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2025.06.20 6:00

藤井道人監督『港のひかり』特報&ティザービジュアル2種&新キャスト9名が解禁!

  • Fan's Voice Staff

藤井道人監督最新作『港のひかり』の特報映像とティザービジュアル2種、新キャスト9名が解禁されました。

元ヤクザの“おじさん”の三浦(舘ひろし)と、両親を事故で失い、視力を失ってしまった不遇の少年・幸太(尾上眞秀)との十数年間の友情を描く物語。

到着した特報では、藤井道人と木村大作のタッグにより切り取られた北陸の情景が、フィルム撮影による圧倒的な映像美で収められています。

1枚目のビジュアルでは、小さな漁船に乗って海を航海する三浦と幸太の姿が描かれ、お互いに世間の外れ者である二人が、世の中という大海原に出ていこうとすることを暗示しているかのよう。

2枚目のビジュアルには、青年となった幸太(眞栄田郷敦)に対して、温かい表情を浮かべる三浦とのシーン。二枚のビジュアルを見比べることで、二人の長年の関係性や今後の展開を示唆するような仕上りとなっています。

青年・幸太の恋人である浅川あや役には黒島結菜、三浦がかつて所属していた河村組の組長・石崎剛役に椎名桔平、同じく河村組の組員・⼋代⿓太郎役に斎藤工、元・河村組の組長・河村時雄役に宇崎竜童、河村組で三浦を恩人と慕う⼤塚⼣⽃役にピエール瀧、幸太が働く警察署で先輩となる⼤⿊浩役に一ノ瀬ワタル、大黒の元上司にあたり、昔はマル暴として三浦とも対峙していた元刑事の⽥辺智之役に市村正親、幸太の少年時代に一緒に暮らしていた叔母の⼤森美和⼦役にMEGUMI、漁業組合の会長であり、三浦や幸太の懸け橋となりながら、二人を温かい目で見守る荒川定敏役に笹野高史。

以下、コメントが到着しています。

黒島結菜
映画”パレード”ぶりの藤井組でした。藤井監督の現場は、作品に関わっている全員で映画を作り上げるという思いがとても強く、映画が完成した時にみんなで味わった達成感は忘れられません。その一員になれたこととても嬉しく思います。私が演じた浅川あやは、しっかりと自分の足で立って生きる途中にいる人物です。幸太と支え合いながらも自立した役どころになるよう演じました。舘さんとは何度か共演していたこともあり、現場で再会を喜び合いました。またこの映画の企画から撮影にかける思いをお聞きし、映画作りの面白さを改めて感じました。そして、今回は木村大作さんが35mmフィルムで撮影してくださいました。興奮しました。現場にはチェック用のモニターもなく、藤井監督が現場にいて、心地よい緊張感の中でのお芝居は、とても贅沢で幸せな時間でした。また、北陸の美しい景色をフィルムに残せたこと、大きな財産になったと思います。一日でも早い復興を、心より願っています。

斎藤工
一つの娯楽を超え、時代に必要とされ、必然的に生まれる映画があるとしたらば『港のひかり』は正に”それ”だと思います。河村光庸さん、藤井道人監督、舘ひろしさん、木村大作さん、日本映画の要であり、同時に邦画の未来を照らすひかりの様な方々のプロジェクトに参加させて頂けた事は、ご褒美の様でもあり、未熟者の自分には恐ろしさもありました。憧れの更に向こう側にあった木村大作さんのフレームの中で、大先輩方に囲まれながら、八代龍太郎と言う、愛し難き卑劣な人間を演じる人間として、唯一肯定し、愛でると言う、役者業の奇天烈さと旨みを同時に味わせて頂きました。剃り落とした眉毛も含め、斎藤工が本作に少しでも役立っている事を祈るばかりです。2023年の年末、撮影期間中、毎日眺めていた立山連峰の荘厳な山々の景色が今尚目に焼き付いています。北陸地方の復興に対して、自分が出来る事、映画が出来る事に、微力ながら向き合って行く所存です。『港のひかり』が北陸地方の方々のひかりになる事を心から願っております。

ピエール瀧
今回初めて藤井組に参加させていただきました。能登の清々しい海岸線、路面電車行き交う穏やかな富山での撮影はこころに深く刻まれる、思い出深い風景となりました。撮影の木村大作さんのパワフルな佇まいに身が引き締まり、舘さんと桔平さんというふたりの素晴らしい“アニキ”とお芝居をさせていただいたことは、とても光栄で幸福な時間でした。この映画のフィルムに刻まれた数々の風景が、鑑賞されたみなさんの心にいつまでも響き続けることを切に願います。

一ノ瀬ワタル
「港のひかり」は、2022年に亡くなられた河村光庸プロデューサーが生前に企画した最後の作品となってしまいました。自分にとって河村光庸プロデューサーは下積み時代からとても応援してくださった恩人の一人です。その恩人の最後の企画に出演できた事をとても嬉しく思っています。この映画が河村さんに届く事、そして多くの皆様に劇場で観てもらえる事を願っております。

MEGUMI
この度、港のひかりで大森美和子役を演じさせて頂きました。美和子は人生の歯車が少しづつ狂ってしまい、何処からやり直せばよいのかさえも見失ってしまった女性です。一件強烈なキャラクターにも見えますが、誰もが持つ弱さを体現している人です。そんな美和子に共感しながら演じさせて頂きました。
今作は震災前の能登を舞台に、地元の方々に沢山の協力を頂きながら、藤井道人さんと木村大作さんのタッグで撮影されました。能登の美しい景色の中で自分の為ではなく、他人の為に生きるというテーマで描かれています。是非劇場でご覧下さい。

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『港のひかり』

監督・脚本:藤井道人
企画:河村光庸
撮影:木村大作
美術:原田満生
音楽:岩代太郎
出演:舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀、黒島結菜、斎藤工、ピエール瀧、一ノ瀬ワタル、MEGUMI、赤堀雅秋、市村正親、宇崎竜童、笹野高史、椎名桔平

日本公開:2025年11月14日(金)全国公開
配給:東映、スターサンズ
©2025「港のひかり」製作委員会