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2025.09.17 7:00

福士蒼汰 × 福原遥『楓』本予告&本ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

スピッツによる楽曲を原案に、行定勲監督・髙橋泉脚本のもと映画化したラブストーリー『楓』の本予告と本ビジュアル、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)の出演情報が解禁されました。

共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らす須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)。ところが朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼(福士蒼汰)だった。1カ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまう。亜子を悲しませないように“恵”として振る舞う涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。「俺がずっとそばにいる」──いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があり──。

到着した予告編では、幸せあふれる二人の日常がいくつも切り取られる一方で、病院で沈む表情の亜子や、葛藤する涼など、大切な人を失った悲しみの中で自分の想いに揺れる主人公たちの姿が散りばめられています。

双子の涼と恵の幼なじみで、二人の一番の理解者である梶野茂役に宮沢氷魚、カメラマンとして働く涼のアシスタントで、涼を慕う遠藤日和役に石井杏奈、亜子の行きつけの店の店長で、よき相談相手でもある辻雄介役にTravis Japanの宮近海斗。

監督を務めるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』『劇場』の行定勲。脚本は『ソラニン』『東京リベンジャーズ』の髙橋泉。

スピッツの楽曲が映画化されるのは、デビュー34年にして今回が初。「楓」は1998年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」に収録され、同年にシングルカットされた楽曲。松任谷由実、上白石萌歌、Crystal Kay、Uruなど数多くのアーティストにカバーされ、27年が経った現在も幅広い年代に愛される名曲として歌い継がれています。

以下、コメントが到着しています。

宮沢氷魚(梶野茂 役)

子供の頃からスピッツさんの楽曲は大好きでしたが、「楓」は、大人になるにつれ、曲の深みやメッセージを理解できてから、より好きになった曲です。台本を初めて読んだ時、自分が梶野を演じることも忘れて、一読者としてすごく感動しました。梶野というキャラクターは、不器用で感情を表に出すのが得意じゃない人物で、福士蒼汰さん演じる双子の涼と恵とは、子供の頃から一緒に成長してきた一番の理解者です。彼は一見強く見えますが、実はすごく繊細で、そのギャップがとても魅力的なキャラクターだと感じました。福士さんとの共演は今回がはじめてでしたが、気さくに声をかけてくださり、昔から友達だったような感覚で撮影を楽しむことができました。

石井杏奈(遠藤日和 役)

これまでの生活の中にあふれていた、スピッツさんの楽曲。大人になってからその魅力を改めて感じていて、大好きな曲がたくさんあります。本作の台本には、登場人物それぞれが持つ心の矢印や、一生懸命に今を生きる姿が描かれており、「楓」の世界観、そして優しいスピッツさんの世界観が反映された、とても人間味のある素敵な物語だと感じました。私が演じた日和という役は、自分に正直で人に対しても真っ直ぐ。自分を肯定していて心の思うままに生きる魅力的な人です。すごく大らかな福士蒼汰さんとは、撮影中たくさんお話しさせていただき、福士さん演じる涼君と日和の関係性がより深まったと思います。同じ歳の福原遥さんとは2回目の共演で、変わらない優しさで現場はとても和やかでした。

宮近海斗(辻雄介 役)

オファーを受けた際、スピッツさんの「楓」から生まれた物語と聞き、出演を即決しました。脚本を読み、登場人物の情景や、変わっていく景色の中でそれぞれが迎える結末にたどり着いたとき、本当の愛に気づく物語なのだと思いました。雄介はすこしとぼけているというか、その人の意図しない部分を汲み取ってしまうキャラクターで、演じるうえで行定監督からも「天然な感じでいいよ」とアドバイスをいただきました。難しかったのは料理をすること。〝料理ができる感〟と〝店長感〟を出せるか不安でしたが、周りのスタッフさんが僕の表現を褒めてくださり嬉しかったです。映画への出演は今回がほぼ初めてで、短い期間でしたが、撮影現場でさまざまなことを吸収でき、とても実りのある経験になりました。

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『楓』

出演:福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗、大塚寧々、加藤雅也 
監督:行定勲
脚本:髙橋泉
原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
音楽:Yaffle
プロデューサー:井手陽子、八尾香澄
製作:映画『楓』製作委員会 
制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント 
2025/日本/カラー/120分/シネスコ/Dolby 5.1

日本公開:2025年12月19日(金)全国公開
配給:東映/アスミック・エース
公式サイト
©2025 映画『楓』製作委員会