Report

2017.09.12 19:47

ライアン・ジョンソン監督来日!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』スペシャル・ファンミーティング イベントレポート【クロスレポート】

  • Takashi Fujii

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』スペシャル・ファンミーティングが9月11日(月)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催されました。公開が3ヶ月に迫ったこの時期に、来日した本作の監督のライアン・ジョンソンは、日本のファンに一体、何を語ったのでしょうか?!

 

『最後のジェダイ』は、完成まであとわずか!

 

TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて開催されたスペシャル・ファンミーティングは、マスコミだけではなく来場したファンもライアン・ジョンソン監督に直接質問をすることが出来るという、ファンミーティングの名にふさわしいイベントとなりました。

 

多くの『スター・ウォーズ』ファンが集まり、公開3か月前にも関わらず早くもお祭り騒ぎ!

 

このイベントの中でライアン・ジョンソン監督が明かした最初の情報は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の制作状況について。なんと、『最後のジェダイ』はロサンゼルスに戻った後に数日作業したら完成という、「完成まであとわずか」状態であることが判明!

 

 

そんな大詰めの状況にも関わらず、「ここに来たかったんだ。映画なんてどうでもいいよ!」と、日本のファンのためを思って来日してくれたライアン・ジョンソン監督に感謝です!

 

『最後のジェダイ』の衝撃とは?

そして、さかんに「衝撃」の作品と言われている『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。では、一体どんな衝撃が待っているのか?というファンならば気になる質問については、「言ってしまったらサプライズにならないよね!」と言いつつ、サプライズありきではなく、物語の中で自然にサプライズが起こるようにしたと、その仕掛け方を教えてくれました。

 

『スター・ウォーズ』での衝撃といえば、『帝国の逆襲』でダース・ベイダーがルークの父親である事実を明かすシーンが思い浮かびますが、ジョンソン監督は「脚本を書いている時にはサプライズを自ら作り出そうという気持ちでは書かない方が良い」と思っていたそうです。

 

「驚かせてやろうという気持ちで物語を作ってしまうと、結果的に無理があり、あまり良くない出来になる」と思ったことがその理由。唐突にサプライズがあるのではなく、「物語の中で自然に到達する驚き」という類のものになるようです。

 

と、当然ながら内容については明かされず、「衝撃」の仕掛け方の話になりましたが、「衝撃」は間違いなく何度かあるということで、公開を楽しみにしていましょう。

 

『最後のジェダイ』でのレイの道のりは

前作でフォースを覚醒させたレイは、『最後のジェダイ』でフォースとどのように向き合って力を付けていくのか?という質問に対しては、「その道のりこそが、本作のメインの物語になる」とジョンソン監督は答えました。

 

「『スター・ウォーズ』のドラマは主人公が大人に成長していき、そして自分の居場所をこの世界に見つけていく物語だ」と考えているとのこと。レイにはルークとはまた違った形の道のりが用意されているそうです。

 

また、レイについてはダークサイドに落ちるという噂は本当?という攻めた質問も!これにはライアン・ジョンソン監督も「それを言わせるのか!」と口をつぐみ、「ジェダイのマインドトリックは通用しない!」と映画おなじみのセリフで場を沸かせました!

 

自分を信じて『スター・ウォーズ』を作ること

続いて、続編を作るにあたって、ここを外したら『スター・ウォーズ』じゃなくなるという部分はありますか?という質問へ。

 

『最後のジェダイ』については「ルークはあの島で何をしていたのか?」ということを考えたライアン・ジョンソン監督は、この他に「『スター・ウォーズ』映画とは何なのか?」ということをとても考えたと言います。

 

ただ最終的には、クリエイティブな選択にて「それがはたして『スター・ウォーズ』なのか?」ということをいちいち考えない方が良いものが出来るという結論に至り、「良い映画を作るのであれば、自分の直感を信じ、そして自分の選択を信じて作るべきである」と考えたそうです。

 

あの『スター・ウォーズ』を作るという、想像を絶するプレッシャー。この重圧の中、『スター・ウォーズ』のキャラクターにも通じる「自分を信じる心」で道を切り拓いてきたのですね。

 

世界初公開!ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがカメオ出演!

何かこの場で世界初の情報解禁を!という声については、ジョンソン監督の前作『LOOPER/ルーパー』(12年)に出演した、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にエイリアンの声優としてカメオ出演していることが明かされました!

 

公の場では世界初公開の『最後のジェダイ』トリビアが飛び出し、場内のファンも大歓声を上げました!

 

キャリー・フィッシャーへの思い

そして、ジョンソン監督はBB-8をステージに呼び、場内のファンからの質問に直接答えていきます。『スター・ウォーズ』ファンにとっては夢のような瞬間です!!

 

 

まず、昨年2016年末に亡くなったレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーへの思いについて。

「キャリー・フィッシャーと出会えたことは、この作品を手掛けたすべての体験の中でのハイライトであり、彼女がもうこの世にいないことが本当に悲しくて仕方ないが、少しの間だったけど時間を共有出来たことに本当に感謝している」と静かに語り出すジョンソン監督。

 

最後にキャリー・フィッシャーと出会ったのは彼女の60歳の誕生日だったとのことで、いかに映画に関わった体験がすばらしいものだったかを話していたそうです。ジョンソン監督も早く本作を見せたいと話したものの、キャリー・フィッシャーが『最後のジェダイ』を見ることは叶いませんでした。

 

「ひとりのファンとして、そして彼女を実際に知っていた人間として、世界中のファンがどれほどの喪失感を感じているか、もちろん理解しているつもりです」

 

「彼女がこの作品で美しい演技をしてくれたこと、そしてそれが(映画として)残っていることを心から良かったと思っており、キャリー・フィッシャーに「さよなら」を言えなかったすべてのファンにとって意義深い作品になればと心から思っています」

 

この言葉が、場内のファンの心に響いたことは間違いありません。

 

『エピソード9』の監督は「正直、考えられない」

先日、『エピソード9』の監督からコリン・トレボロウが降板したことについて、『エピソード9』の監督をしてみたいか?というファンが気になる質問は、元々計画されていたことではないし、正直この状況の中でどうなるかというのはジョンソン監督自身も知らないということです。

 

「『最後のジェダイ』を作ることに100%集中し、本作を公開してファンがどのように見てくれるかが楽しみで仕方がない」とのこと。

 

「誰が監督になろうとも、再び一人の観客として新しい「スター・ウォーズ エピソード9」を、どんな監督がその色をもたらしてくれるのか、どんなストーリーになって結末を迎えるのか、ファンにまた戻って見られることを楽しみにしています」

 

尾上松也/河北麻友子も監督に質問!

ファンからの質問が終了後、客席でライトセーバーを振り続けるジェダイローブを着たファンが…と思ったら、それは歌舞伎俳優の尾上松也さんとファッションモデルの河北麻友子さんでした!壇上には、C-3POとR2-D2が二人を出迎えるように登場!ドロイドトリオも勢ぞろいです。

 

 

尾上松也さんが『スター・ウォーズ』を好きになったきっかけは、「子どもの時にテレビで放映されていた『エピソード4/新たなる希望』を見て、ライトセーバーのかっこ良さに魅了されたこと」から。そして大人になって、『スター・ウォーズ』という世界を理解出来るようになってから本格的に好きになったそうです。

 

ニューヨークで生まれ育った河北麻友子さんは、「物心が付く前から『スター・ウォーズ』を見ていて、レイア姫が一番好きで、憧れの女性だった」とのこと。

 

そんな尾上松也さんに対してジョンソン監督は、「自分の内なる『スター・ウォーズ』ファンを信頼して本作を作ろうと思った」と語ります。

 

『スター・ウォーズ』に携わることはファンならばうらやましい状況ですが、何も知らない状態で楽しむことは出来なくなってしまうのでは、という尾上さんのファンらしいコメントについては、「制作に携わっても『スター・ウォーズ』のマジックが消えることはなく、さらに『スター・ウォーズ』愛が深まり、より『スター・ウォーズ』と強いつながりを持てたように思えたので、もしそういう機会があったら心配しないで飛び込んでください」と答えていました。

『最後のジェダイ』ではどのキャラクターがおすすめ?という河北麻友子さんからの質問には、「アジア系アメリカ人女優のニューフェイス、ケリー・マリー・トランが演じるローズ」とコメントされていました。「ケリー・マリー・トランは撮影現場でも太陽の日差しのような人で、ファンの方にも早く会って欲しいですね」 ローズの活躍に期待がかかります。

 

ファンと監督が『スター・ウォーズ』愛をともにしたイベント

新しい予告編やフッテージの上映はありませんでしたが、世界に先駆けた新たなトリビアも飛び出した日本発のイベント。監督自身の『スター・ウォーズ』への愛情とともに、ファン思いな人柄も感じることもできました。

監督の口から、まもなく完成となることが明かされた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。その目で目撃できるのはあと3ヶ月後となりますが、その時に一体どのような「衝撃」が世界を駆け巡るのでしょうか。心から楽しみです!

 

==

 

© 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、誰も観たことのない衝撃の「スター・ウォーズ」。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーにめぐり逢ったレイが知る驚くべき真実とは?知られざる秘密が明かされるとき、さらなる衝撃の謎が生まれる!

 

12月15日(金)全国ロードショー

公式サイト