『関心領域』日本版予告編&ポスタービジュアルが解禁!
- Fan's Voice Staff
第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した『関心領域』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
アウシュヴィッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族を描く今作。原題でもある“The Zone of Interest”とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。
ポスタービジュアルでは、アウシュヴィッツ収容所の所長とその家族が緑生い茂る広い庭で悠々と過ごす様子が描かれていますが、ここはアウシュヴィッツ収容所の隣。本来収容所が写っているはずの壁の向こうは漆黒に塗りつぶされています。
予告編では、壁の向こうにはまるで何もないかのように暮らす家族たちのどこにでもある穏やかな日常が映し出される一方で、壁一つ隔てた収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族が交わす視線や気配から着実に伝わってきます。
イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(13年)のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化。製作は、昨年度のアカデミー賞で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手がけるA24。
初お披露目となった第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第81回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)など3部門にノミネート、第77回英国アカデミー賞では英国作品賞、外国語映画賞、音響賞を受賞し、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の計5部門にノミネートされています。
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『関心領域』(原題:The Zone of Interest)
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー
原作:マーティン・エイミス
撮影監督:ウカシュ・ジャル
音楽:ミカ・レヴィ
出演:クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー
2023年/アメリカ・イギリス・ポーランド映画
日本公開:2024年5月24日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
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