『ブラックバッグ』スティーヴン・ソダーバーグ監督のコメントが到着!
- Fan's Voice Staff
ケイト・ブランシェットとマイケル・ファスベンダー主演の本格スパイサスペンス『ブラックバッグ』の監督を務めたスティーヴン・ソダーバーグのコメントと、ニューヨークプレミア特別映像が到着しました。
英国の国家サイバーセキュリティセンター 〈NCSC〉 のエリート諜報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)に課せられた機密任務「ブラックバッグ」は、世界を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切り者を見つけ出すこと。容疑者は、諜報員のフレディ(トム・バーク)、ジミー(レゲ=ジャン・ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ナオミ・ハリス)、そして、ジョージの愛妻で凄腕諜報員のキャスリン(ケイト・ブランシェット)の計5名。ミッションのタイムリミットは1週間。妻に国家を裏切りの容疑がかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みとなり──。
本作の製作秘話として、企画段階ではアメリカが舞台だったと明かすソダーバーグ監督。「アメリカの諜報機関を舞台にしたドラマや映画があまりにも多い」という理由で、企画段階で監督は「舞台をアメリカからイギリスに移す」という大きな変更を決断。脚本家のデヴィット・コープはその決断力がソダーバーグの最も優れた点だと信頼を寄せ、提案を受け入れたそう。
「ロンドンは映画的な都市だと思う」(監督)というように、主要な登場人物は全員イギリス政府通信本部(GCHQ)の一部門で、テクノロジーを駆使した諜報活動に重点を置くNCSCに所属。パートナーのMI5やMI6 (後者はジェームズ・ボンドの所属先として有名)は、人から情報を収集する組織として描かれた、映画の大きな魅力の根本となっています。

スティーヴン・ソダーバーグ監督
本作の見どころとして、深く愛し合っている二人がこの事態にどう対処するかということをあげた監督は、「世の中の争いの大半は、誰かが裏切られたと感じること、あるいは信頼が破壊されることから生じます。この状況では、二人の主人公は免罪符を持っているようなものでしょう。なぜなら全部の情報を共有する義務がないばかりか、場合によっては共有を禁じられているからです」と語っています。
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『ブラックバッグ』(原題:Black Bag)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本・製作総指揮:デヴィッド・コープ
出演:ケイト・ブランシェット、マイケル・ファスベンダー、マリサ・アベラ、トム・バーク、ナオミ・ハリス、レゲ=ジャン・ペイジ、ピアース・ブロスナン
2025年/アメリカ/スコープ・サイズ/94分/カラー/英語/5.1ch/日本語/字幕翻訳:松崎広幸
日本公開:2025年9月26日(金) 全国ロードショー
配給:パルコ ユニバーサル映画
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