『遠い山なみの光』新場面写真11点が解禁!
- Fan's Voice Staff
ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの鮮烈なデビュー作を石川慶監督、広瀬すず主演で映画化し、第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映された『遠い山なみの光』の新場面写真11点が解禁されました。
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ(広瀬すず)を主人公に、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスと、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー。
到着した場面写真では、1950年代、長崎の団地で暮らす妊娠中の主人公・悦子(広瀬すず)と、傷痍軍人の夫・緒方二郎(松下洸平)の姿が。世の中は、終戦から数年経って復興への兆しが見えていた一方、川向こうの森で連続幼児殺害事件が起きるなど不穏な空気も漂い、仕事が忙しい身重の悦子を案じる二郎。
長崎で、ミステリアスな雰囲気漂う佐知子(二階堂ふみ)と、その娘の万里子と知り合う悦子。佐知子は、米兵のフランクとの関係も包み隠さず、近いうちに一緒にアメリカへ渡る予定だと打ち明け、女だからと未来をあきらめず、夢への活路を見出す彼女の姿に、悦子は戸惑いつつも、次第に憧れと共感を覚え始めることに。
さらに、福岡から訪ねて来て、しばらく悦子と二郎の団地に滞在することになる二郎の父、緒方誠二(三浦友和)や、うどん屋の藤原(柴田理恵)、高校教師の松田重夫(渡辺大知)らの姿も切り取られています。
==
『遠い山なみの光』
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった──。
原作:「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ/小野寺健訳(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶
出演:広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、カミラ・アイコ、柴田理恵、渡辺大知、鈴木碧桜、松下洸平、三浦友和
製作幹事:U-NEXT
制作プロダクション:分福/ザフール
共同制作:Number 9 Films、Lava Films
日本公開:2025年9月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
配給:ギャガ
助成:JLOX+ ⽂化庁 PFI
©2025 A Pale View of HIlls Film Partners