ウェス・アンダーソン監督『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』邦題決定!新場面写真9点が解禁!
- Fan's Voice Staff
第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたウェス・アンダーソン監督最新作『The Phoenician Scheme』の邦題が『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』に決定し、新場面写真9点が解禁されました。
物語はヨーロッパの富豪ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が娘で修道女のリーズル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命するところから始まり、画策していたビジネスの危機的状況を打開すべくヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていく、というクライムコメディ。
邦題にあるフェニキアとは、現在のレバノンを中心とする海岸地帯にある、独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国。ヨーロッパの大富豪で、6度の暗殺未遂から生き延びたザ・ザ・コルダが画策する“フェニキア計画”とは、“現代の大独立国フェニキア”全域におよぶ陸海三つのインフラを整備するという大プロジェクト。成功すれば、今後150年間にわたって毎年利益が入ってくるという、ザ・ザにとっては一世一代のプロジェクト。ところが、とある妨害により赤字が拡大、財政難に陥り、30年かけて練り上げた計画が脅かされることに。ザ・ザは資金調達のため、ビジネスパートナーたちに会いに、疎遠になっていた娘で後継人のリーズルとともにフェニキア全土を横断する旅に出ることに──。
様々な刺客から命を狙われるザ・ザ。プライベートジェットを操縦している場面写真では、なんと機体の屋根が穴だらけに。左腕を負傷していたり、額にけがをしていたり、シャツに血がついていたりと、険しい旅路が予想されます。家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)に嘘発見器を付けて尋問するようなカットもあり、常に命を狙われているザ・ザの気苦労が伺えます。
主演には、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21年)にも出演したベニチオ・デル・トロを迎え、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ベネディクト・カンバーバッチらウェス・アンダーソン作品では馴染みのあるメンバーに加え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23年)でアラン役を演じたマイケル・セラ、アカデミー賞ノミネート俳優リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャストが名を連ねています。
先月30日よりスタートしたUS先行公開では、劇場あたり平均9万5,000ドル=約1,355万円(1ドル=142.6円)と、今年の限定公開作トップとなる館アベレージを達成。現在は全米公開を迎え、ますます盛り上がりをみせています。
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『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(原題:The Phoenician Scheme)
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ローマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイビス
2025年/アメリカ・ドイツ/英語/カラー/シネスコ/5.1ch/102分
日本公開:2025年9月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他 全国ロードショー
配給:PARCO ユニバーサル映画
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