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2024.04.09 11:00

ソフィア・コッポラ監督『プリシラ』称賛コメントが到着!

  • Fan's Voice Staff

昨年のベネチア国際映画祭で主演ケイリー・スピーニーが女優賞を受賞し、A24が北米配給を手掛けたソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』の本編シーン映像と、著名人8名からの称賛コメントが解禁されました。

エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」(“Elvis and Me”/当時は新潮社文庫より出版、現在は絶版)を基に、エルヴィスとの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れを、プリシラの視点で繊細に描き出す物語。

今回到着した映像は、大邸宅グレースランドでエルヴィス(ジェイコブ・エロルディ)と暮らすようになったプリシラ(ケイリー・スピーニー)が、ライフスタイルもファッションも彼の望み通りに合わせていく様子が見られる場面。ドレスを選んだあと、「黒髪にして、アイメイクはもっと濃く」と言うエルヴィスに、プリシラは笑顔でうなずき、髪を黒に染めてカールをかけ、濃いアイメイクを施し、恋人の望むスタイルへと変身を遂げていきます。

以下、到着したコメントです(敬称略、順不同)。

中里唯馬 (ファッションデザイナー)
誰もが憧れるロマンスの裏側には、移ろうプリシラの生々しい内面が美しくも儚く描かれる。
この映画は、私たちに自らの人生を生きるとは何かを問いかける。

小泉智貴(TOMO KOIZUMI デザイナー)
なんとなく知った気になっていたプリシラのストーリー。
ソフィアのフィルターを通して観る誰もが夢みる展開は、ファッションやメイクなどあらゆるディテールへのこだわりで悪夢の場面ですら甘く美しい。
変わりゆく時代とともに変わっていくプリシラの姿に、現代を生きぬく力をもらった。

MEGUMI(俳優・プロデューサー)
世界中の女性の憧れの存在であったプリシラが、実は、私達と同じような悩みや痛みを抱えていた事に驚きました。
変化していくプリシラに、いつのまにか自分を重ね合わせ、ビターな経験が人を豊かにしていくのだと勇気をもらいました。
ソフィア・コッポラさんの世界は相変わらず可愛いが詰まっていて本当に大好きです。

中野香織(服飾史家)
50年代の女学生服から60年代のビーハイブ黒髪とキャッツアイのポップクイーンスタイルを経て
70年代の軽やかなプリント柄とデニムへ。
14歳から27歳までのプリシラの変貌と心の揺れがファッションを通して繊細に切なく映し出される。

北村道子(スタイリスト、衣裳デザイナー)
新人女優はソフィア・コッポラによって「映画」に出会う。
『プリシラ』、この作品は1人の女優の成長映画かもしれない。

山本浩未(ヘア&メイクアップアーティスト)
お伽話からアイライン、そして本当の自分へ。
少女の夢の先の物語

立田敦子(映画評論家)
“愛している”だけでは続けられない。
結婚における男と女の差異心理を鮮やかに切り取る
ソフィア・コッポラ版“マリッジ・ストーリー”
スポットライトの影に佇む女性に寄り添い、
その葛藤に共鳴するたおやかなまなざしに心を動かされる。

東紗友美(映画ソムリエ)
きらびやかな世界の中で際立つプリシラの孤独。
空っぽのまま過ぎていくスターとの恋の真実、その稀有な時間を追体験する。
でもこれは夢物語じゃない。
純真な少女が孤独と引き換えにタフな精神を手に入れる。誰しもに訪れるサナギから蝶になる過程を、
60年代の空気と共にソフィアは美しく描き切った。

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『プリシラ』(原題:Priscilla)

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実──。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。

監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演: ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
2023/113分/アメリカ・イタリア/ビスタ/5.1chデジタル/字幕翻訳:アンゼたかし/PG12

日本公開:2024年4月12日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
配給:ギャガ
公式サイト
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