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2016.10.17 13:12

15分の特別映像初出し!! 『ドクター・ストレンジ』ファンイベント@新宿 完全レポ!

  • ichigoma

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2016年10月13日、新宿にあるTOHOシネマズ新宿で開催された映画『ドクター・ストレンジ』ファンイベントに参加してきました。当日配布の整理券150枚が速攻で配布終了となった本イベントの様子を、一ファンである私の目線からあれこれレポートしてみたいと思います。

 

とその前に、当方のステータスを少しだけ語りますと、MCU作品に入ったのは2012年『アベンジャーズ』。公開当時のキャッチコピー「世界よ、これが映画だ。」に釣られて観に行って、「これは面白い!」とどっぷりとハマり、気が付いたら劇場公開期間中、半券が残ってる分だけ数えても12回も映画館に通っておりました。

 

そもそも『アベンジャーズ』をマーベル作品だと知らずに観に行ったという、今考えてみたら「ホントすみません」な無知状態から始まっているため、原作のコミックやMCUには登場してないヒーローやヴィランについては正直、うとい部分があります。コミックに触れたのが今年に入ってからだなんて恥ずかしくて言えない。(でもテキストでは書ける)

 

そんな人が書くレポートにつき、原作のあのシーンは映画だと云々……と熱く語れる知識は持ち合わせてないので、『ドクター・ストレンジ』という映画作品と、公開前の前哨戦として開催された記念イベントに関して、映画オタの端くれが書き記した内容になります。原作を交えた考察なんかは多分別の人が書いてくれてるハズなので、そちらをご参照ください。まるっと投げ。

一日限定ムビチケカードセット!

ファンイベント開始は19時30分からでしたが、当日はTOHOシネマズ新宿近くのシネシティ広場で北米版ポスターがおまけで貰えるこの日限定のムビチケカード2枚組セットの販売と、SNSに投稿した画像をその場で特製カードにしてくれるフォトサービスイベントが行われていました。

 

私が会場に到着した19時10分頃は、ファンイベントの入場が始まりかけた時間だったので混雑は一旦落ち着いている感じでしたが、それでもフォトカードのスペース前にはまだ列が出来るほどの賑わいでした。

 

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こちらがその限定ムビチケカード。専用の台紙に予めセットされた状態での販売です。裏面(写真上)が光沢ツヤツヤの黒一色、カードがセットされてる面(写真下)は空間が捻じれてる不可思議な街並みを前にしたドクター・ストレンジの背中がデザインされてます。ムビチケカードの右側、ストレンジ先生の横顔と陰影がレンブラントの絵画みたいで美しいです。

 

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で、こちらが限定ムビチケカードを買うと付いてくる北米版ポスター。B3サイズで、実際に見ても結構大きいです。持ち運び中に折リ曲がらないかどうか心配でしたが、厚手の上質紙を使用してくれたおかけで何とかきれいに持ち帰れました。

 

話がそれますが、TOHOシネマズで入場者特典のポスターがある時って大体ペラペラのままで渡してくれるのでありがたいです。
最初から丸まってると持ち歩きは楽なんですが、いざ飾ろうとするとに用紙がくるんくるんしちゃって難儀するんですよね。これで持ち手の穴が開いてるビニ袋に入ってたら最高なんですけど…(ごにょごにょ)

 

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写真は帰宅路、どうやったらポスターを傷つけずかつ安全に運べるかを考えた結果、車両の連結端の席を陣取って角の窓側に立てかけた時のものです。ええ、ステマじゃないです。純粋にマーケティングの一環です。

 

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フォトサービスイベントで貰えた特製カードがこちら。#ドクターストレンジ タグを付けてSNSに投稿した画像をその場で印刷し、無料で本日の日付入りカードにしてくれるという素敵イベントでした。私は単にパネルを撮影した写真で作りましたが、パネルと一緒に写った自分の写真を使ってる方も多くいらっしゃるようでした。

いざファンイベント会場へ

取り合えずシネシティ広場でムビチケカードセットを購入し、ロビーからイベント会場のスクリーンへ出撃!チケットによると会場はスクリーン10とのこと。ふむふむ、エスカレーターで上に行けばいいのですな?えーっとスクリーン10はっと…

 

 

ってここ、IMAXじゃないっすか! (注:公式告知にはIMAXとちゃんと書いてありました)

 

先着150名とあったので(最終的には170名になったようですが)、そんなに広いスクリーンじゃないんだろうなぁ…せめてTCX導入のスクリーンならいいなぁ…と内心しょんぼりしてたので、まさかのIMAXにそして3D上映と予想外連発でビックリ。

 

「このファンイベント、ディズニー・ジャパンさん本気出してきてる…」と肌で感じました。

ファンイベント開始!

定刻になり、場内アナウンスもなくすっと落ちた客電と共に映し出されたのは、現在公開されている『ドクター・ストレンジ』の予告編。既になんども観ている予告編ですが、さすがはIMAXの大画面。2Dとは言え、天井から足元ギリギリまでの巨大スクリーンで観るのは、パソコンで観るのとは迫力が全然違います。ベネディクト・カンバーバッチの“美人度”もIMAX効果で際立ってます。(当社比)

 

予告編が終了すると客電が付き、司会のお二方が登壇してイベントスタート。
マーベルロゴの白黒Tシャツで両者バッチリ気合が入ってます。司会さんからの「会場の皆様に聞きたいんですが、今日東京以外から来た人ってどれくらいいます?」の質問の声には、「関東以外から来た」のくだりで手を上げた猛者が三人もおられました。具体的な地名を聞かれた最初の方が「北海道!」と答えた時は、ついつい「マジかよ!」と独り言をもらしてしまったのは内緒です。

特別インタビュー映像

簡単な『ドクター・ストレンジ』の紹介のあと、会場に流されたのはスタッフとキャストの特別インタビューの映像。司会さんが「総合指揮のジョス・ウェドンと主演のベネディクト・カンバーバッチ、そしてヒロイン役のレイチェル・マクアダムスの特別インタビューを…」と説明した瞬間、

 

え!?うそ、レイチェル・マクアダムス出てるの!?

 

と、素でビビりました。

レイチェル・マクアダムスっていったら、『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて、4月16日の日本公開時にも来日&舞台挨拶して下さった女優さんじゃないですか。何度も予告観てるハズなのに、ベネさんばかり気を取られて全然気づいてなかったです。レイチェルごめんなさい。

 

インタビュー映像では最初にジョス、続いてベネディクト、そして最後にレイチェルの姿が映し出されてましたが、一人で勝手にレイチェルさんキター!!と大盛り上がりしておりました。ジャパンプレミア、レイチェルさん来ないかなぁ。

 

先述の舞台挨拶でレイチェルさん見て来ましたが、挨拶の冒頭で真っ先に、4月14日に起きた熊本地震の被災地と被災者への哀悼の意を述べられてたのがとても印象的でした。もしこの映画でも来日することがあったら、「部屋にある靴下のお片付けはちゃんと終わったか」誰か聞いといて下さい。何の話だ。

プレゼント抽選会

インタビュー映像の次は今回のイベントの目玉の一つである、ジャパンプレミア招待券が当たる抽選会でした。座席番号が書かれたクジ入りのボックスから、司会さんが引き当てる形式。「招待券って言っても5組10名じゃ当たる気がしないし、こういうのは当たらないのが常だからまあいいやー」と軽く流そうと思ってたところ….

 

「本日はジャパンプレミア招待券以外のプレゼントもご用意しました!」

 

な ん だ と 。

ディズニーさんマジスカ。もっと何かもらえるんですか!?

 

そして読み上げられたプレゼント目録が以下のとおり。

・ジョス・ウェドンのサイン入り『アベンジャーズ』のポスター(10名)
・11月開催の日本最速試写会 招待券(5組10名)
・1月開催のジャパンプレミア 招待券(5組10名)

 

20名!枠が20名なら、もしかしたら何かの弾みで当たるかもしんない!司会さん、I列を引いてください!ついでに2番だとさらに嬉しいです!有休の残日数あまりまくってる社畜なので平日開催でもバッチコイですお願いします!(懇願)

 

…結果、I列自体が1回しか呼ばれず惨敗。デスヨネー。

 

何となくですがC列から当選者が多く出てた気がします。これがカンバーバッチの”C”の御力なのか…。べ、別にひがんでなんかないんだからね。地味にジョス・ウェドンのサイン入りポスター、欲しかった。

杉山すぴ豊氏の「ドクター・ストレンジはこうなる!?大胆予想」

続けて舞台に登壇されたのが、アメコミ映画のコラム等を多く手がけていらっしゃる杉山すぴ豊氏(@supisupisupi)。左手にサノスのインフィニティ・ガントレットを装着しての登場でした。「あくまでもネットでこう噂されているという話」との前提の元、原作におけるドクター・ストレンジのキャラクター設定や誕生の背景、それを踏まえての映画での展開予測を数々打ち出されてました。

 

キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』で、ヒドラのハゲ眼鏡ことシットウェル(原作ではハゲではなく、シールドの捜査官)の台詞に、今後の脅威となる人物の一人に”スティーブン・ストレンジ”の名を挙げていた事や、原作ではおじいちゃんのエンシェント・ワンを女性(ティルダ・スウィントンが演じる)とした事、MCUに度々登場するインフィニティストーンとドクター・ストレンジについて等々、すべてが興味深い話ばかりでした。すぴ豊先生のマーベル講座、めっちゃ楽しいしタメになります。ガントレット装着はインフィニティストーンの説明のためかー!

 

中でも「今後公開される『インフィニティ・ウォー』でアイアンマン達と合流する予定ですが、アイアンマンとドクター・ストレンジが対峙すると言う事は、なんとシャーロックが2人揃うんですね!」の言葉とともにスクリーンに写し出されたロバート・ダウニー・Jrとベネディクト・カンバーバッチ両名のシャーロック画像にはお腹抱えて笑いました。笑いの沸点低くてつらい。

 

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左が精神攻撃で事件を解決するシャーロック、右が物理攻撃で事件を解決するシャーロック。 これも一種のマルチバースってヤツなんでしょうか。(違います)

 お待ちかね!特別映像の上映会(ネタバレなし)

大いに盛り上がったところで本イベントのメインディッシュとも言うべき、『ドクター・ストレンジ』特別映像の上映が始まりました!ベネディクト・カンバーバッチの短い挨拶のあと、尺にして約15分間の映像が流れました。

 

特別映像の気になる中身ですが、現在公開されている予告編に出てくる各シーンのピース四方に別のピースが付いてちょっとだけ絵が大きくなり、まだ空白の部分に新たなピースをぽつんと配置するような構成となっていました。ロングバージョンの新しい予告編、と言ったところでしょうか。もしこれが本編の冒頭15分間だったら「ちょ、ここまで見せといて”続きは来年”とかやめて!年越せない!」となってたと思うので助かりました。ありがとうマーベル・スタジオ。

 

大筋としては”スティーヴン・ストレンジ”としての栄光からの転落、エンシェント・ワンとの出会いと垣間見た時空の狭間の世界、修行を経て”ドクター・ストレンジ”に生まれ変わるまでの過程と、謎のパンダ目男(ごめんマッツ・ミケルセン…)がオフィスビルが立ち並ぶ街の空間を歪ませ、大混乱に陥れるシーンまでが描かれてました。

 

それではこの特別映像を、各ポイントごとにまとめて行きます。

マーベル至上、最も芸術性の高い映像作品

ポスターや予告編等で描かれている、天と地が逆転して街並み入り乱れた街並みには最初見た時に圧倒されましたが、これらはまだまだ序の口だったと思い知らされました。

 

個が複数に複数が個へと万華鏡のように変貌を続ける図形の群に、前衛絵画で見るシュールな風景。宇宙空間を思わせる藍色に次々と飛び交って現れる極彩色と、煌びやかながらも混沌とした美しい時空の狭間。目まぐるしく移り変わる画面に、あたかも自分自身がその空間に放り投げ出されたような感覚に包まれました。と言うかちょっぴり映像酔い。

 

IMAX 3Dでこの没入感となると、これを4D上映で観たらトンデモない事になりそうな気がします。

 

MCUと言えば異世界アスガルドを舞台とした『マイティ・ソー』も含め、森林や海、人工的な建造物と言った実像を持つものの映像や、それらを舞台にしたリアリティを伴う戦闘シーンの迫力に定評があると思ってましたが、そのマーベル・スタジオが不可思議で非現実な世界を描くとこうなるのか.!圧巻の一言です。今まで観て来た映画作品と比較して説明したいのは山々ですが、残念ながら類似する作品が皆目検討が付きません。

お髭のおじさま、ベネディクト・カンバーバッチ

ベネディクト・カンバーバッチの全ての出演作を観てる訳ではありませんが、代表作であるBBCドラマ『SHERLOCK/シャーロック』シリーズ(2010年〜)、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013年)、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014年)などを思い返すと、「口髭を蓄えた役」は初めてではないでしょうか。

 

髭のない元々の風貌には頭脳労働を得意とする鋭いナイフのような知的なイメージが色濃く出ていましたが 今回ここに口髭がプラスされた事で尖った知性に少し丸みが出て、男らしい精悍さや年長者としての落ち着きぶり、ナイスミドルの色気が発せられるようになったと思います。と言うか、御年40歳とは思えないほどのおじさまオーラが半端ないですベネディクトさん。

 

先に挙げた口髭なしの作品ではどちらかというと突拍子も無い、血の気の多いエキセントリックな役柄ばかりでしたが、『ドクター・ストレンジ』では地に足が着いた、余裕のあるオトナの男性としての顔が見れるのでは?と期待してます。

主役を食ってる!?ティルダ・スウィントン

“スティーヴン・ストレンジ”の師匠として登場する、エンシェント・ワンを演じるティルダ・スウィントンにも大注目です。

 

原作では「老子」として描かれてるようですが、ティルダ演じる女性のエンシェント・ワンもかなりのものです。何と言ってもティルダの佇まい。ただ立っているだけなのにその身に纏う穏やかさと柳のようなしなやかなさ、でも背筋がしゃんと伸びるような眼光と存在感が正に「マスター」の名に相応しいキャラクターとなっています。

 

上映前の杉山すぴ豊氏のお話にもありましたが、故・夏目雅子さんがドラマ「西遊記」で三蔵法師を演じられてた時のように、女性が僧侶を演じる事でそのキャラクターが持つ”神秘性”が強く強調されていると思いました。身長180cmの長身とは言っても元の骨格や口から発する声色は間違いなく女性なのに、性別を感じさせないティルダの中性的な演技は魅力的です。こんな師匠に説法して頂けるなら喜んでチベット行きます。

総評:ドクター・ストレンジってどうよ?

特別映像だけでの判断ですが、今作は、『ガーデイアンズ・オブ・ギャラクシー』に次ぐ、単作としても大いに楽しめる映画の予感がします。

 

2008年から続いているMCUもこれで14本目、登場するヒーローもヴィランもキーワードも本数を重ねる毎に着々と増殖しています。一つの世界観の元で10本以上も映画が作られるのはファンとしては確かに幸せですが、外野から見た時の敷居は徐々に高くなりがちである事を忘れてはいけません。

 

「マーベル映画って面白そうだけどどれから観たらいいの?」となった時、「過去作が13本あるから、公開順に全部観て来てね!(ドサッ) あとドラマもあるからこっちも宜しく!(ドサドサッ)」なんて言われたら、よっぽどの強い意思がないと心が折れてしまいます。

 

新しい風が入って来ず、高い壁に囲われてしまったコンテンツの将来は明るくありません。

 

そこに待つのは「衰退」の一文字です。

 

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は作品の内容上、背景として過去作を知らないと理解できない部分の多いシナリオであったため、今のMCUは一般人からすると少し敬遠されがちな空気をはらでいました。

 

その雰囲気を打開すべく、過去作と深い関連性を持つ新規ヒーローを投入するのではなく、手垢が付いておらずまっさらで、かつ“ガチムチ”ヒーロー作品群にはない”魔法”と言う異色の能力を持った『ドクター・ストレンジ』を送りこむことでハードルの緩和を狙っているように思いました。

 

ベネディクト・カンバーバッチや他キャストの名前、または映像等の魅力に惹かれてやってきた人達を、一体ストレンジ先生は、どの時空へと誘ってくれるのでしょうか。今から来年が待ち遠しいです。

 

そして、本作の真骨頂は「IMAXで観るべき」と断言できるほどの映像芸術にあると思います。リピートならともかく初見を2Dで観るのはもったいないので、ちょっと背伸びしてでもIMAX3Dで観て頂くのを強く!強ーく!オススメしたいです。

 

大丈夫、今から一日10円づつ貯金をすれば公開日前後には大体1000円くらいにはなるので、それと前売り券を組み合わせれば余裕でIMAXで観れます!うまい棒を一本我慢して、是非ともIMAXシアターへ。

 

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ドクター・ストレンジ先生!
来年1月に日本でお待ちしてます。