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2026.04.06 13:00

『ヴィットリア 抱きしめて』製作ナンニ・モレッティの動画コメントが到着!

  • Fan's Voice Staff

第81回ベネチア国際映画祭のアルカ・シネマ・ジョヴァーニ賞(ヤング・シネマ・アワード)にてイタリア映画賞を受賞した『ヴィットリア 抱きしめて』のプロデューサーを務めたイタリア映画界の巨匠ナンニ・モレッティの動画コメントが到着しました。

イタリア・ナポリ南部でヘアサロンを営むジャスミンは、夫と3人の息子に囲まれ、満ち足りた人生を送っていた。しかし40歳を迎えた頃、父の死をきっかけに異変が起きる。金髪の少女を父から託される夢を繰り返し見るようになり、「自分の人生には娘が必要だ」という想いに囚われるようになる。ジャスミンは娘を迎えるために養子縁組を決意するが、イタリアの養子縁組はハードルが高く、性別も選べない。さらに夫と息子の反発で家族が疲弊していく中、一家は大きな決断を迫られる──。

世界三大映画祭の常連で、パルムドール受賞作『息子の部屋』(01年)などで知られるイタリア映画界を代表する巨匠ナンニ・モレッティ。監督・脚本・主演を自らこなし、社会風刺や政治的なテーマを鋭く描く知性派として知られるモレッティは、本作をプロデュースした理由について、「常に自分の映画からかけ離れた作品を探してきました。本作は私のスタイルと大きく異なりますが、小さな物語でありながら、世界中の観客の心に訴えかける普遍性がある」とコメント。

監督を務めたドキュメンタリー作家のアレッサンドロ・カッシゴリとジャーナリストのケイシー・カウフマンのコンビは、前作の『カリフォルニエ』(21年)でナンニ・モレッティ主催の新進監督コンペティション「Bimbibelli」の作品賞を受賞。いわばモレッティの秘蔵っ子とも言える異種監督の二人は、ハンディカメラを多用し、少人数のクルーで迅速に撮影する手法をとり、それを「美しく、明快で、感動的だ」と断言。

また、ナポリに暮らす一家が新しい家族を国際養子縁組で迎え入れた実話から誕生した本作で、主要キャストを本人たちが演じるという試みについても言及。「自分自身をカメラの前で演じることは非常に難しいが、主演のマリレーナとリーノは素晴らしく、人間性が豊かで真実味がある」と、監督の演出力とキャストの才能を評価。「的確な表現ができている」と太鼓判を押しています。

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『ヴィットリア 抱きしめて』(原題:Vittoria)

監督・脚本:アレッサンドロ・カッシゴリ、ケイシー・カウフマン
出演:マリレーナ・アマート、ジェンナーロ・スカーリカ、ヴィンチェンツィオ・スカーリカ、アンナ・アマート、ニーナ・ロレンツァ・チャーノ
メイク・ヘアデザイン:アン・ノシュ・オールダム
2024年/イタリア/イタリア語/84分/カラー/ヴィスタ/5.1ch/日本語字幕:関口英子

日本公開:2026年4月10日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
公式サイト
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