『シラート』オリベル・ラシェ監督 × 小島秀夫の来日特別対談が一部解禁!
- Fan's Voice Staff
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、第98回アカデミー賞で音響賞と国際長編映画賞にノミネートされた『シラート』のオリベル・ラシェ監督とゲームクリエイターの小島秀夫による来日特別対談の一部が公開されました。

今回の対談は、第38回東京国際映画祭にあわせて来日したオリヴィエ・ラシェ監督が小島からのラブコールによりスタジオを訪問し、実現したもの。
圧倒的な映像と音響体験で話題を呼ぶ本作を鑑賞した小島は、「とんでもない映画でした。今年観た映画の中でも、間違いなくトップクラス」と絶賛し、「映像も音響も圧倒的で、特に没入感がすごい。観ている最中、何度も『これはすごいな……』と唸ってしまいました」と興奮冷めやらぬ様子。

小島はラシェ監督の前作『O Que Arde(Fire Will Come)』に言及。「大自然と人間の関係を描きながら、どこか幻想的で、それでいて現実の痛みがある」と作品世界を称え、出演者の多くが実際にその土地で暮らす人々であることを知ると、「演技というより、本当にそこに“生きている”感じがする」と、その圧倒的なリアリティに驚きを見せました。
これに対しラシェ監督は、「私は人が好きなんです」「映画制作を通して時間をかけ、少しずつ関係を築いていく。撮影というより、一つの家族を作る感覚に近いかもしれません」
小島が『シラート』について、「普通の映画の構造からどんどん外れていく」「最初は娘を探す物語として始まるのに、途中から全く別の旅になっていく」と指摘すると、ラシェ監督は、「人生って、そういうものだと思うんです。突然、全てが変わってしまう」「結果やマーケットを気にして、最初から“安全なもの”を作ってしまったら、新しい映画は生まれません」と断言。小島も、「アルゴリズムからは絶対に生まれない映画ですよね」と深い共感を示しました。

『シラート』を「単なるロードムービーではなく、非常に精神的な旅の映画」と表現する小島。「外側の障害を越えるだけではなく、内面の変化を描いている」と分析すると、ラシェ監督も「まさに“英雄の旅”ですね。ただし、敵を倒すためではなく、自分自身の感覚や喪失と向き合うための旅です」と応じました。
対談の最後、小島監督は「観終わった後、ものすごい感情が残る。10年後、20年後にも語られる映画になると思います」と改めて本作を称え、ラシェ監督は感謝を述べながら、「そうなれば嬉しいです」と笑顔を見せました。

本対談の全文は、『シラート』の劇場パンフレットに収録される予定です。
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『シラート』(原題:Sirāt)
監督:オリベル・ラシェ
製作総指揮:エステル・ガルシア
製作:ペドロ・アルモドバル
脚本:オリベル・ラシェ、サンティアゴ・フィジョル
撮影監督:マウロ・エルセ
編集:クリストバル・フェルナンデス
美術:ライア・アテカ
音楽:カンディング・レイ(デヴィッド・ルテリエ)
出演:セルジ・ロペス、ブルーノ・ヌニェス・アルホナ、ブルーノ・ヌニェス・アホナ ほか
2025年/スペイン・フランス合作/スペイン語・フランス語・英語・アラビア語/115分/ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:杉田洋子/PG12
日本公開:2026年6月5日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラスト有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかにてロードショー
配給:トランスフォーマー
後援:セルバンテス文化センター
公式サイト
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