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2024.09.21 19:00

オードレイ・ディヴァン新作『エマニュエル』2025年1月10日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

『あのこと』(22年)でベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した新鋭オードレイ・ディヴァンの最新作『エマニュエル(原題)』が2025年1月10日(金)に日本公開されることが決定し、場面写真3点が解禁されました。

原作は、1974年に映画化作品が全世界を熱狂で包んだ、エマニエル・アルサンによる官能文学「エマニエル夫人」。

主演を務めるのは、『燃ゆる女の肖像』(20年)、『TAR/ター』(23年)での好演も記憶に新しいノエミ・メルラン。共演には、ウィル・シャープやナオミ・ワッツらが名を連ねています。

現在開催中の第72回サン・セバスティアン国際映画祭(SSIFF)のオープニング作品に選出。記者会見で、「今作はかつての『エマニエル夫人』からは監督の手法もアプローチもまったく違いますが、リメイクされるにあたって苦労されたことは?」と尋ねられたディヴァン監督は、「今作をリメイクとは考えていません。“エロティシズム”というのは何を隠し、何を見せるかということだと考えています。70年代最初に映画化された作品は、その枠を拡大しようとするものでした。そして、実際に拡大されたため、人々の記憶に強く残りました。私は、今回異なる試みをしました。あえて枠を設けてみたのです。観る者の想像力をかきたて、画面外の状況も利用して引きこめるのか。今はすべてを見たければ、インターネットやポルノがあります。そういう時代でも、エロティックな映画に人を引きこめるのか。それを考えて取り組みました」と回答。

主演のノエミ・メルランは本作への出演について「私はオードレイ監督も『あのこと』も大好きで、彼女のまなざしや作品のファンなので、お声がけいただいて嬉しかったですし、興味をそそられました。ワクワクしながら脚本を読んで、とても強いつながりを感じました。エマニュエルの中に、私がいたんです。映画の冒頭では、エマニュエルは抜け殻のように心と身体が解離しています。彼女は社会の要求に応えていて、自身の悦びはありません。そこから、本当のエマニュエルになろうとする彼女の旅、物語がはじまります。本当の自分とつながり、悦びを得て、すべてから解放されるために。私にはストーリーがすんなり腑に落ちたので、お受けしました」と語りました。

オープニング上映ではスタンディングオベーションが起こり、9月25日(現地時間)のフランス公開にむけても弾みのつく上映となりました。

Photo by Juan Naharro Gimenez/WireImage

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『エマニュエル(原題)』

エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を禁断の快楽へといざない──。

監督:オードレイ・ディヴァン
原案:エマニエル・アルサン著「エマニエル夫人」
脚本:オードレイ・ディヴァン、レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ノエミ・メルラン、ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、チャチャ・ホアン、アンソニー・ウォン/ナオミ・ワッツ
原題:Emmanuelle

日本公開:2025年1月10日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国公開ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
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