが、いよいよ3月3日(土)より、全国無料のBSテレビ局ディーライフで全8話の放送が開始されます。
この日のイベントで初お披露目となった日本語吹替版。集まったマーベルファンたちは、第1話をいちはやく鑑賞しました。
エイリアンのクリー人によってDNAを改造されて作られた超人種族“インヒューマンズ”。月にアティランという都市をつくってひっそりと暮らしている彼らの王国は、ブラックボルト(アンソン・マウント)を王としたロイヤルファミリーが統治しており、テリジェン・ミストという霧を浴びるテリジェネシスという儀式により、それぞれが特殊能力を覚醒させます。ところが、王の弟マクシマス(イワン・リオン)はその能力が現れず、第1話ではブラックボルトらを疎ましく思うマクシマスの反乱から始まる……。
第1話上映後、興奮冷めやらぬ中会場に登場したのは、マクシマス役吹替版声優の阪口周平さんとブラックボルトの妻メデューサ役吹替版声優の舞山裕子さん!
阪口「マクシマスは運ゲーに負けたんです(笑)」
『マーベル インヒューマンズ』の主人公はブラックボルト。阪口さんの吹き替えるマクシマスは国王ブラックボルトの弟でありクーデターを起こすヴィランですが、マクシマスの気持ちも分かると言う阪口さん。本作では、テリジェネシスと言う儀式によりインヒューマンズとしての特殊能力を覚醒します。しかし、マクシマスは特殊能力が得られなかったために卑屈になってしまった人物で、阪口さんも「(あれだけ周りにインヒューマンズがいれば)そりゃ卑屈になるよね」とコメント。
舞山「私もマクシマスの気持ち分かります」
舞山さんが吹き替えるのは、ブラックボルトの妻メデューサ。軽く囁くだけで街を破壊してしまうほど強力な”声”を持つブラックボルトは、妻メデューサを通して周りの人間に意思を伝えます。『マーベル インヒューマンズ』で他のキャラクターを吹き替えるとしたらと言う質問に、「マクシマス」と答える舞山さん。「常に劣等感を抱いて生きてきたマクシマスの葛藤を演じてみたい」とのこと。
人の気持ちを読む能力
もしも特殊能力に目覚めるなら、どんな能力が欲しいかと言う質問に対しては、「建前で言うなら空を飛ぶ能力」と答えた阪口さんでしたが、本当に欲しいのは「人の気持ちを読む能力」だそう。「人の気持ちは操れなくても人が考えていることを読んでみたい。(マクシマスを演じて卑屈になっているのに)ますます卑屈になっちゃうよ(笑)」
見つめるだけで好きになってもらえる能力
建前では治癒能力が欲しいと言いつつ、本当は「男性だけじゃなく女性も、見つめるだけで私の事好きになってくれたらいいな」と舞山さん。恋愛的な意味ではなく、人として愛されたいのだそう。
ファンからの質問タイムでも興味深い質問が飛び出しました!
Q1「『マーベル インヒューマンズ』の他にも、MCUなどマーベル作品はたくさんありますが、本当は自分がやりたかったキャラはいますか?」
阪口「本音で言うと生々しい話になるなあ(笑)正直(他のマーベル作品で)オーディション受けたりしたものもあったりするんで……ダメだったものももちろんあるんですけど。マーベルって言う広い括りで言えばX-MENは興味ありますね。特にサイクロプスとかって、不都合じゃないですか(笑)ずっと目からビーム出るんですよ(笑)そう言う所に可愛げも感じるし、やる機会があったらチャレンジしてみたいなとは思います」
舞山「私は『アイアンマン』(08年)を観た時に、すごく素敵だなと思っていて。あのスーツ着たいです。むしろ実写で出たいです。アイアンハートとか、女のアイアンマンになりたいです」
Q2「『インヒューマンズ』の中で他のキャラクターを吹き替えるなら誰をやってみたいですか?」
阪口「あれだけディスっといて何ですけど(阪口さんはトーク中、カルナクが作中で絶妙に使えないキャラクターと冗談混じりにコメント)、カルナクは面白い役です(笑)興味はありますね。今後観ていただければ分かると思うんですけど、あんな顔をして意外と人間臭い一面とか出てくるんですよね。そういう所を高口公介が面白くやるんですよ。それを見ててちょっと面白いじぇねえかお前って言って(笑)僕だったらどういうふうに演技するかなとか、ちょっと刺激されましたよね」
Q3「(ブラックボルトを真似て無声で質問しようとするファンの方。これには会場も沸きました(笑))原作の『インヒューマンズ』はご覧になられているんですか?」
阪口「他のマーベルのアニメ作品に出演しているんですけど、そこに『インヒューマンズ』のメンバーで登場したんですよね。それで知ってるくらいしか、正直僕は知識ないんですけど…(本作に関わる前から)知ってました。逆に言うとそれまでは、知らなかったです。(初めて知った時は)ブラックボルトには衝撃を受けましたね。“黙れ”って言ったらブワーッて街中が吹っ飛ぶぐらいの描写があったりして、すっげーコイツって思った記憶はあります(笑)」
舞山「私もこのお仕事をいただくまで、読んだことなくて。映画も自分が観ている作品がマーベルと言う印象もなくて。あ、これもそうだったんだ。あれもそうだったんだって後から気づくことが多くって。今回ゴーゴン役の松田健一郎さんがマーベルにすごく詳しくて、現場でこれはこういう役でこうでって毎回色んなお話をしてくださったので、それを聞くのが楽しみでした」
Q4「カルナクの能力が、1話を観ただけでは意味が分からないと思うんですけど、事前に説明などはありましたか?」
阪口「マーベルに詳しい松田君の話だと(笑)、ドラマでのカルナクの能力と原作のカルナクの能力ってちょっと違うらしいですよ。って言うところまでしか分からないんですけど。ドラマだと、行動の正解を見つけるみたいな。松田君に聞いた話だと、原作では相手の弱点とかも一発で分かるんですよね。第1話のカルナク見てコイツずりぃって思いましたからね(笑)今後のカルナクをどうぞお楽しみに(笑)」
Q5「現場が楽しそうだなと思ったんですけど、撮影の裏側で印象に残ったエピソードとか、この話面白かったなって言うものがあれば教えてください」
阪口「彼女(舞山さん)は、飲み出すとすっげー長いって言うのが印象に残っていて。僕はお開きってなったら帰りたいんですよ。(舞山さんが)帰るんですか?って言う感じのオーラをビンビン出してくるんですよ(笑)飲むとすげーめんどくさい女です(笑)」
舞山「それは否定しないです(笑)逆に周平さんは、現場で若い子にさりげなく気遣いしてるところがあって。スマート過ぎて辛いなと思って(笑)こんなに(阪口さんが)素敵だから、マクシマスがどんどんダークになって来ると、惚れる人多くなるぞって思いました(笑)」
阪口「惚れるどうこうは別にして、(現場に)マクシマス派は多かったです」
舞山「しかもマクシマスがすっごい声の笑い方をするんで。今後マクシマスが笑うシーンが増えて来るんですけど、ほぼ違う笑い方をされているので、皆でそれを“今日も笑い方が違う”って言ってました(笑)」
Q6「私はもし特殊能力を持てるとしたら、他人の能力を好きなように吸収して使える能力が欲しいと思っています。それはすごく便利だと思うんですけど、もしこの能力にデメリットがあったら教えてほしいです」
阪口「マーベルとは全然別の海外ドラマで、そういう役をやったことがあるんですよ。最終的にね、吸収しすぎて力が暴走しました。」
舞山「逆に色んな能力を使えるようになって、欲しいと思わなくなるんじゃないですか?全てが自分の手に取るように出来るようになってしまうので、何が次欲しいのか分からなくなるような気もするんですけど」
阪口「でもどうなんだろうね。人間って欲深いからもっともっとってなっちゃうんじゃないいかな。人間の数だけ能力があるとすれば、それはもう数えきれないくらい種類がある訳でしょ。」
Q7「(第1話の)一番最初の方で、ちょっとベッドシーンがあったじゃないですか。私はいつも見ていて思うんですけど、ああいう時はお互いに相手の声優さんと見つめ合いがなら吹き替えするのかなという所を聞きたいです」
舞山「今回は(ほとんど声を発しないにも関わらずブラックボルトの)声を当ててくださってる声優さんもいたんです。並んで、画面を見ながら声を当てるです。私たちよりも、逆に後ろから見てる人の方が恥ずかしいと思います。画面を見ながらどう言う顔でチューチュー言ってるんだろって、たぶん皆思ってる(笑)若い声優さんとかは、ベッドシーンを初めて見る方もいらっしゃるので、固まる方もいらっしゃいますし。お互いの目を合わせてとか言うのはあんまりないですよね」
阪口「目は合わせないですね。声を当てるときは、声優用に3本か4本か一列にマイクがあって、そのマイク越しに画面がある。でも僕はラブシーンとかだと、相手役がどちら側にいるかで台本持つ手を変えます。ちょっとでも意識を近くにしようかなってことは考えますけど」
舞山「私は逆にすぐフッと向いてしまうので、よく怒られます。動くとマイクから外れちゃうので、怒られることがあるんですけど、今回はなかったですよ。そういう時もあります」
阪口「ラブシーンは絶対リテイク出したくないです。なんかああいうシーンって人間の愛情の根幹の部分が出るじゃないですか。2回は同じクオリティのものは出せないです」
舞山「今回これが初めてのブラックボルトとメデューサのシーンだったので、もう一回やってみようかって言うのがあって。今回は2回やってるんですけど、本当に恥ずかしかったですね。」
質問タイムが終わると、ある人物からのメッセージ映像が!その人物とは、女優のすみれさん!
すみれさんは、3話目から『マーベル インヒューマンズ』に特殊能力者インヒューマンズの1人として出演されているそう。もちろん、日本語版吹替もご自身が担当されています。
大いに盛り上がったトークイベント、最後に舞山さん、坂口さんから放映に向けてのコメントが。
舞山「全8回。どんどん面白くなって行きます。髪の毛を刈られた私も、能力が無いながら戦って行きますので。3月3日21時からですかね。観たらすぐ、#インヒューマンズ #メデューサ とかつぶやいていただきながら楽しんでいただければなと思います。全8回が終わった時に、またみなさんと笑顔で会えるように頑張りたいと思います」
阪口「マクシマス、正直毎回のように演説するシーンがあるんですよ。毎回大変で、パッと見ると、(台本に)ブチ抜きでセリフがあったり。でも楽しかったです。その演説の中ですごい起伏もあったりするし、彼の孤独な部分とかもちょっとずつ演説中に雰囲気で分かるような部分があったりして。今後マクシマスがどういう運命を辿って行くのかって言うのは、これからのお楽しみなんですけど、是非楽しみにしていてください。そして僕が仕事始めた頃は、海外ドラマの吹替声優がこうしてファンの皆さんと触れ合うことなんてなかったので、こういう貴重な機会を得られて今日はとても楽しかったです」
イベント終了後には、ファンとの撮影会にも参加してくださった阪口さんと舞山さん。とても楽しい時間でした!!
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「マーベル インヒューマンズ」
2018年2月2日(金)~2月8日(木)
IMAXにて先行上映
TVシリーズ全エピソード
2018年3月3日(土)〜 全国無料BSテレビ局ディーライフにて放送
2018年3月10日(土)〜 動画配信サービスHulu(フールー)にて配信
©2017 MARVEL & ABC Studios.
©Disney
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