『ブラックドッグ』新場面写真7点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリを受賞した映画『ブラックドッグ』の新場面写真7点が解禁されました。
2008年、北京オリンピック開催間際の中国。誤って人を殺めてしまった青年ランは刑期を終え、ゴビ砂漠の端にあるさびれた故郷に帰ってくる。人の流出が止まらず廃墟が目立つ街には、捨てられた犬たちが野犬化し、群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から地元のパトロール隊に誘われたランはある日、群れには入らず一匹で行動する黒い犬と出会う。頭が良く人に決して捕まらないその犬とランの間には、いつしか奇妙な絆が育まれていくのだった──。
今回到着した場面写真は、世界犬の日(8月26日)を記念して解禁されたもの。ランがテーブルにつき、犬が椅子に座ってじっと見つめる様子や、広大な砂漠の丘陵でランと犬が隣り合わせで座り同じ方向を見つめる姿が切り取られており、言葉を交わさなくても深く通じ合う一人と一匹の深い絆を感じさせます。
監督は、第72回ベネチア国際映画祭クロージング作品となったクライムアクション『ロクさん』(15年)や、日中戦争を描き2020年公開映画興行収入世界一という大ヒットとなった『エイト・ハンドレッドー戦場の英雄たちー』などを手掛けたグァン・フー。国際的評価が高いロウ・イエやジャ・ジャンクーらに代表される、第六世代と言われる中国映画ニューウェーブの気鋭です。
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『ブラックドッグ』(英題:Black Dog)
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ランは、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻って来る。実家はもぬけの殻で、被害者の親族からは「絶対に許さない」と執拗に付きまとわれる。区画整理で人の流出が止まらず廃墟が目立つ街は、捨てられた犬たちが野生化して群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から捕獲隊に誘われるが、ひょんなことから一匹で行動している黒い犬と出会う。決して捕まらず賞金を懸けられた黒い犬とランの間に、いつしか奇妙な友情が芽生えていく。
監督:グァン・フー
出演:エディ・ポン、トン・リーヤー、ジャ・ジャンクー
2024年/中国/北京語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/110分/G
日本公開:2025年9月19日(金)シネマカリテほか全国公開
配給:クロックワークス
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